土星は人生における安心安全の基盤作りを求められる。5ハウス土星のケーススタディ。

人生の方向性を示すのは太陽ですが、
社会においてどこを目指していくのか?

という意味では土星だと考えています。

人生の苦難を示す惑星であるから忌避される傾向があるが
本質的にはそのサインやハウスの示す舞台で

しっかりと社会的活動してもらいたいが故の土台作りが大事なところです。
5ハウス土星の例に考えていきたいと思います。

「限界」や「時間」を示す土星

土星

土星が示すのは「限界」「時間」というもの。
きっちり「時間」を守っているからこそ
ちゃんとした電車の運行ができたりしますし
枠組みによる「限界」が分かるからこそ
超えてはならない一線というものがわかったりします。

土星期は55〜70歳くらいと人生の終わりを意識してくる年代になります。

この頃になって、生まれた頃から種を蒔いてきて
社会で自らの役目を果たす意味合いが何か、というのが見えてくるであろう時代です。

老年期と自分の限界、残された時間の少なさが見えてくる時期でもあり
社会的な目標達成としても大詰めを迎えてくる時期でもあります。

そんな中でも自らが社会に出てやり遂げるべきものの意味が見えてきて、
ここにくるまでに人生をしっかり生きてきたか問われることもあるでしょう。

人生で大詰めを迎えて何かを成し遂げたいが、
そのためには何があってもブレない軸が必要になってくる。

その前にしっかりした基盤づくりが必要になってくるのであって
基盤作りに抜け漏れがないように厳しさを持って
弱いところを突いてくる…

いわゆるそれが土星の厳しさがここに現れるのでしょう。
こうした厳しい点検の末に、自らが社会に出るにおいて
問題ないであろう基盤を形成していくのです。

これが時間をかかってでもやらせる価値があるからこそ、
容赦無く弱いところを突いてでもやらせるのかもしれません。

ケーススタディ・5ハウス天秤座土星

土星

自身の中でどういう方向性に進んで良いか見えない、という事例の方の例。
5ハウスで天秤座土星、これがインターセプトしているので
なかなかその才能を自認しにくいところにいます。

天秤座といえば平等性のある世界、均衡に美しさを求めます。
天秤座土星、天秤座冥王星など天秤座の色濃い時代では

結婚や人との関わり方の関係性が、今までと全く変わるような時代でありました。
そこで5ハウスの土星。エンタメのハウスですね。
アミューズメントパークのようなもの。

自らのうちに眠る創造力を引き出して、楽しめる舞台を作ること。
芸術的想像力が生きるハウスでもあります。

自分の創造力を使ってグッズを作るでも良いかもしれません。
その舞台が平和をもたらすでしょう。

土星というのは形を成すまで時間がかかるもの。
車の運転にしても法定速度や交通ルールを守らないと
危険なドライバーが増えますので、
多くの人は皆ルール意識(土星)を守って
安全運転を試みて、ルールをしっかりした運用の上で生活しているわけです。

天秤座土星で言えば、調和的に安定した世界というのを
アミューズメントの領域でやっていく、というイメージでしょうかね。

総括

土星

土星は何かと厄介なもの扱いされがちですが
枠組みを作って収拾をつけさせてくれるからこそ
安心してこの世界で生活をできているとも言えます。

無法地帯だと何かと死活問題でしたでしょうから。

この記事を書いた人