天体の逆行については様々な考え方があって、
生まれた日に水星逆行していなくても、
生まれた後の日に逆行していたとしたら、何年か後には逆行したような状態になる、
という風に言われています。
生まれてから「知恵遅れ」のような症状を感じた時、どういうことが考えられるか考察します。
もくじ
知恵遅れの原因は水星か

私自身は言葉を話し始めたのが5歳と遅咲きで、
他者と会話して友人を作り始めたのが高校に入ってからというもので
それまではずっと受け身の人生でした。
いわゆる「コミュ障」というやつです。
世間の常識にもついていけず、ずっと取り残されてきた人生。
なんでそんな「普通」でない人生を送ることになったのか原因を探りました。
いくつか調べる中で水星逆行について知ることになりました。
水星が逆行していると知性のエネルギーがスムーズに働かない、と。
しかし私の場合は別に水星が逆行しているわけでもなく、
それどころか他の10惑星全部が順行状態で、
むしろ逆に稀とも言われる「全天体順行状態」で生まれたのでした。
逆行だったのはキロン、パラス、セドナ、エリス、ハイジア、
ステーション状態がドラゴンヘッド。
逆行だったのが小惑星ばかりで、知性と言えるのはパラスくらい。
強いて言えばその逆行のパラスがカルミネートだというくらいだろうか、
だけども説明がつかない。
順行なら、なぜ苦しまなくてはならなかった??
プログレス法で、いつから逆行が終わるか、あるいはいつ逆行が終わるかを見れる

天体の逆行を読む時にはポイントがあるようで。
誕生して何日後に逆行しているか?
例えば誕生して5日後に水星逆行しているとしたら、プログレス法(1日1年法)の考え方では
生まれてから5年後に水星逆行したような状態になる、と読みます。
プログレス法は1年経過するごとに、
生まれてから1日後の天体模様のトランジットに移り変わる手法で
自分自身の体内時計として計算する方法。
プログレスでは主に月の動きを見て、その人の現状のステータスを確認するのです。
逆行生まれだったり、時期的に逆行の時期に突入すると
自分独自の考えに囚われて、他者とコミュニケーションが噛み合わない、
そのことで堂々巡りになる、という特徴が現れやすくなります。
逆行から解放されると少しずつ正位置にエネルギーが戻ることで
今まで溜まっていた強力なエネルギーが流れ出す、という構図になるのです。
水星がステーションという一番水星のエネルギーが滞っていた時期に生まれた人でも
故スティーブ・ジョブス氏のように水瓶座水星がステーションしていたエネルギーを
逆手にとって大成した人もいるので
逆行が一概に人生足を引っ張り続ける、ということでもなかったりします。
知恵遅れで足を引っ張っていたが、土星の影響が緩んだことで一気に水星のエネルギーが流れ出した?

そんな具合にプログレス法で見るやり方もありますが、
私の場合は10天体順行期間に生まれたというのもそうだし
生まれてから一生の間を想定する日々の間に何らかの天体が逆行する、
というのはエフェメリスにありませんでした。
小惑星パラスが逆行している、という以外に何かそれらしい要素があるか?
一つは水星と土星のコンジャンクション。
なかなか言葉が表に出せない性格、そして暗い性格を形成します。
勉強する内容としては社会で即戦力として使える内容。
土星は重圧をかけるので、なかなかスムーズに言葉を出せなかった幼少期。
生来の内気な性格と、父親の過干渉があったこともあって自分の意見を言うことができなかった。
発言一つ一つが悲観的で保身に走りがちと言う、
土星の悪い部分について大いに喰らっていたことがまず一つ。
いい意味で言えば知性を蓄えるのに時間をかける、と言うところであるが
素質の開花という意味では、まだまだ時間がかかる、というのを
今の段階ですら思います。
水星ー土星0度に加えて、水星が蠍座数え29度とかなり高い度数で
いわゆる「涙の29度」に近いものがありますね。
蠍座の29度なので余計にプレッシャーのかかるところで、
力を発揮するのに抵抗があるような度数であること。
そして私の場合は生まれる2日前にちょうど水星逆行が終わったタイミングでした。
水星逆行が終わった、と言っても終わればそれでよしでなく、
順行逆行でステーション状態になってから逆方向に動いて
スムーズなスピードで動くまでは、実はとても時間がかかるもの。
惑星が向き変わってから順調に流れるまでは約一週間は見た方が良い、という話を教わりました。
つまり逆行終わって2日くらいでは、まだ本来のスピードで運行していないということ。
そういう意味でも水星順行の時に生まれた人と比べると
知性のスピード感としては比較的遅い方になります。
私自身、一度他人から聞いた話がすんなり頭に入らなかったり、
言語や知識の習得において幼少の頃から遅いことは
比較的遅い方だなというのは感じていました。
時間をかけて学ばないとどうも安心できないし、知識が入った気がしない。
総括

私は5歳から話始めたというのが母の話からあって、裏付けというお話でないが、
ステーションから元に戻るまで7日くらいかかる説を
裏付けるエピソードのように思えました。
なぜ一度聞いた話がすんなり入らないのか?
なぜ人より学びが遅い方なのか?
幼少期から他者よりも飲み込みが悪い、ということを気にしていて
それがなぜなのか少し紐解けてきた気がします。
土星にせよ涙の29度にせよ、水星を見ると時間がかかる傾向ばかり目につきました。
その葛藤を乗り越えて、ようやく溜まったものが流れ出す、
ということで水星はとても強いエネルギーを
今までの反動で打ち出してきます。
そのエネルギーを発揮するまでの雌伏の時間を肥やしにできるか?
それを普段の生活から問われているのですね。