とある複数回のヒーリングセッションを受けて、途中で辞めてしまった人の事例。
なんでもヒーリング受けたけどいいことが起きないで、
むしろ悪いことばかり起きてしんどいので
一度取りやめる事になったと言うのを風の噂で聞いて。
急にこの話が出たのはリリスが変わったタイミングもあってか?
月もリリスも「母親」と言う側面を持つので
今回は母子関係の考察をしました。
もくじ
月が示す幼少期と、リリスが示す「母との関係で満たされなかったもの」

占星術における月が「母親」と言うのは、
すでに何度か示されていることかと思います。
月のアスペクトで母親との関係性というのを窺っていく感じです。
9ヶ月に1度サインチェンジするブラックムーンリリスというのは
「黒い月」の名の通り、感情における暗い側面、
自分では意識できていない側面のことを指します。
自分では意識していないが、他人からは分かるような感じ。
自分の暗い側面というのは、得てして他者や周りの環境に投影してしまう、
というのは形而上学で良く言われるかと思いますが、
リリスがまさにその部分に当たるのでないかと思っています。
リリスというのは「母と子の断絶」
という意味合いも持っているとされています。
これはどういうことかというと、
自分の母との相容れることのないポイントがどこであるか、
というのがハウスやサインで示されるということ。
子育てに気を配ったところで、母親も完璧ではなく、どこか綻びは現れるもの。
満たしきれなかった綻びが示されるのがリリス、という見方になるでしょう。
現実の人間関係は親子関係の延長線上?

職場やパートナーと上手くいっていないということは
その人間関係の元を正すと、両親ということになる。
人間にとって、一番そばにいた人物は誰か?
両親ということになり、大体は一番近くにいるのは母親です。
ホロスコープでも見えてくるものはあると思います。
太陽や月のハードアスペクトであれば、
配偶者であったり、あるいは父親か母親のどちらかとうまくいっていない、と見て取れる。
ホロスコープからも親子関係の延長線上が
パートナーシップの関係性というところが見て取れるわけです。
冒頭のケースの方の太陽星座が水瓶座、月が蟹座。
月蟹座ということで何かと影響力の強い母親像。
蟹座月ということで「コミュニティ内の人を繋げる」強度が色濃いことが伺えます。
良かれど悪かれど「強い母親像」でしょうか。
母親との関係性の解消を一つ一つこなすこと

ヒーリングを受けている最中に酷い出来事が起こった、ということですが
ヒーリングというのは好転反応のような効果で
自分の膿になる部分が出てくることもあれば、
いわゆる「良いこと」が起きるかもしれない。
その方の事例では、膿になる部分がたくさん出たのかもしれません。
その膿というのが自分の気づかなかった感情の部分、
つまりリリス的な素養になるのでないかと考えます。
ヒーリングセッションを途中でやめたのがいつかによりますが、
この時期で言えばリリスが天秤座にいて、それが蟹座月とハードアスペクト。
月もリリスも「母親」の性質が絡んでくる、と先ほど言いました。
おそらく現象化していることが、母親との関係で解消しきれなかった感情というものが
他者を通して現れてしまっているのでないか?
太陽が水瓶座ということであれば、蠍座リリスとハードアスペクトになることもあるはず。
蠍座なのでえげつない感じで感情を突いてくることが考えられる。
蠍座は「光」も知っていれば「闇」にも関わるところもあり、
陰謀論的なものとか、お金をえげつない手口で手に入れたりとか
「闇」的なところに関わることもありうる。
私自身も自分の暗い側面を他者を通して突きつけられた、ということは多々ありました。
私の場合は心理カウンセリングの先生を頼りに行って、
先生を通して一つずつ満たされなかった感情を解消していく、というワークを行いました。
その不快な感情は過去にもなかったか?
過去にあったとしたらどういうシチュエーションだった?
誰がいた?いつ?どこで??
その感情を感じたということは、本来はどうありたかったのか???
周りの人との関係性が親子関係の延長線上であれば
親子の間でできた未消化の感情を消化すること。
一つ一つ丁寧に対処していくこと。
私が同じようなシチュエーションだった時は、そのようにして
自分の苦境を脱することができました。
総括

火山灰が当たり前の場所にいては、そうでない場所の人と関わっても平行線に終わる。
だから火山灰の出る場所から離れるしかない、
火山から煙がなくなってようやく活動できる。
そうなると問題を引き起こしている要因から離れること、
そして一つ一つの課題を解消していくこと、
というのが近道なのかもしれないですね。