「平等」に対するこだわりが強烈?「平和」と「平等」をもたらしに来た、天秤座冥王星世代の特徴。

天秤座冥王星の世代について言えば「平等」をもたらしにきた、というのは強く感じます。

私が関わってる天秤座冥王星世代の人だけかもしれませんが。
1980年代あたりだと天秤座土星、冥王星があって
どれか一つでも天秤座の惑星があれば、天秤座の色合いの強い
天秤座サインオーバーロードになりやすい世代。

天秤座冥王星世代でいえば、時期を選べば
天秤座サインオーバーロードの人が多くなるでしょう。

今の世は水瓶座冥王星時代。

これがネイタル冥王星とトラインになるわけだから
ここしばらくは天秤座冥王星世代生まれの人が
活気付いてくる時期でもあると言えるでしょう。

天秤座冥王星の定義

天秤座冥王星

まずは天秤座冥王星の定義から洗ってみることにしましょう。
世代的には1971年〜1984年生まれあたりの人が該当します。

私的には以下解釈でまとめています。

この時代に起こった出来事で言えば結婚生活の激変とウーマンリブ(女性解放運動)に
代表される女性解放運動。男は仕事・女は家事、そうした概念の崩壊を迎えうる走りとなった出来事が
いくつかありました。個人的および世界的な関係における変化の必要性を洞察する能力を持っています。
正義という概念についてと、人間関係の変革に関心を持つことになるでしょう。関わった事柄に
「均等」であることを良しとし、平等でない、固定概念に囚われたものを覆す破壊力を持っています。

そもそもの観点で言えば、男尊女卑の考えが強かった日本において
「男は働くもの、女は家で家事をするもの」という考えが
長い間根強く定着していました。

この1971〜84年代というのが「男女平等」というものが叫ばれた時代。
フェミニズムの走りになった女性解放運動なるものが盛んだった、
とされる時代に生まれた世代。

まぁ、生まれついてその流れに乗ったと言うべきでしょう。

それまでが「不平等」だったので、それが「悪」で
不平等を正すのが「善」という空気感がこの時代背景としてあるようです。

天秤座を示すタロットは「正義」。
正義にまつわる概念も組み換えがなされた時代でないか。

天秤座サインが示すものについて

金星

冥王星はそのサインに関わる要素を根底から変えて再構築します。

では天秤座サインが示す要素とはなんだろうか、というお話。

天秤座定位ハウスは7ハウス。これが示すのが「結婚」「共同作業者」「裁判」など。
「正義」のカードが秤にかけて物事の成否を図る重いカードだけに
何かを比較する、裁判をするという事柄も現れます。

あとは金星がルーラーなので、美容、美的感覚にまつわる価値観もそうでしょう。
この生まれの人については、人によっては
結婚や他者との共同に興味を強く示す人もいるでしょう。
結婚の前提で先述の男は仕事、女は家事という考えもあったり
そもそもの制度を見直したり、そこを改革したい動きもあったでしょう。

結婚という制度そのものが歴史が浅く、調べてみると
元々が旧時代に戸籍のない人々に結婚を通して籍を与えることで
兵役の義務を与えるという、軍国的思想が出典のようでした。

「男はXX、女はXX」という形式を付与し
国が共同体にいる民に愛国心を根付かせた頃の名残。
なので結婚における考え方として微妙なところがあったのが当時の様相。

3ハウスの示す教育もそうですが
軍国主義時代のものをそのまま踏襲している傾向があり
この「結婚」というジャンルについても御多分に漏れがありませんでした。

過去の世代で通用していたものが
価値観の違う現行の世代で通用するハズがありません。

だから改革が起きたのです。

この物質世界に「平等」なんてない

冥王星

「男は仕事、女は家事」に代表されるように、世代によって感覚は異なるもの。
世代による価値観の違いと言うのは天王星以降の惑星で示されます。

多少年齢が離れていてもトランスサタニアンが火と風、
地と水の組み合わせなれば分かりみがあると言えるし、
今の時代が風の冥王星であれば、風の冥王星世代であれば
この時代に乗っていけると言えるでしょう。

異常なことが起きる時は大体トランスサタニアンが絡むし、
扱いにくいのは確かであるが、
政治家のようにトランスサタニアンが強い人が世界を動かす、と言えます。

この物質世界に平等なんてものはありません。
生まれ持って不平等なもの。
不平等だと認識しているから争いが起きる。

だからこそ天秤座という星座があるのです。
この世界に「平和」をもたらし、「平等」をもたらすために。

総括

冥王星

占星術師の松村さん曰く、天秤座の6〜7度、15〜16度あたりの
危険とされる度数の天秤座惑星を持つ人においては
人との関わりで傷つき、傷つけられる、といった経験を持つ方も少なくない、
という話がありました。

そうでなくとも天秤座サインが色濃いと
どうしても他者との折衝は避けられない。

「愛」もあれば「契約」での関わりもある。

そうした他者との摩擦などを経験しながら、
新たな他者との関わり方を構築、改革していく。

こうして結婚などの「他者との関わり」に関して
大きな改革を加えていく世代が天秤座冥王星世代、ということでしょう。

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