誕生日になったら見ておきたいソーラーリターン図。
生まれた時の太陽の度数に戻ってきたタイミングで
その年の運勢を測る、と言うものです。
現代では外のサイトでもソーラーリターン図を出力できるので
それを紐解いてやってみるのも良いでしょう。
もくじ
ソーラーリターン図でどこをみるか

太陽が生まれた時の度数に戻るチャートなので
産まれた日にち、時間に戻るとは限りません、
多少前後していたりすることもあると思います。
太陽が生まれた時の度数にいる時のトランジットを切り取ったもので
ネイタルチャートとだいぶ異なると思います。
ネイタルチャートとソーラーリターン図を被せて
その年の動向を追ってみるというのもアリだと思いますが、
ベーシックなのは太陽、月、ASC、そしてMCでないでしょうか。
どこかで取り上げたかもしれませんが
ASC:その年の始まり、テーマ
MC:その年に目指すこと
太陽:その年に目指す方向性
月:その年の居心地良い戻るべき場所
という感じですね。
ソーラーリターン図・ケーススタディ

ある年に誕生日を迎えた方のチャート。
チャートは割愛。
まず強調しているのは冥王星であるのが見えます。
カルミネートは冥王星。
これまで扱ったことのないスーパーパワーで台頭していく。
どんなエネルギーを活用するのか、それは分からないが、
自分の社会的地位を利用して仕事する場所において、
「常識」という制限を外したエネルギーが持ち込まれるというのは確か。
水瓶座冥王星ということもあって全く斬新なエネルギーでしょう、
パラスが絡んでいるので、そこに独創性が加味されます。
自分自身の社会的な立場において、状況が一変するかもしれませんね。
カルミネートといえば、結構苦手なことがあてがわれやすいこともあり
いいえて「イエスオアノー」を決めるのが難しい側面もあり、
そこを迫られてもなお乗り越えるのが大事、とも言える感じ。
冥王星なので集合意識に対して影響力が強くなりそう。
大体は主だったところのサビアンシンボルを見ていくと良いのでないでしょうか?
太陽は魚座数え6度「正装して行進している将校たち」
国家など集団、ひいては世界に対しての命懸けで、
自己犠牲を伴った奉仕をする人にありがちなサビアンシンボル。
11ハウスということでグループ活動系が主軸になりうることが考えられます。
セレスと0度ということもあって、「自他の生育」に絡んでくるところもあると見ます。
月は山羊座数え14度「花崗岩に彫られた古代の浮き彫り」
自分と共鳴できる思想の人や出来事を発見して、自分のしたことは間違いないと確信を得ること。
古代から記されるものを大事にするとも言えるかもしれません。
9ハウスということで、海外に日常生活を置く、ということでないだろうが
少なくとも海外とか、専門性のある学問については興味が強くなる、という感じ。
金星・キロンー月ー火星のTスクエアで怒りの方向性には注意したいところ。
他者との関わりで忙しくなったりしそうである。
ASCは牡牛座数え12度「メインストリートをウィンドウショッピングしながら歩いている若いカップル」
買い物をして自分の心に刺さるものを選ぶことで自らを満たす。
良いものを歩きに歩き回って、吟味して吟味して、ようやく実行に移す感じ。
金星ルーラーのサインということで、ものとして手に取れるものを作る、声楽だとか
五感にまつわる活動というのも考えられそうなところ。
あるいはサビアンシンボルそのまま、本当に男女横並びでいるのかもしれない?
MCは山羊座数え26度「水の精霊」
自分の感性を磨いて、自分の組織にあるものを活用すること。芸術センスや感受性に優れる。
山羊座といえば山のてっぺんを目指していくサインではあるが、
後半の度数になることによって蟹座の影響が入ってくるので
感受性について理解する必要があることを理解して、その影響を受け入れます。
組織的な活動の中において、自らの感性を生かしていくことで、山のてっぺんを目指し、
そこから現状の社会に対しての改善点を見出して改善に向かって、社会に貢献していくのです。
蟹座・山羊座が強調され牡羊座、天秤座インターセプトで、
あまり自己内省に耽っている時間も取れなかったり、心身における問題に注意か。
・「社会貢献」「健康」にまつわることがテーマにもなりそう。天秤座か金星の強い人との関わり(天秤座バーテックス)
・弛まない努力、夢を育むような対話力が物的幸運をもたらすかも(パートオブフォーチュンと水星、土星の絡み)
内面的葛藤がありつつも、ゴールに向けたエネルギーで阻害するものはあんまりなし。
独特なアイデアとカリスマ性がMCを達成することを近づけるでしょう。
総括

という感じでソーラーリターン図を見ていきました。
冥王星がカルミネートしてるって
どんなシーズンになるか想像つきにくいところありますが。
過去の年にどんな感じだったか?
振り返りとして見ていっていくのも面白いでしょう。