年齢期の月から水星に至るにあたって。自分の気持ちと学びの分野の照合について

月の年齢域は0歳から7歳の間。
この間に好き嫌いとか、あるいは根幹となる感情が形成されます。

その後に来る7歳〜15歳の水星期。

子供の頃に勉強なんてやりたくない、って思ったことは数知れず。
だけどそんな月の好き嫌いに関わらず勉強を「やらされる」初等教育時代。

月期から水星期に渡るにあたっての考察。

割とどこにでもある「水星」

水星

水星がそもそも何を示すかで言えば、交通手段や通信手段のように
遠くや近くにいる相手と何かをやり取りすること。
そのために自動車などの乗り物や電話などを示すことになります。

どのようにして他者と交流するか、うまくやっていって
会社の仕事みたいに集団で一つの目的を達成するためにやっていくか。
その術の基礎となるものを、この水星期に学んでいきます。

乗り物とか電話などのやり取りする手段を示すことからも、
そうした具合で水星というのは割とどこにでもある惑星。

水星が支配していないものはこの世界にないとされます。
逆行して滞りがあったり、何かと気まぐれなのが玉に瑕。

タロットでも逆位置だと足を引っ張られて
足止めを食うことに感じるのと同じように
水星が逆行していても何か滞っているようにすら感じることも。

なぜか物事がうまく進まない。
しかしずっと暮らしてきて、汚れない部屋はない。

そこをキレイにすれば循環が良くなるように、
いったんキレイにする必要があるのが逆行期間ということ。

運行が早いので、仕事や世情はこの月や水星に左右されやすい部分もあります。
人の年齢的にも月の次は水星期にあたるので。

7〜15歳なのでこの義務教育時代の時期に知的な興味の対象などが形成されます。
ここに来て月という「家庭」を離れて、実践的な才能を学びにいくのです。

どういう知的ジャンルに興味があるかというのは
水星単体を見てもわかるでしょうが、
水星の動きが速いので何らかの惑星と絡むことがあるので
そこが示すジャンルがキモになりそうです。

あとは「移動」の大小でしょうか?

国内での移動とかは3ハウスとか水星というのが移動の頻度を示すのでは。
どれくらいの頻度があって、どういうところに移動するのか。

水星期に学ぶ社会の理不尽さ

水星

勉強はやりたくないものだけど、そんなものをお構いなしに学校に行き、
対してやりたくもないジャンルの勉強を学び、テストというもので比べられる。
ここで「会社」という理不尽を学ぶのでしょう。

僕も学校の勉強は嫌で嫌で仕方なく、テストの時しか本気を出しませんでした。
月から水星の7歳以降から、社会の理不尽というものをここで学びます。

会社の仕事が大してやりたいことでないが
生活のために嫌でもやらねばならない。社会の登竜門と言えるのが学校。
ゲームやスポーツをしていた方が楽しいが、勉強が苦痛。

最近不登校児童が増えているニュースを聞きますが
これは不思議なことでも何でもなく、必然に思えます。
月星座が趣味だとするなら、得意なことに照応しない星座であるとただただ苦しむ一方。

子供の頃に不得意なことをしているとやる気も失せ、
ゲームやマンガに明け暮れていた時の方が、俄然やる気が出る子供も多かったでしょう。

大人になって学ぶこと

水星

これは会社に行っても同じことを繰り返します。

大してやりたくない会社の仕事をやってる時は
死んだ魚のような目になって満員電車に毎日乗り続け一心不乱に働き
土日祝日になって自分の好きな時間になると「月」が喜ぶ。

平日に「水星」は喜ぶかも知れないが「月」が死んでいる。
休日に「月」は喜ぶが「水星」が機能停止する。
月と水星に関していえば、アンバランスな生き方をする人が多いのが事実だと思ってます。

もっといえば水星は揮発性なので、興味を持った時には水星が輝くが
時間を経つにつれ失った時には死んでしまう。

何に対して興味が湧くかでいえば、水星のアスペクトが鍵を握ります。

水星が土星とアスペクトを形成するなら
歴史とか旧時代にまつわること、あるいは土にまつわること、
理解に時間を要することでしょう。
時間がかかってもしっかりと理解したい分野をこの人は頑張るはず。

金星なら音楽、美術芸術といった分野だろうし
天王星ならテクノロジー、
冥王星ならこれまでの常識を覆すジャンル(オカルトなど)、深層心理的などの分野でしょう。
学習意欲を維持するにはアスペクトを形成してしないと難しいでしょう。

水星が結構なアスペクトを持っていれば、バラエティの飛んだ知識や表現力になり
アスペクトがなければ型にハマったこと以上のことは難しい、
といった感じになってくるのでないでしょうか。

月が興味のある分野を示しますが、
水星がそこに合致するサインでないと中々キツイのでないかとも思います。

総括

水星

月の示す気持ちとは裏腹の分野を学ぶことに辛みを覚えるかどうか。

不登校児童のアスペクトを見たことがないですが
月と水星のサインが違っていたり、アスペクトに難があったり
そんな部分があるのかなとか考えます。

ただどちらにせよ我慢するのはあまり推奨はされないかなと。

水星期の年齢にハードアスペクトだと
初等教育において辛いと思わされることがあるかも。

どこでその苦難が抜けていくか、
というのはトランジットやプログレス、
あるいはハーモニックから紐解くことになるでしょう。

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