水星という存在は「知性」「コミュニケーション」「情報」「交通」
じつにさまざまなものを象徴しています。
水星は商売の神様であり、トラブルを運ぶ星でもあり
少し扱いに困る存在である天体です。
水星は私たちの生活を支配しており、
四六時中水星が関わらないタイミングはないと言えましょう。
もくじ
水星は「人間の意志」に「かまってちゃん」を演じて気づきをもたらさせる
水星は「商売の神様」という好意的側面もあれば
土星のようなトラブルメーカー気質も持ち合わせています。
それは水星と同一視されるヘルメスが時に
「盗賊」「賭博」といった意味合いもあるので
トラブルをも時に起こす、とも言えるのでしょう。
水星は双子座、乙女座のルーラーであり
双子座と同様に二面性を持ち合わせており、
乙女座のように感情度外視でただただ情報を送りつけることもあります。
「天使」にも「悪魔」にもなりうる存在ですが
水星には決して悪気はないのです。
水星はいい得て「かまってちゃん」的な存在です。
人間がつまんなそうにしてたり、
あるいはただただ毎日コンフォートゾーンで脳死状態で同じことをし続ける、
そういったことが気に食わないので、
土星のように試練を投げつけてくることもあります。
それが誰かを通してあなたに「トラブルが起きたからなんとかして」っていってきたり、
あなたを忙しくさせてきます。
水星がアセンダントや月星座に来たりすると妙に忙しく感じますが
情報をなんらかの形で私たちに送り込むことで忙しさを演出します。
「知性」の星・水星の意図
水星は天体の中でも結構スピード感早く動きます。
それと同様に情報の出し入れが激しくなることもあります。
誰かを通して、あるいは情報の錯綜を通して
日常の忙しさというのは水星によって演出されていることになりますね。
土星の試練ほど強烈でないですが、「プチ試練」的な感じで水星に遊ばれています。
一体何がそんなに水星を天邪鬼にさせているのでしょうか。
水星といえば「知性」を象徴する星です。10の天体の中でも最も賢い星です。
水星から見たらコンフォートゾーンで
脳死状態で生活している私たちを見て面白いと思うでしょうか。
面白くないからこそ
「頭を使え」「もっと面白おかしくやれ」と言われているのでしょう。
私たちは水星に試されています。
いかに脳死状態でしょうもない毎日を送っているのだと。
水星が投げつけてくるのはトラブルが多いですが
同時に脳死状態から復帰するチャンスを与えられているといってもいいでしょう。
総括
はた迷惑な話かもしれませんが
試練がチャンスといえばそうかもしれません。
賢い星であるからこそ脳死状態なものがつまらなく見えるのでしょう。
つまらない人生を抜け出していかに面白おかしく生きるか
ということを求められているという解釈もできるでしょう。
しかし宇宙には無常なものはないのも事実で
それを教えてくれるだけといえば、そうでしょう。
いつまで脳死状態の奴隷でいるつもりなのか。
いつまで隷属した人生でいるつもりなのか。
そこから抜け出して面白おかしく生きていたい、
というのが私たちのスピリットが望むことでないでしょうか。