太陽の描く「人生の輝く方向性」と、土星の描く「社会における到達点」。

太陽は、他者を元気づけることができる、自分が輝くジャンル。

太陽というのは自分の人生の方向性であり、公的な自分の在り方。
対して月がプライベートな自分、日常生活を彩るのに対して対象的な性質。

人は本来「太陽」の方向に表現していきたいし、ハウスの領域で自らが活気になり、
そしてそれが他人を勇気づけるもの。

「太陽」について改めて探ってみましょう。

「太陽」という自分が本質的に向かいたい方向性

太陽

太陽の基本的データからおさらいしてきましょう。

年齢期:26〜35歳
タロット:8力、19太陽
最も相性の良い星座:獅子座
相性の良い星座:牡羊座
相性の悪い星座:天秤座
最も相性の悪い星座:水瓶座
エネルギーの強いハウス:サクシーデントハウス(2、5、8、11)
最も強いハウス:5

太陽という見た目のように、基本的に「火」のエレメントが強い太陽。

自分が本質的に輝きたい方向性というのを示す惑星。
他の惑星は太陽の光なくしては輝けない。
あるべき方向に光を照らす、生きるために必要なエネルギー。

例えば3ハウス太陽ならコミュニケーション、
相手に何かを教え伝えることを通して輝くし、相手を明るくさせる。

8ハウスであれば共同事業やパートナーとの関わり、継承業、概念的な「死」との関わり、
魂の行き来する世界というところでの見えないものとのつながり。

9であれば思想や信念を持つことで輝く、社会に出て、社会と共有するハイレベルな学問を教える。
やりたいジャンルとしては太陽サインが指し示す感じ。

太陽が示すハウスとサインのジャンルで
その人が本質的にやりたい、輝いていたい方向性を見出すのです。

土星という人生のゴールに向けて、太陽の光を辿っていく

土星

太陽というのは自分が向かっていたい方向性であり、
この方向で才能を使っていれば本質を発揮できるのは間違いない。

太陽の話をしているのに、ここで唐突ですが「土星」という単語を出します。

土星というとその人の人生における試練とか短所、
あるいは我慢させられるところという解釈で
どちらかというと有り難がられない傾向があります。

しかし土星の示すところで言えば、タロットで言えば「世界」に相当します。

つまり大アルカナ22枚のカードにおける人生の終着点、
その人が完成させるべき「円環の輪」ともいうべきところ。

土星は苦難であったり、あるいは我慢させられるポイントでありますが
別の見方では「社会における自分が成し遂げるゴール」という意味合いもあります。

木星や土星に関して言えば公転周期が遅くなるので
土星について言えば「社会的な立ち位置で自分をどう活かすか」というのを見る天体。

人生で「生きたい方向」を示すのは太陽だが
自分の「社会におけるゴール」は
ビジネスでの成果などの意味を含む土星が示すところ。

太陽と土星、これらがなるべくギャップの少ない方が本当は楽であるが
大体は異なることが少なくないでしょう。

太陽で表現したい方向性を見出して、太陽の光を辿っていって、
土星という長い時間かけて作るゴールに向かっていくイメージと言えば良いか。

例えば牡羊座土星であれば「何らかのジャンルで先駆者として担うこと」、
天秤座土星とかであれば「何らかの形で平和をもたらすこと」が
社会的地位にてなすべきこととも言えるでしょう。

大体同じ年齢の同級生を見ると
木星以降はハウスなどが違うだけで大まかなところは同じ傾向があります。

しかしだからと言って、社会的目的が同級生皆同じというわけではありません。

一口に天秤座土星と言っても美容師を目指す人もいれば、
音楽に触れる人もいるだろうし、法律の専門家として台頭する人もいるだろうし。
そこからは個人が属した環境によるでしょう。

その人のゴールを見るには太陽や土星を見る、というところでしょう。
土星がラストダンジョンで、冥王星がクリア後の隠しダンジョンと言った具合。

総括

太陽

土星というのは自分の中で「べき論」を持っているイメージの惑星。
天秤座土星なら「世界は平和たるべし」と言った具合に。

太陽というのは「こうありたい」というのを描いている感じ。
太陽とか土星にノーアスペクトだと無目的になりがち。
土星であればハードよりもノーアスペクトの方が意味合いとしてはゆるいとは思いますが。

そういった繋がりのなさを他人を通して補うこともできるでしょう。
人が一人で生きていけないと言われる所以である。

人間関係がカンフル剤になり得る水瓶座冥王星時代であれば
尚のこと重きを置きたいところ。

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