「魂の世界の入り口」「相続」8ハウスは相手との深い繋がりで「継承」をする。

8ハウスは深くつながった相手から何かを得るハウス。
主に深く繋がった相手ありきで惑星の力を伸ばす感じ。

それゆえ、どういった相手と繋がるかが大事になるでしょう。

7ハウスで出会った配偶者であれ事業協力者であれば
8ハウスの過程で「深い関係」になって
自らの惑星を育てるプロセスに移行する、と言うことでしょう。

8ハウスの過程で行われること

8ハウス

8ハウスは「死と再生」の部屋と言われ、水エレメントである蠍座定位のハウス。
水というのは何かと何かをくっつける要素のもの。

深い関係性になった誰かとの関わりで惑星の力を伸ばし、
より力強さを増していきます。

また会社のように考え方の違う人たちを一人一人吸収し、
一つの共同体として集約する、といった集団社会的なものも。

そうした性質からも8ハウスはくっつけることにおいて
束縛というエネルギーも働くハウス。

このハウスは継承という事でもらえるエネルギーが強いのは確かですが
幸運だったり楽だとかいうのは早計でしかない。

「継承」ということにおいては
受け取るという過程に至るまで束縛という過程があるので
自由度という意味では不便な側面もあるので。

また8ハウスは「先祖」と言った意味合いもあります。

そういう意味から言えば、例えば先祖の誰かに
スピリチュアリティある人がいたとしたら
その先祖の誰かからの才能を「継承」したことになる。

死の世界と結びつけられるハウスのためか、魂や心霊現象との親和性もあるハウス。

資産やもらうスキルを示すハウスでもあり、
霊性がどの程度備わっているかも示すハウスでもあります。

8ハウスの強い人の例

冥王星

私が見た中でも、8ハウスのオーバーロードの方で
相続業の仕事をされている方がおられました。

それに加えてスピリチュアルにまつわる事象に興味を強くお持ちであるということ。
他にも、先天的に霊的能力を持っているような方だったり

実際にヒーラーの仕事をされている方の例もありました。
「同化」の意味もあるので

気に入った相手から何かをもらったりする才能にも優れます。
それが例えば相手と「同化」してセッションを行うような、
カウンセリングとかに生きることもあるのでしょう。

必ずしも自営業でないとは限らない。

ここまでの所感では8ハウスに惑星があると、
結婚というものに縁があるケースだったり
または先天的に霊的な素養を受け継いでいるケース、
ということがいくつか見受けられた感じがしました。

霊的能力に関して言えば先天的に持っているケースであったり、
あるいは霊的なものに興味を持つ、
8ハウスに入る惑星に関して言えばこのどちらかの解釈が多いようです。

能力なのか興味なのかは惑星によりけり。

小惑星レベルでも霊的能力、霊的センスの継承が記されているケースもあります。

8ハウスにおいてはここに入る多くの惑星が、
何かと形而上学に結びつく解釈が多いというのは感じました。

8ハウスは魂の玄関で死生観のまつわる世界ゆえに「相続」「スピリチュアル」の意味も?

8ハウス

8ハウスの頂点軸は「他の世界への入り口」を意味します。

それゆえ「死と生」が関わってくるし、
入る惑星によってはスピリチュアルが出てくるのでしょう。
主に遺産や相続といった「受け取る財産」の部屋になりますが。

牡牛座が生産する星座なら
蠍座は作り替えて供与するか、情に訴えて財産を獲得する流れか。

産まれてきたら12分の1の確率でここに当たるわけですが
「自分ではどうにもならない資源を扱う」というのはカルマじみてる感もありますね。

オカルトというところが行き過ぎれば魔道の世界にも通ずる。

僕の知人では8ハウス海王星がある人がいるのですが、
エネルギーの転写の手法を実践できるといっていました。

魂の世界につながるということで、エネルギーワーカーが生まれたのかもしれない。
霊魂の世界であれ、遺産であれ、「相手と深く関わる」ことが大事。

それが見えないスキルを引き出したり、
あるいは財産を引き出すことになるでしょう。

また8ハウスの性質が蠍座と同一視されるわけですから、
「誰かと何かを共有したい」という思いも現れるでしょう。

それが「愛」なのかもしれないし「財産」なのかもしれない。

そこから個人サロンや相続業のように1on1の事業の適性という話も出てくる。
マンデンの8ハウスの解釈として「税金」というものもあります。

大体「死亡率」を見るのにこの部屋を見ていますが、
この部屋にマレフィックがあるといって、
必ずしも大災害に紐づくわけでない。

マレフィックがここにある場合「また税金上がるのか…」という見方もありそう。

私の中で8ハウスは「継承と確信」の部屋であると同時に
「あの世とこの世の境目」「霊魂の入り口」
蠍座の性質と同一視しているのですが

「相続の義務に追われる」
「誰かに擦り寄って遺産を得る」
「偉大な父親、母親から受け継いだもので自分のアイデンティティを作っている」
「積立貯金に縁がある」
「埋葬業やお寺系?」
「イタコみたいなスピリチュアリスト」もいる、
という感じと認識しています。

単純に誰かの死ありきで人生が発展するとか、
遺産相続してそれに追われるだけではない。

8ハウスは「受け継ぐ」というアクションもあるので
土星の存在に関わらず「束縛」の多い部屋かなと思います。

遺産相続とか、遺品整理とか、
引き継ぎ先として投げつけられるわけですから
そこは否が応でも束縛が発生します。

そういうわけで8ハウスにおいて太陽があると
何が使命か?で言われると
端的に「受け継いで進めていく」という感じにまとまってます。

8ハウスの意味合いだとモノに恵まれていることにはなるので
いかに供与するかが大事とも言えるかもしれません。
供与するなら誰に?というのもまた問われるところ。

総括

蠍座

相続をする相手が自分の「先祖」なのか親なのか?
それとも配偶者?
もらうものが金銭的なものか、物質的なものなのか、
それとも霊的な能力やセンスなのか?

もらえるもの、素養を惑星から伺う必要があります。

何れにせよどんな形であれ「親密な相手との繋がりで何かをなす」
ということには変わりはないのでしょう。

水定位のハウスであることから心のつながり、感情、
あるいは霊的なものというものが関わってくるのでないでしょうか。

8ハウスは自分ではコントロールできない部分の素養で、
見える相手、見えない相手関わらず継承してくれる相手がいる、ということですね。

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