人生の節目にあるサターンリターン期。この時期に新たな自分の「土星」を組み替えていこう。

30代、60代、90代と30の倍数の年代にやってくるイベント
「サターンリターン」について。
アストロロジーにおいて土星は往々に「辛い」「重苦しい」

そんなイメージがあるかもしれません。
試練なのか、果てまたは転機なのか。

自分の人生の転換期と言えるサターンリターン期。
ここは新たな30年の基盤を作る時期です。

サターンリターンとはいつなのか

サターンリターン

自分のネイタルチャートにおける土星のところに戻ってきた時期が
厳密に「サターンリターン」した時期と言えると思いますが。

あくまで個人的な体験談であるが
「ネイタル土星があるハウスに、トランジット土星がハウスに入ってきた時」
になると考えます。

だから「サターンリターン」がいつになるかは人それぞれ。
そしてそのハウス滞在するのが2、3年といったところで
2〜3年は辛抱を求められる。ハウスの大きさは人それぞれ異なるので

人によってはもっとかもしれないが。
ハウスが大きいと4とか5年もあり得るわけですね。

土星という惑星は1つのサインに2.5〜3年くらいのスパンで滞在します。

それが12サインなので、土星はおよそ29、30年の公転周期で
ネイタルのサインに巡ってきます。

30年スパンで、次のサイクルの人生の基盤を作るのがサターンリターン。
30、60代というのは人生のステージが変わる、
キャリアにおいて節目であることが多いです。

唐突に仕事を辞めさせられたり、結婚離婚という問題あったり
往々にサターンリターン期は
「辛い」「しんどい」と言われることも多いかもしれません。

サターンリターン期にあること

土星

一番最初のサターンリターンが30代。
「花の20代」が終わり、人生の責任が出てくるタイミング。

それが結婚であったり、ビジネスにおいて昇進あるいは転職。
様々なライフイベントがあって、責任ある立場になっていくわけですね。

土星はビジネスの星なので仕事のやり方を主に変えることになるだろう。
ビジネスのやり方を変えようといったり。
つまり、仕事が変わることがあったりするわけですね。

20代あたりは金星期で「自分の楽しみ」を追いかけていた時期で
ある程度自分の興味の赴くままにやっていました。

そこから30代になって責任が振ってくる、あり方が変わる時期。
最初のサターンリターンの「アラサー」世代において
親や周りの大人が教えた「常識」に抗って
今度は自分での線引きを覚えていきます。

0〜29歳までの間というのは、その大半が
両親のどちらかの影響を見て育ちました。

土星が父親とか父性原理を表すものなれば
ルールを教えた影響の大半が父親によるものかもしれません。

親が教えたルールとか、親の行動を真似て子供は育ちます。

しかしそれが大人になってきて段々自分のアイデンティティが生まれ
通用しなくなってくる、、それが「太陽期」。

自分のアイデンティティ、目標を打ち出していく太陽期に
これまで習慣付けられた常識がぶち壊されるのがサターンリターン期です。

「これではこの先通用しないな」、というのを
仕事のキャリアチェンジなり、ライフステージの変更なり、
イベントが発生しまくるわで
感じてくるのがアラサーの時期、ということです。

ある意味、本当の意味でこの時期に「親離れ」をするということでしょう。

その時期になって自分の中の「土星」、つまりルールを組み替えます。
だからしんどくなる、そのルールを変えるためのイベントが起きるわけです。

どうするサターンリターン

土星

サターンリターンで言えば。

土星が「ビジネス」「責任」を示す惑星なれば
責任を伴うことが変わる、その代表格が「仕事」の組み替え。

あるいは結婚もそうですよね、それによってパートナーとの「責任」が伴うわけですから。
いずれにせよ「仕事の仕方」が変わってくる時期。

ずっと同じ会社でいいのだろうか、
あるいはずっと同じ働き方でいいのだろうか、、
そういう葛藤が生まれてくるでしょう。

進路変更を考え出すにあたって、色々落ち着かない、自分探しをしたがる時期。
「太陽」を探すためにセミナー難民になったりすることもある。

私自身も経験があることですが、
会社員時代に「技術職」あるいは「管理職」
どちらにするかキャリア形成をするよう会社の指示を受けた時期がありました。

その会社で技術職で突っ切るイメージも、
かといって管理職で人を取りまとめるイメージも、
どちらも沸かなかった私は、会社を離れてフリーランスになる、という道を選びました。
まぁいずれにせよ「キャリアの変更」が伴ったわけですね。

ただそこでとても落ち着かず、自分の「太陽」を探しに
色んな場所を探していました。

DNAアクティベーションとかアデプトとかでようやく落ち着いた感じですかね。
ジタバタしたくて仕方ないかもしれないが「観念」することが大事だと思います。

これまでの常識を捨てるために色んなところに巡るかもしれない。
動きたがるが「じっとしている」のが正解。

土星というのは大アルカナで言うと「悪魔」「世界」と言うわけで
新たな「世界」を受け入れる必要もあるわけですね。

「受け入れる」と言うと、なんだかただただサンドバッグになるのを
イメージがあるかもしれませんが、、
会社の仕事を通して「責任」をとることを学ぶ。

会社を通して逃げてはいけない、と言うことを学ぶ。
外のセミナーの偉い先生の話を聞いても、
その通りになれるかっていったらそうでもないし
その先生みたいになりたいか?って言うと、また違った話になる。

偉い人を求めるって言うのは、親を頼りながら生きてた子供の頃と
何も変わらないわけですよね?

自分の「太陽」の光を見る必要がある、大人しくなって
自分の光を見ることが大事。

総括

土星

サターンリターンしてきたら「今まで自分が常識と思ったことを疑う」
というのが大事だと思います。

それはある種、粛々と受け入れるしかない。
新たな人生の土台を作っていく時期です。

この時期は落ち着かないでしょうが
自分らしくないものは篩にかけて落としていく、
と言うのがこの時期にやるべきことかなと思います。

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