デーカンという同一サインの三等分について。
ここからは後半部分に入り、その一番手の天秤座になります。
乙女座までの領域で個人の力をつけ、対外的な場に出ることで
他者と繋がって、自分と他人の距離感を取りつつ、自らの存在意義を見出します。
天秤座3区分を見て行きます。
もくじ
デーカン

10度ずつ分割すると以下の通り。
1サインにつき30日ほど誕生日期間があるので
それを3分割した考え方です。
第一デーカン 太陽が0〜10度生まれの人(およそ9月23日〜10月2日生まれ)

天秤座の性質が二重に働き、金星の影響がより強調されます。
美的感覚に優れ、調律のために動ける平和主義者。
よく人を愛し、平和的な価値観を持ち、人が話しやすい雰囲気を創出します。
人間関係のとりもちに融通が効き、人が何を求めるか理解する直観力に優れます。
公正な正義感を持つことから、公共関係の仕事に適するでしょう。
金星の悪い部分が出ると、どっちつかずの性質になり、
片方の言い分に偏ってしまい、自分の立場が曖昧になること。
甘えの部分が強くなって、快楽に身を委ねたり、怠惰でいい加減になること。
第二デーカン 太陽が11〜20度生まれの人(およそ10月3日〜10月12日生まれ)

天秤座の性質に加えて水瓶座の性質が加えられ、天王星の影響が加わってきます。
より俯瞰した宇宙的視点から、調律のための裁定が下せるでしょう。
金星における「愛」の心に、天王星の独立精神や人道主義思想が加算。
人々の苦しみを理解し、そのために立ち上がって改革する精神に優れるでしょう。
社会を変えたいという理想を持ち、忍耐力と不屈の精神でそれを成そうとします。
行政能力に優れています。
天王星の悪い部分が出ると、自分の理想を他人に押し付けたり、
歪な独立精神で周囲から浮いたり、自己中心的な思想ばかりが目立ち
チームワークを乱すことも。
第三デーカン 太陽が21〜30度生まれの人(およそ10月13日〜10月22日生まれ)

天秤座の性質に加えて双子座の性質が加えられ、水星の影響が加わってきます。
社交性においてユーモアある知性が助けます。
金星の愛情、穏やかさに水星の多動的知性、軽快な情報収集力が加算。
穏やかでありつつトークも面白い人格。相対する人によって話題を適宜切り替え、
場を盛り上げて行きます。論理的思考力に優れて、
人間関係の醸成においては建設的な発言も繰り出されるでしょう。
水星の悪い部分が出ると、頭の回転の良さが皮肉屋としての一面を作ることも。
過剰な正義感による口撃、楽しみを得ようとする多動性が躁鬱感を演出してしまいがち。