ドラゴンヘッドが示すのは「今世やるべきこと」であり、過去世からの消化すべきカルマみたいなもの?

小惑星はリアルに存在するものですが、
感受点は実際に存在せず、計算上のポイント。

その代表格がノードと呼ばれるもので、
ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルと言ったほうがわかるでしょうか。

太陽と月の通り道の交点たるノードがどのような役割をもたらすか、改めて考察。

自身の限界を超えた先に向かう世界が「ドラゴンヘッド」

ドラゴンヘッド

白道(月、過去の記憶)と黄道(太陽、未来)の交点で
北がドラゴンヘッド、南がドラゴンテイル。

ノースノード(ドラゴンヘッド)、サウスノード(ドラゴンテイル)という風に
北緯、南緯でそれぞれポイントが分かれています。

ドラゴンヘッドは「今世やるべきこと」。
自分が今世しにきたこと、獲得すべきもの。

そういう意味合いもあってか、自分が関わる社会的集団とか、
人気取りであったり、人間関係にまつわるところも
ドラゴンヘッドが示すと言われています。

対向側のドラゴンテイルは前世にたくさんしてきたこと、
慣れているがゆえに抜けられないカルマのような意味合いで言われることも。

ドラゴンテイルにおける人間関係は、自分と親しい限られた人間関係的なもの。

前世からの付き合い?この才能を使って
どのようにしてドラゴンヘッドを獲得するかが、今世の生きる目的の一つになります。

ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルは「過去」を示す月の絡みからも言って
しばしば過去世、そして今世に連なるアカシックレコードのようなものから
引き出された情報と連なるような感じにも言われますね。

この辺りは、前世に満たされなかった目標と言うべきものかもしれませんね。

ドラゴンヘッドがあるサインやハウスは
今世で「どう生きると魂が輝くのか」「人生の学びがどこにあるのか」
これらを示すところ。

トランジット・プログレッション・シナストリーでも非常に重要な意味を持つ、とされます。

ドラゴンテイルが示すのは「過去の習慣・才能」、
それに完全に依存すると成長が止まるという警告でもあります。

ドラゴンヘッドとバランスを取ることが、魂の進化に不可欠。

ケーススタディ・お金を「貸す」ことにおける学び

ドラゴンヘッド

今までやったことがない、これまで経験がないこと、
そのことで得られるギフトがドラゴンヘッド。

いいえて「これまでの自分がしたことないことをやる」ともいうべきでしょうか。

私の場合は8ハウスにいるので「受け継ぐこと」「共同事業」
「モノの貸し借り」「関係性のつながりから得るもの」
というところでしょうか。

8ハウスはしばしば物やお金の貸し借りにまつわるところと定義されます。
8ハウスにおいては「自分の所有」という概念に死をもたらし
「誰かの所有」になることで権限が譲渡されるもの。

いつかどこかでお金を借りることになったり、
あるいはお金を貸すことに加担したり、あるいは親から何かを受け継いだり。

一般的には「相続」の部屋であることから、何らかの「死」が関わってくると言えます。

冥界への門、魂の出入り口、と言った具合に
「魂が出入りするハウス」ということで、
しばしば形而上学やスピリチュアリティと紐づけられることがあり
実際にスピリチュアル的なものに強く興味を惹かれる人が8ハウスに何かしらある、という事例もある感じ。

私自身、会社員時代はお金に困ることもなければ、
お金に困っている人に会うこともないので、
お金の貸し借りは自分には無縁だと思っていました。

普通のサラリーマンをやってさえいれば、そしてその中で真面目に生活していれば
バクチ打ちのようなことをする必要もないわけだから
大きな負債を抱えることもない。

ある時期までは、自分で独立して起業するようなことは、自分とは無縁と考えていましたし
ましてや自分が経済的困難に見舞われる人にお金を貸す、という思想もなかった。

しかしある程度自立するようになってから、
お金の貸し借りの話が増えてくるようになったのです。

何かとお金に困る知人がいて、お金を貸す機会が増えて、支出が嵩むこともありました。
なぜお金の貸し借りの話に巻き込まれるのか?

お金を貸すことで得られる利得を得ること、お金を貸すことを通して
自分のカルマを浄化するとか、なんかそういう意味があるのかな、
とか考えるところもあります。

8ハウスは「人との関わりを通して何かを作る」というマジックを行えるハウス。
それは人の繋がりを続ける「水」のエネルギーなしには出来ないことで
人と人との繋がりで何かのマジックを起こす、というのが8ハウス的な意味合い、
これを私は「今世やりにきた」??

総括

ドラゴンヘッド

ノードは「カルマ的ポイント」という風に言われています。
過去世やってきた中で、今世これをやろうと決めたことがある、ということ。

今世はドラゴンヘッドというやったことないことに、縁を結んでいこうとする。

ドラゴンテイルはずっとそのやり方でやってきたポイント。
今世ではそのやり方をなぞっているとなぜかうまくいかないところ。

サインの度数では15度までは、
そのサインの成長としては頭打ちになるので
そこから先は他サインの影響が入ってくる世界。

そんなように、自分の限界でやり切った先に、
ドラゴンヘッドの方角に向かう、ということ。

ドラゴンヘッドが社会の集団を示すように「一人で成せないこと」なのかもしれません。

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