2ハウス火星はお金を稼ぐ意欲、野心が内在している野心家のエネルギー?

2ハウス火星だと稼ぐために躍起になる、
力技、肉体労働、体力的営業のような仕事で金を稼ぐイメージ。

ノーアスペクトだからなのか2ハウス火星のイメージがあんまり湧かない。

「所有」の2ハウスにおける気合と根性を見せるところで、
アスペクト次第であるが、傭兵根性が強い火星ではないだろうか。

「稼いでも同じくらい使う」火星。
私有財産の獲得に並々ならない執念を見せる。

ここではそんな2ハウス火星について考察していきます。

火星について

2ハウス火星

火星というのは物事を諦めないエネルギーです。

多くの場合はそれが鎮火してしまいますので、
36〜45歳の年齢期になって少し盛り返してくるイメージ。

この年齢になって火星を使わされるのは、
ミッドライフクライシスがあるからでしょう。

トランスサタニアンがネイタルのそれとハードになる時期。
中年の危機になって、自分が諦めていたことについて気付かされたり、
あるいはしがみついていることを諦めさせたりする。

仕事を辞めさせられたり、仕事にしがみつけていたとしても
やり方を無理やり変えさせられたりする。

火星というのは生きるために道を切り開くエネルギーです。
何かを終わらせる時も血が流れ、何かが産まれる時も血が流れる。

火星を嫌でも使わされる。
道を切り開くには新たな命を生み出すしかない。

火星は闘争心、積極性を司る生命エネルギーを持つ天体で、パワフルな人生を配色します。
土星のしきたりの範囲までであるが、その積極性を稼働させます。

個人天体の中では強力であるが、土星には押さえ込まれてしまったり
人によってはそれがストレスになることも。

火星の上位天体(ハイヤーオクターブ)は冥王星。

どちらも戦いの天体だけども、冥王星は土星の境界を破ってしまうエネルギー、
火星は土星が掌握できる積極性、という違いがあります。

いずれにしても、「必要なエネルギー」ということをまずは前段に言っておきます。

2ハウス火星の解釈

火星

2ハウス火星の一般的解釈としては、

お金稼ぎに熱烈なアプローチ。強さや権力をお金や所有物と同一視します。
稼いだと思えば使って失う金運があると言われています。
せっかちで効率が良いお金儲けの手法が多いと言えます。

お金儲けの方法としてはスポーツのような肉体労働、あるいは突撃営業など攻撃的な行為。
頑張った末に金策がうまくいくだろうし、悪ければ投機をしたのにトラブルで財産を失う、
というのもアスペクト次第。

いずれにしても人生のお金稼ぎの過程において強い価値観が育まれるでしょう。
稼ぐのも使うのもせっかち。すぐに手に入れてすぐに使いたがる金銭感覚。

金銭の取り扱いは大雑把で無駄が多い感じ。
金銭管理には向かないが、やる気さえあれば収入はすぐに増加するタイプ。

つまり意欲と経済は連動するタイプということ。

「お金を稼ぐんだ」という激しい本能的な力が蓄積されていて、そこから離れることが大変難しいです。

本能との葛藤があり欲張り。荒っぽい芸術感覚を持ち、リスクの高い投資を辞さない。
機械類に凝り性な一面も。

といった具合に金銭感覚が荒く野心家の一面が伺えますね。

ケーススタディ

火星

一か八かのようなお金の使い方は多い自覚はありましたね。
仕事が性急になりがちなのもこの火星の影響だろうか?

エネルギーの向けどころも、仕事にない時は見えにくいがゆえに、
外から見るになかなかやる気が見えないのかもしれない。

野心家と言えばそうかもしれません。

「成功したい」一心で起業塾の誘いに乗って、
必ず返ってくる保証もないのに高い額を払って起業塾行ったり、

お金使いは荒かったですね。クレジットカードの月の制限を超えて怒られたこともあった。
それというのも「内側に何が何でも金を稼ぎたい」野心が溢れていたから??

思い当たるケースばかりですね。火星が何も絡んでないので暴走するばかり。
ただそれにおいても「自分の自由を確保するために、何が何でも金を稼いで会社を辞めてやる」

その意志はとても頑なでしたね。

天秤座火星だったので影響が弱いところも。
もう少し死にものぐるいで仕事やるとか、
そういう姿勢が見えても良いようなものだけども、
思えば「迷い」ばかりを見せていて。

仕事の時も迷いばかりで振り切れた姿勢が見せられていなかった。

余談ですが火星がノーアスペクトだと怒りややる気のぶつけ方が散漫で
いつどこで吹っ切れるかわからないですから、

普段から身体を動かす習慣を持っておくと良いかもしれないですね。

総括

2ハウス火星

火星というと忌避されがちなエネルギー。
肉体を持っている限り、無傷で済む人生なんてありえません。

理不尽なエネルギーに対しては守りのために使わねばなりません。

怠慢にならないためにも使いたいところ。

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