火星のノーアスペクトの思い出。自らの内にくすぶる、煮えたぎる闘争心。

火星というのは闘争心を示すエネルギー。
ネイタルで何かしらの惑星をアスペクトを作っていると
どんな形であれ積極性というエネルギーが流れるので
不意打ちのように事故に巻き込まれる、的なのはあまりないのかも?

ハードアスペクトだと過剰なまでに使ってしまったり。

ここでは火星のノーアスペクトについての関わりを考えていきます。

火星のノーアスペクトについて

火星

攻撃性、正義感を⽰す⽕星にアスペクトがないと
⽇常⽣活の中での積極性の矛先が見当たらないことを示します。

⽕星を使わないと、個⼈と他者の間のテリトリーバランスが崩れてしまう危険があり、
相手の侵食を大きく許す事になったりします。

男性なら男性性的な強気さ、勇気などの劣化。
仕事によってはそれでいいケースもあるものの、
当人としてはストレス過多になってしまって過食や八つ当たりといった事になることも。

健全な補正としてはジムに通ったり武術を学ぶなど
火星の力を補完することで補う事になります。

武道をやっていた人というのは火星のノーアスペクトの人に傾向としてある様子。
女性の場合だと日常で火星力を使うケースはさほどなく、
補正を日常でかけることがないが、相手からの迷惑などを受ける、
という形で火星を使わされることに。

スポーツというのは日常と関係ないもので、
ノーアスペクトの火星とよく似ていると見られることも。

そうした意味合いもあってジム、ランニングなどで
火星の発散先を決めるのがベストとも言えます。

ケーススタディ・常にイライラし続けている

火星

私自身、実を言うと結構カッとなりやすい性格なのだけど、
ネイタル火星を見てもほとんど絡みがないんですね。

強いて言えばアングル(火星ーMC120度)くらいしかなくて。

普段の性格においては常にイライラしているとか、
プロレスラーみたいな闘争心の塊みたいな、そういう要員でもなかったりするんですが。
火星でもっと絡みがあればスポーツが趣味だとか、そういうのあると思うんですね。

強いていえば

・月ー冥王星0度
→感情の上下が激しい。怒り狂う時はとめどもなく怒り狂う。
生活に生きるか死ぬかの情緒的な上下がないと生きた気がしない。

・月ージュノー0度
→他者との繋がり、共感力、感情的な絆が大事。女性的権利主張が強い。

・太陽のデーカンが牡羊座(火星)
・月のドデカテモリが牡羊座(火星)

このくらいですかね。

デーカンとかドデカテモリとかって「たまに」出てくるみたいだし。
ジュノーも火星に次いで攻撃的な特質があったりする。

私自身もスポーツ趣味とかそう言う健全なものはなくてインドア派で
ストレスをどう改善するかで言えば暴飲暴食が多いですね。

なんかまるで歳をとった感じの言い草だろうけども
私自身は若い頃は仕事は手探りでうまくいかないことばかりで
やり場のない怒りが溜まってしまってばかりで
外に当たり散らしたり、暴飲暴食で矛先を向けることが多かったですね。
物に対して当たったりとかね…

実家にいたときも弟には「落ち着け」と言われたこともあったし。

仕事で責任転嫁とかそういうのが多い現場で
一度私が怒り狂って吠えまくったことがあったからか、
ある会社で一緒に働いた同僚には
あまりにも怒り狂った有様を見せたことから「怖い」と言われたことすらあった。
私を良く知っている人には「怒りやすい」人物として、私は知られていました。

「一度スイッチが入るとキレる若者」的な感じなのが、私。

自分の火星エネルギーをうまく使えていないところで
社内でもちょっとした危険人物視扱いされてました。

「なぜうまくいかないんだ」という力のなさ、不甲斐なさから怒りのエネルギーに転化して。

対策として外にアンガーマネジメントとか講義を聞きに行ったけど
その理論すらも通り越して結局怒り狂って、火星のエネルギーを発散させていた。

詰まるところ、僕にはアンガーマネジメントがさっぱり役に立たなかったんですね。
なんでこんなバカギレしていたのか?

自分に対しての不甲斐なさというのが溜まっていたんですよね。

「こうなりたい」というヴィジョンが自分の中にあるけど
それに向かって試行錯誤しているが、それが空回りして全く上手くいかない。

そのための力もない、上手くいかないこと続きで搾取や束縛を感じる…
その結果で荒れ狂う感情というのが自分の中に内在していたのだと思っています。

まぁ、100%の成果でないと満足しない冥王星というのが
感情にアクセスしているというのもあるのかもしれないんだけども。

だからこそ今、感情をむき出しにしたり、
悔しさをあらわにする人がいて。

まるで試行錯誤しても上手くいかず
やり場のない感情を撒き散らしていた若い頃の自分を重ねているようで
そこで共感できるものがあるんだろうなと思いましたよ。

怒り狂う、とこれだけ言えば危険極まりないですが、
若い頃に怒り狂っていなかったら、
「現状の壁を越えられなくて悔しい」と感じている人に
全く共感していない大人になっていたかもしれない。

そうした人の慰めになれるかもしれないのに、スルーしてしまう可能性もあっただろう。

そう考えると試行錯誤で上手くいかない、当たり散らすようであるが
それだけ自分が爪痕を残そうというエネルギーがあった、
というのは結果として良かったのかもしれない。

誰かに「共感」できる素地ができたのなら、それで良かったのかもしれないと、今では思います。

総括

火星

火星のノーアスペクトって結構厄介で、怒りのぶつけどころがない、
自分以外の誰かが火星をぶつけてくる、という見方もある。

だから怒りが沸点に達した時の宛先が外の世界になるのです。

もしぶつけ先があれば適切に処理できるが、そうでなければ八つ当たりになってしまう。
常日頃から運動するくらいがちょうど良いのですが
ボクシングのサンドバッグみたいのがあるのが良いかもしれないですね。

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