4ハウス土星となると、家族や土地に縛られるような感じ。
厳しい家族(主に父親だろうか)がいて、そこで育って
その土地あるいは家族で責任ある立場として任じられた感じ。
社会でのゴールがあるんなら、家長など血族で大事な役割を全うする、
自分のコミュニティを作って管理して、責任ある立場を全うする、
ということだろうか?
私の知っている人で4ハウス土星を持っている人がいるので
この辺りを考えて見てみたいと思います。
もくじ
4ハウス土星の解釈

4ハウス土星の解釈は以下。
家庭から起こる困難が主、ということ。
厳格で束縛の多い家庭環境で育ちやすく、両親から過重な負担や責任を負わされるでしょう。
少なくとも若年期は意気消沈することも多く
なかなか人生の意義を発見出来ないことも。
成長後の家庭生活も冷たいものになりがち。晩年期の不安と苦労も考えられるが
利得が望めるかはアスペクト次第。
人生の早い段階で家庭が協力的でなかったために人生にしっかりとした足場がない、
と感じているかもしれません。その後は自分自身の努力に基づき強固な基盤を築き、
家庭生活が強固な基盤となることでしょう。
情感に制限があるようで、気持ちを解放できないのは
幼少時に厳しい教育を受けていたことも理由の一つ。
厳格な両親、あるいは意地悪な親に育てられ、たいていは上品な性格であろうということ。
長じて親に恩を返済する必要があります。
老年期に自分の家系の長になることが多く、そのため結婚して
家を離れてもまた出戻りするケースがあるようです。
若いうちは家から遠ざかる方が人格の幅は広がると考えられます。
大方の予想通りではありますが、自分の血族においてとても厳しい躾を受けて、
そうした反面ではあるが、家での責任を負う立場になりやすい、ということ。
1、4、7、10というのはアングルに近いハウス、
すなわちアンギュラーハウス故、エネルギーの強さみたいのはあるのでしょう。
IC、すなわち根っこ、家族であるとか血族としての重みとしての
4ハウスの土星というのは強度の強さとして現れるのかもしれないですね。
土星があるハウスというのは、父親がどこでレールを敷いていたか、
というところにもまつわると考えます。
ということは、父親が社会において子供がどういう感じになってほしい、
という期待を意識無意識に関わらずしてたってことなのかな?と。
4、8、12のハウスに関しては水サインの定位置のハウスだから
水エレメント的エネルギー、すなわち「愛」があることになります。
水なのでスピリチュアルとか霊的エネルギーの関わりも捨てがたい。
4ハウスに関する愛というのは地元だとか、家族に対する「愛」ということになる。
つまり4ハウスにあればあるほど、地元や家族、そのルーツに対して愛着があり
地元や家族とも霊的な繋がりがあると考えます。
ケーススタディ・「恩がある」故に実家から出ない友人

私の友人でこの土星を持っている人がいますが、
家族との繋がりが深すぎるが故に
当人も「家族に恩があるから、実家から出ない」と言っている。
本当にキャリアアップを望むのなら、会社員から独立して、
そして実家から離れて一人で暮らすべきだ、と言ったが、
「それはできない」と言われたのを覚えています。
4ハウスにおいて、私が海王星(理想)で、友人が土星(現実)持ちか。
かたや流浪の民で、かたや実家で責務を全うする…、、
うーん、ある意味対比だな。
この彼においては、家庭において父親が厳格な人物だったそうでした。
友人の父親はIT畑の出身で、ネットを使うにしてもルーターにセキュリティガチガチだから
ネットの閲覧とか、家でのセキュリティはうるさかった、と友人から聞いた話でした。
つまり、家という場所においてのルール意識が厳格な父親だったということ。
生きた心地がしたのかどうか、という話であるが
それが普通だったのだろう…。
そうなると自分が家族を作ったり、
あるいは自分の蟹座的な殻の中にいる仲間たちに対して
厳格に守り、外敵を厳格に遮断したりという性格が現れるわけではと考えます。
その友人に関して言えば、ある意味地元に対して
地元意識があり、愛着があるってことなんでしょう、良くも悪くも。
物理的なものでなく精神的なものもあるから、感情的な粘っこさも生まれるわけで。
総括

土星という父親を示すもう一つの惑星があって、
これが父親が示した社会での模範、ということで
それが「家」という戻ってくる場所という空間で敷かれたということ。
家に対しての責任、自分の持ち場に関しての責任、これをどう全うするか、
強すぎる地元意識を使って何をするか、
というところが鍵になってくるのでしょうかね。