対向サインの学び1・牡羊座と天秤座

自分の太陽サインの対向側に地球が存在しますが、
生まれた時の地球のサインは
生まれた時からの自分の学びになることだと言われています。

自分の持っているサインとは逆のサインを持つ人と関わる機会も
少なくないかと思います。

今回は対向サインの学びについて
牡羊座と天秤座の対比というところで考察を進めます。

対向サインの人との関わりについて

サイン

私自身、人間関係とかクライアントさんの比率で
牡牛座が多いような気がしているところから
対向サインの人との関わりについての考察に至りました。

なぜ牡牛座の人が多いのか。

私は2ハウスが多いだけに金銭管理はしっかりしていると我ながら思うし
2ハウスは金銭など物質の管理が生命線。

おそらくそういう気質だから、
牡牛座の人との絡みが多いのではないだろうかと推測したのも一つ。

そして私自身、射手座と蠍座のサインオーバーであるから
対向サインの人と関わる宿命にあるのならば
逆説的に見れば双子座や牡牛座が人間関係として絡む候補になりうるということ。

牡牛座はよく見かけるが双子座は、となると??

普段絡んでいて気づいていないだけかもしれないが。

牡牛座の人に関して言えば太陽牡牛座、月獅子座と
私と絡みにくいはずなのによく絡む人がいたりとか、
何かと牡牛座の人には縁があったりするので。

天秤座のサインオーバーの人でも、牡羊座の人と絡むケースが多いと聞きます。

太陽、月星座が牡羊座と絡みがなさそうなのに
牡羊座が多いということは天秤座のサインオーバーが関係していると思っています。

原則的に対抗サインは学びの関係になりうる存在で、どこかしらで絡むことになるから。

そういった背景もあって人生においては

「対向サインの人との関わりが自らの才能に気づくチャンス」
なのでないか、と思いました。

牡羊座と天秤座について

牡羊座と天秤座

まず牡羊座、天秤座について簡単にサインの性質をまとめていきますか。

牡羊座については「Iam(私は存在する)」と自我を示すサイン。
自分とは何か?という自己探究を直感に従って積極果敢に行います。

独立精神が旺盛で、今まであるものに対して興味を示さず
新規のものを作ろうとします。失敗を恐れず果敢に挑戦するので、
うまくすれば後に続く人の良き先輩となるでしょう。

元気があって周囲に活気を与えるところ、
必要なものを獲得しようとする積極性、
未開の地に新境地を切り開く積極性は誰もが見習うべきところ。
I amというだけあって、自分自身を積極的に打ち出します。

対して天秤座は他者との関係性に重きを置きます。
社交的な性格で初めての人でも人間関係を作るのが容易。
他者との距離の取り方に秀でており、自然と縁が作られていきます。
他者の意見を聞く能力、人を見る目に優れています。

他者をよく見る性質であるがゆえに、どうすれば社交の場で美しく見られるか?
という意味で、ケースバイケースでの美的、ファッションセンスに優れています。

牡羊座、天秤座はお互いに何を学ぶか

牡羊座と天秤座

「私自身」と「あなた」という性質の対比である牡羊座と天秤座。

自分の力で決める牡羊座と、他者の意見を尊重しながら決断する天秤座は
互いに学びの関係になります。

それぞれの星座が単体では悪いところが目につく時
それを補うのが対向側の存在ということです。

牡羊座単体では社会の場では空気を読まない欠点が目についたり、
他者の意見を聞かず荒々しくなったり
力で物事を解決しようとする側面があったりします。
そのために共同作業が求められる局面ではワンマンになりがち。

天秤座単体では他者の意見を尊重するあまり、人間関係でストレス溜めやすいのがネック。
他者との関係性を拗らせて辛辣になったり、他人を重んじるあまり
自分と他人の境界線がわからずに自己主張が疎かになったり。
断罪者としての側面が目立つところもあります。
そして天秤でどちらにも転ばない性質から、優柔不断になりがちなところも。

そうしたネックがあるが故に、対向側のサインから学べるものが大いにあるということです。

天秤座の人は牡羊座の人から自我の出し方を学ぶのです。
天秤座は「あなたはどうですか?」と周りの意見を聞きながら天秤にかけて、
自分の意志を決めていくので、自我の観点で言えば弱くなりがち。
それがディグニティでいう火星や太陽が弱い面に現れると言えます。

誰かが決断するか否かが判断材料で、知らず知らずのうちに
常に周りからの評価を気にするのでないかな?

自我を失しがちな天秤座からすると、自我で物事を決める牡羊座というのは
とても頼もしい存在と言えるでしょう。ある意味彼らの存在が決め手で、
自分で決断して物事を決められると言えるのでないかな、と。

天秤座の人にとって「真の意味での調律のために、自我の発達と独立」がテーマであるからこそ
学びの相手として「自我そのもの」の牡羊座の人が選ばれるというわけ。
「私」と「あなた」の調整が牡羊座の人から学べること。

逆に牡羊座はというと、自我が優れすぎているがゆえに何でも自分1人で決めて突っ走る。
自分の世界しか見えないがゆえに周りの評価を気にしない。
しかし社会であるとか、自分で何か事業やるにおいては客観的な意見が必要になってくるもの。

人前に出るにあたってもどういうものを着ていけば他者の目によく映るとか、
そういうのを気にしなければなりません。

欠点のところで挙げたように空気を読めない点があるので、空気をよく読める、
力以外の解決策があることが天秤座の人から学べるというわけですね。

空気の読み方、客観的な視点、別の発想が天秤座と絡むと手に入るので、
自我の権化たる牡羊座にとって空気を読む能力が手に入れば鬼に金棒でしょう。

自我と客観的視点を天秤にかける上での決断が彼らのテーマと言えるのではないかなと。
牡羊座はオリジナルブランドの個人経営者、
天秤座は異業種交流会的なサインと見ている。

牡羊座は力による解決を望み、天秤座は調停による解決を望みます。
どっちが必要悪とかでなく、どっちも必要なんですね。

天秤座の力を使わないやり方では理不尽な暴力を退けられませんし、
牡羊座の力こそ正義のあり方では誰も納得させられない。まあよくできてるよなぁと思いますね。

総括

牡羊座と天秤座

陰陽が同じでエレメントが異なるもの同士の対向サインというのは
相容れない部分があり、学べる部分もある。

そういう具合に対抗サインの人というのは鏡のような存在で、
自分に必要なものを持っていると言えます。

自分の才能に気づかせてくれたり、あるいは周りが求めているものに気づかせてくれたり。

人は人に会うために生まれてきていると言うのは形而上学の先生が言っていたが、本当にその通りと思います。
人は自分に足りないところを持つ人に会うために人に会う。

困っているから人は人に会う。人は1人で生きていくことはできない。

これは、人生における教訓なのです。

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