グランドトラインという配置の良し悪しについて。人は人によって磨かれる、ということ。

ある人のホロスコープを見たが、どうにも進化成長が緩やかなのは
グランドトラインだからでないかと。

果たしてその人はキロンーベスタードラゴンヘッドの水グランドトラインだったこと。

関わるコミュニティや奉仕において居心地の良さがあり
先天的にいい人たちに囲まれる、という構図。

トラインというのは、よほどのことがない限り
あまり努力を要望されない配置とも取れる。

一見幸運な人生であるが、ぬるま湯の人生から抜けきれない、
そんな性質も作りかねない配置でもあります。

今回はグランドトラインという幸運の三角形についての考察をします。

恵まれた環境からの脱却を嫌う

10惑星

私も小惑星込みで地のグランドトラインがありますが
仕事やカネに不自由せず、しがみつきやすい感じの様相。

セレスーベスタードラゴンヘッドの地グランドトライン。
私も実家から出るまでかなりの時間を要しました。

まるで神のような人物との出会いで人的成長が加速したので
ずっと親元でヌクヌクというところから脱却できました。

地なので住む場所にも困らないし、食うにも困らない、ということが想像できましょう。

新卒同期が会社のやり方に疑問を持ち、どんどん辞めていったが
私はその会社を辞めるのが遅かったのが思い出される。

会社の異質さに気づき、会社を辞めるまでのスピード感も異様に遅かった。
幸い私は他者の介入があってようやくぬるま湯から解放された、というストーリー。

グランドトラインは良く使えば恵まれるが
ぬるま湯体質になりがちなのがネックと言えるかもしれません。

地の元素が努力せずとも手に入ってしまうので。

人に恵まれたが故に物質にも恵まれたと言えるし、
ぬるま湯に浸かり続けることになった、と言える。

ぬるま湯というが、恵まれた環境を出るのが怖かったのです。

グランドトラインを乗り切るには

グランドトライン

恵まれた環境をガラッと変えるのは、強権の介入でもないと難しそう。
環境が居心地良すぎて、なかなかそこから出られないこと。

当人が居心地いいと思っていなくても、
かといって変えることにとても抵抗がある。

そうしたグランドトラインの束縛から解放されるには
パートナーあるいはトラサタレベルの介入が必要と言えるかもしれません。

恵まれるが故に、その環境を抜け出すことに躊躇してしまう。

グランドトラインを振り返ると、私が会社を辞めるのに腰重なのがよーくわかる。

会社の仕事は明らかに苦痛だが、カネが安定してもらえる、という
ぬるま湯、もとい恵まれた環境から中々抜けられなかった、
そんな歴史が何度もありました。

最初の会社を辞めるという選択はかなり苦痛でしたね。

辞めた後どうなるかとか保証もないし、怖いので。
グランドトラインは良いこともあるし
恵まれるが故に努力を怠るという見方どちらもあると言えます。

トランスサタニアンレベルの強烈な惑星のトランジットとかでなくば
中々突破口を見出せないのでないか。

トラインなので爆発力は低め。加えて私の場合は
火星がほとんどノーアスペクトなので中々活力も見出し難い。

これはこれで別ベクトルでの「生きづらさ」がある、と言えるかもしれません。
天王星のような破天荒な惑星や、冥王星における強権発動、
ないしはパートナーシップにおいての他者の存在。

私もキーパーソンに出会えなくば、親が生きている限りは
永遠に親の脛をかじり続けている人生を良しとしていただろうし
心を殺しながらもずっと同じ会社に居座り続ける人生を良しとしていただろう。

総括

グランドトライン

グランドトラインを持っていても気づくことはある。
「今の延長線上のままでは、決して幸せになれない」ということ。

そして、人を変えるのは人しかいないことにも気付かされる配置でもあります。
人との出会いによって、人は変わる。

グランドトラインというのは待ち人を待つ配置なのかもしれません。

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