7、8年に1度のメンテナンス期?トランジット土星がネイタル土星にハードアスペクトの時期について。

土星というのは自らの中の制限、仕組み化を促進します。
厳しく鍛えられる場所で、何かと背筋を伸ばされる感じ。

木星と土星は対になっており、木星で緩んだところを
土星で締め上げるところになります。

今回は人生に何度か来るであろう、
土星におけるメンテナンス時期について少しまとめました。

自分の中での枠組みの再構築を余儀なくされるサターンリターン

土星

29歳、58歳ごろでサターンリターン期がやってきます。
アラサー世代においては太陽期ですね。

そのことでアラサー世代は太陽らしさで生きる時期といえます。
アラカン世代は社会において自己実現をしっかりしてきたか?
というのを問われる時期。

土星が示すのが「限界」「時間」であることから
アラカンのような土星期には体力の「限界」であるとか
自分に残された残りの「時間」のなさというのが見えてくる時期。

土星期の前の木星期でたくさん拡大してきたが、
拡大するとキリがないので、増えたものを収縮させて冷えて固めさせる、
というムーブメントになります。

枠組みを作ってレールを敷いていきます。
そうしたことから人生の教師にもなりうる時期。

土星が減らす作用をもたらすこともあって気持ちが後ろ向きになりがち。
そういったことを乗り越えつつ、サターンリターンを乗り越えようとします。

土星は私たちに揺るぎない人生を遅らせるために
厳しい姿勢で検品してきて、平気で厳しい試練を投げつけます。
ここに向き合うことが大事。

真摯に試練を乗り越えることで、
頼もしい年長者、他者に対して知恵を授ける教師となりうるでしょう。

ネイタル土星と90度、180度になる時期

土星

プチサターンリターン的な時期も存在します。

7年に1度、土星がトランジットでN土星と90度形成する時期があり、
その度に人生のメンテナンスを余儀なくされることがある、と言われています。

7年に一度、自分の人生のルールの見直しをさせられます。
その時にちゃんと生きれているかどうか?

N土星ーT土星90度は
私の場合は8歳(満年齢9歳)、15歳(満年齢16歳)、21、22(満年齢23歳)のシーズンで経験。

低学年の頃は泣いてばかりでいい思い出がなかった記憶。
16日程度で、2、3週間くらい?

あとは大学生卒業から社会人に至るまででしたね。確かにきつかった…。
実際はオーブがどれだけ近いとか、他に絡まれた天体がないかとか、

そういう絡みがあると思うので、人によって厳密にメンテナンス期は異なると思いますが
概ね7、8年に1度というところでないでしょうか。

N土星ーT土星180度は15歳の時で、高校入って1年目ですかね。
中学から高校が私立になって人間関係をゼロにしたので、

ゼロから人間関係を作るという時期で、大変といえば大変でした。
全く知らぬ場所でしたからね。

解釈

土星

N土星ーT土星の解釈について。

90度
人生の構造があやふやになる試練の時。
今までの安心安全が突き動かされたり、不正確に。
新たな領域に赴くことでそうなったのかもしれないし
誰かに揺らされているのかもしれません。
これまでの不要な考えを捨てて再構築が必要。

180度
過去の行動の成果を刈り取る時期の1つとされます。
過去に良い種を蒔いたのなら豊かになり、
もし努力を怠ったのなら辛い時期とも言えるでしょう。
いずれにしても収穫のためには努力がとても必要。
収穫を得たのなら、時に責任を負うことになるでしょう。
物事を正していく必要があります。
安定のためにいかに「責任」を持てるかが大事。

総括

土星

土星というのは何かと時間がかかる惑星で、
自分が蒔いたタネがどんなふうに育つか問われる、と言ってもいい。

時間がかかるが日々の選択というものが5年後10年後を作ります。

その時に向けて後悔のない選択が、日々できているか?
苦手だからと言ってコツコツやることから逃げていないか?
土星は長期的な努力を必要とするポイントです。

それというのも土星が本質的に求めているのは
何があっても崩れない安定した基盤だから。

時間がかかっても努力することで自分の人生を安定させる、
ということに重きが置かれているからなのです。

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