ホロスコープに配置された天体などが29度で
この29度という角度がどんな意味を持つか検証。
石川源晃先生の本ではなかなか天体が素直に力を発揮しないことから
「涙の角度」という表現でした。
次のサインに移る手前で止まってしまっているので。
例えば火星29度であればパッションが湧いてこない、
たとえ湧いてきたとしても争いからは避けられないといった具合に
ハードアスペクトに近い意味を持つと言われています。
もくじ
29度近くのASCと水星

私の29度アスペクトを持つ天体を見てみると
ASCと水星が29度なので遅咲きの傾向ということか。
水星は厳密に29度でないが28.88度なので
四捨五入するとややそれっぽい角度です。
「涙の29度」というのはアセンダント、水星で体感しました。
水星は28.88度だがほとんど29度みたいなものだし、
尚且つ土星とコンジャンクションしていたので
知性が発揮されるのも遅く、コミュニケーション発達も遅かったのです。
それゆえコンプレックスを常々抱いてきました。
今でこそ脱却しつつあるが
それまでは大変な苦労を強いられてきた、本当に辛かった。
誰かにコミュニケーションするにしても、全部年長者に丸投げしてきたし。
今思い返してみると、これが「涙の角度」か。
アセンダントも乙女座29度だが、
見た目より若く見えるようになるまで長い歳月がかかりました。
全盛期は肥満体で毎年会社健康診断でも再検査の常連。
肥満から脱却するのに、健康に詳しい友人の手を借りて
ようやく抜けられたのです。
一説には「涙の29度」というのは
一番辛いのは蠍座の29度という説があるとされています。
他サインで29度持たれている方で「辛い」という話も伺ったことはありますが。
ちょうど辛いところにいたわけですね…。
「涙の29度」の壁を乗り越えたこと

29度というのはどのような形であれ、才能開花という意味では
比較的遅咲き、ということでないでしょうか。
インターセプト(挟まれた星座)もそうだし
29度の壁も自力で越えるのはとても難しいこと。
おそらくですが大体のケースにおいて、
壁を乗り越えるの必要な人が現れるのでないか、と思います。
そのままなら何も変わらないのだが、
友人たちの入れ知恵があって、助けられて今がある。
彼らがいなかったら今頃肥満のままだし
会社で思考停止生活の沼から抜け出せていなかったろう。
私が能力の高い友人に巡り会えたのは幸運だったと思うし
誇り高い人たちを友人として迎えられたのは
この上ない幸せでした…、本当にありがとう。
総括

占星術においてはマレフィックとのハードアスペクトなど
無難でない配置を見かけると結構ガックリしがちなもの。
29度の壁というのも、その壁を乗り越えるのが
とても辛く感じるだろう、あらかじめ知ってさえいれば、、と思うだろうが。
それでも色々星のことを調べると、
私なりにマレフィックとか12ハウスの解釈が
少しずつ変わってきたかな、とは思えます。
ハードアスペクトについては大体は悪いことが起きるし、
本当にその通りなのだろうけど
ハードさを乗り越えないと解決できない課題とかあるわけで。