8ハウスリリスにおける性質は、パートナーや共同事業を通して自らの深き暗い側面を見せる?

ブラックムーンリリスが示すのは、当人さえ気付かない
気持ちの中で抑えられる物質化できない衝動、とも言われています。

月の遠地点とされていることから
地球から距離感が遠いということ。

なので自分から手に届かない、自分が潜在的に気づいていない、
引き出されていない衝動という解釈になるのでしょう。

今回は8ハウスリリスということで事例として追ってみます。

ケーススタディ・8ハウス牡牛座リリス

ブラックムーンリリス

私が8ハウスに牡牛座リリスを持っていますので、
その例を踏まえて考察していきます。

牡牛座リリスということであれば持つものに魅力があるということ。

しかしそのことに過度に甘えてしまったり、
手放しが辛いかもしれない内的衝動を抱えている、ということになります。

形あるものはいずれ壊れる。物を入れ替えないとならない。
例えば、物が壊れることを通じて手放しの重要性を学ぶかもしれませんね。

8ハウスのリリスはスピリチュアリティ的なところに置き去りにしたものがある、
という意味合いと必ずしも限らないのかな、と。パートナーとの関係性だったり、
だいたいはくっついてくる他人との関係とか共同事業者の関わりであるとか、
そうした関係性で意識してかしないでか蔑ろにしてしまったものがある、という見立てです。

ハウスは興味関心の方向性としても彩るので、
そういう意味だと生命に関わること、
魂にまつわる話から、神秘的な話というのも入ってくるのかなと。

12ハウスのように、完全に世俗から離れるという感じではなく、
パートナーありきの話になるでしょうが。

ジェンダー、神秘性、生き死ににまつわることが引き金なのは違いなさそうとみます。

牡牛座リリスは牡牛座の地縛サインにあり、快適ゾーンから出ることを頑固に拒否することで
人生の前向きな変化に抵抗する可能性があることを示しています。もちろんあなたは
自分に最も近い人たちが前進するための実行可能な方法を提供してくれなかったと信じて
非難するかもしれません。しかし実際にはあなたの抵抗が問題を引き起こしているのです。
場合によっては十分な資金、満足のいくセキュリティ、実用的なプランが決して存在しないこともあります。
ただリスクを取らなければなりません。障害を与えているのは自分であるという事実に直面したら
目標を達成し愛する人たちをサポートするために
いくつかの実践的な措置を講じることができるかもしれません。
ポジティブな金星が牡牛座を支配しているため自分の限界を受け入れ
他人にそれを押し付けなければ、十分な備えが得られるでしょう。

8ハウスリリスはおそらくあなたが忘れられたままにしたい人生の親密な詳細を明らかにする可能性が
あります。これは、リリスの暗い側面がセクシュアリティ、出生、死、借金、欲望、貪欲、
その他の親密な問題に関連しているためです。意図せずとはいえ、社会の暗い要素をあなたの人生に
引き込んでしまう可能性があります。無責任にギャンブルをする配偶者から暴力的になった近所の仲間まで
その状況はさまざまです。なぜ奇妙なことが自分に起こるのかわかりませんが、実際に起こります。
あなたにとっての課題は自分自身の暗い側面の深さに直面し、それを光に留めておくことです。
根底にある流れを発見するには標準を超えて掘り下げる必要があります。自分の心の平安を乱したとして
他人を責めるのではなく、感謝しましょう。
それらは、自分自身の感情的、精神的な深みと向き合う機会を与えてくれます。

パートナーあるいは共同事業者を通して、
暗い側面を見させられる、という感じの解釈ですね。
原因は自分が作っていると言えますが、その根底を探すために掘り下げる作業が必要、ということ。

精神的な深みと向き合う機会

8ハウス

8ハウス的な機会があったかどうか。
「目に見えない世界」的観点で言えば、
目に見えない存在と交信するというのは
正直言って誰かの体験談を聴くくらいしかありませんでした。

幼少の頃から花に集まる妖精だとか、
そういうメルヘンあふれる体験した人の体験談を聞いたくらいで。

私の観点からするとゲームの世界でそういう存在を
子供の頃から知ってきました。

本気にしていないが、いたらいいな、
魔法が出せたらいいな、くらいな感じで作品を遊んでたのを覚えています。

ゲームに没頭していた頃はファンタジーの世界に首っ丈でした。
フィクションなのは知っていたが、
魔法みたいなエネルギーが使えたら良いなとは常に思っていました。

周りの同級生らにはコケにされるのが怖かったので表出ししなかったが。
周囲の大人や同級生の目を気にして

現実にいるわけないよな、と蓋をしていた部分は
確かに過去生の在り方とそんなに変わらないなと感じました。

そうした背景があった上で入ってきた「魔法」の世界で
私も念願の「魔法」を使えるようになりました。

しかしその「魔法」を「なぜ」使えばいいのかわからない。

「共同事業」を通して行ったワークで、
私は自らの航海において、操縦桿を壊してしまい、迷子になりました。

その魔法ワークを「なぜやるのか」
そのことに対して真剣に向かい合う機会が与えられた感じがしました。

使う理由がなければ、方法論がいくらあっても意味ないわけですから。

総括

8ハウスリリス

ブラックムーンリリスの示す当人ですら気付かない、
負の衝動ともいうべきものでしょうか。

何らかの事情によって負のスパイラルを巻き起こすように見えるリリスは
一見自身をどん底に落とすようですが、
そのことによって「なぜそうなったのか」
真剣に向かい合う機会を与えてくれる。

そしてそのことで、2度と起きないようにするのが肝要、という事。

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