土星は暗く重たい星であり、トランジット土星において
自分のネイタル太陽、月、アセンダント、MCあたりに来ると
よりそれは重たいものとして感じてくるでしょう。
土星の期間はどうすれば良いのか。
新しいルールがあるなら、それを守らねばなりません。
9ハウス土星であれば、自分の思想に自信が持てないことの表れかもしれないし。
それを乗り越えたときこそが自分が誰かに思想を教えられるでしょう。
土星が示すのは「安定性」。新しいやり方で基盤が安定しなくなるので
安定するまで試練を課されるのです。
もくじ
土星という「秩序」

土星が示すのはルールであり、秩序である。
そういう意味で言うと、トランジット土星ということは
新しいルールがやってきた、ということを意味します。
新たなルールがやってきたので、これまでのルールが
全く通用しないので戸惑いを感じてしまう。
逆にルールに慣れてしまえばそんなに戸惑う必要すらない。
つまり新しいルールに則って生活すれば、少しずつ土星の脅威も弱まるということ。
トランジット土星は新たなルール適用期間なので、それに見合わないものは捨てて
新たなるものを受け入れねばならないということです。
そのために新たなる行いが必要ということ。
私もトランジット土星が6ハウスにいるので、人から与えられる仕事の様式が変わってくる。
そうなった以上は仕事の仕方を変えていかないとならない。
次が7ハウスになるので、そうなると配偶者や協力者と関わる上で
新たなるルールを適用することになるでしょう。
もしこれが例えば結婚している人なら
結婚生活の上でのルールとかしがらみも出てくるでしょうし
とにかく他者との関わり方が変わってくるのです。
土星が行う「収縮」活動

山羊座、すなわち土星のサイクルで言うと「収縮」。
射手座のルーラーである「木星」のサイクルで
「拡大」して増えたものを最適化して収縮します。
土星の期間にやらされることは往々にして収縮。
仕事を辞めさせられたり、何らかの理由でお金が消えたり。
新たなルールでの「安定化」を図ろうとしているのです。
そのために自分よりも権威ある年長者をぶつけられるのでしょう、
ルールを適用するためには権威ある人物が言わねばなりません。
今までやっていたことを急に辞めさせられるのだから、そりゃあ戸惑うでしょう。
その中で新たなルールで必要ないものは辞めさせられる、ということになります。
そういった意味でこれまでにそぐわないものは「収縮」、
やめさせられることになります。
総括

土星にはルールという意味もあるので、
土星がトランジットでやってきたということは、
なんらかのルールを適用させられようとしているということ。
そのルールにそぐわないことをやめさせられるのが土星期間。
1ハウスに土星が来た時などは顕著で、仕事を辞めさせられるような出来事があったり、
行動を変えざるを得なくさせられます。
土星には否定的な意味が根強いので、なかなか受け入れるのが難しい。
新しいルールなんて特にそうでしょう。
今までのやり方をやっていたのに急にやめろと言われるのは、
時にそれは戸惑いや害悪に感じるはず。
土星は新たな秩序に則った整理をさせられる破壊と再生期間とも言えるでしょう。