健康面はどこをみるのか。火星?土星?マレフィックの存在が鍵を握っている事例の紹介。

健康面を見る時は火星が太陽を見ると書いてあったのを思い出します。
これらに対してハードだとしんどいが、活力には恵まれる感じ。

摂食障害というケースを稀に聞くがどういうのか気になりました。
食にまつわる障害であればセレスの可能性を疑うんですが。

金星と土星のオポジションというケースを見たが、
分からないことだらけなので考察しました。

健康面を見る時には太陽や火星のアスペクトを見る?

太陽

太陽は自分の人生のゴールに向けて向けていく指針、舵の向き先。

火星は自分がどういうところに活力を見せるか、何を獲得したいかという
エネルギーの意欲の宛先を示します。

火星がノーアスペクトだと自分のやる気の向けどころがないものだから
無理やり火星を使わせるために、イジメのように、
他者の攻撃を受けたりすることが多いといいます。

まぁ実際に私もそうしたことがあったので当事者とも言えるかな。

学校でも会社でも不当にタコられることが多かった記憶。

火星は扱うのが難しく、アスペクトなければないで、
変な人たちに絡まれるということもあるんですね。

占星術において健康や病理的傾向を読む際には
6ハウス、火星、太陽、月、土星に加えて、
セレス(食物・栄養)、ベスタ(自己抑制・集中)、ジュノー(対人関係によるストレス)、
そして特定のアスペクトや感受点の絡みを見ていくというのが主なようです。

一つケーススタディで、火星のアスペクトを見たものがあるのでそれを紹介しましょう。

ケーススタディ・火星に大惑星とのアスペクトはないが、ベスタやジュノーなど小惑星とハードアスペクト

健康

金星期(16~25歳)に摂食障害になってしまった方の事例をあげていきます。
火星を見たら大惑星にメジャーアスペクトはないですが
これがベスタが90度、ジュノーが180度というアスペクトをとっていました。

一つ一つ紐解いていきましょう。

1・火星ーベスタ90度

自分の中の規範があるから、それで活力を抑圧してしまう。
そのことによって火星のエネルギーが思わぬところで暴発したり
何かと極端になってしまうこと。

火星は「生命活動を維持するための獲得する力」を示すので
それを土星ほどでないが制限してしまったのが考えられる、というのがまず一点。

ベスタも土星のようにストイックさや規範を示す小惑星なので
活動におけるマイルールを設けてしまってしばってしまったことがまず1個考えられること。

2・火星ージュノー180度

対人関係において緊張があり、それがパートナーシップであるとかそういうところに
火星の活力が怒りの矛先になったり、あるいは我慢したりしやすいこと。
対人関係はコントロールできないが、食はコントロールできるから
そこでコントロールしたことも?

3・月ーセレス90度

安心安全の感覚と、自分自身を育ち、育てられる養育感覚にズレがあること。
当人の中で「食育=安心安全」につながらなかった可能性も考えられる。

総じて自分にどう接していいか分からないというところがあると思います。

金星ー土星180度を「摂食障害」と読んだ事例

土星

その方は金星期に摂食障害になったので
自分の楽しみを示す金星を土星が阻害している
金星ー土星180度のアスペクトを疑いました。

なにしろ太陽や火星をパッと見ても、大惑星とのハードがなかったんで…。

金星ー土星の180度はこういうロジックですかね。
「自分の善や美を表現してはならない」「五感を封印しなくてはならない」
「自分が愛されるなんて」
という葛藤。

金星期は特に金星が強調されるので、この葛藤が過激な形で現れることも。
射手座金星2ハウス、双子座土星8ハウスの絡みでいうと

もっと自由に表現したいが、社会的プレッシャー、他者との関係性で縛りがあるので
その表現がうまく行かない、おぼつかない感じ。

本能(射手座)は食べたいが、理性(双子座)はそれを許さない、というところか。
対極のサインというのは本能と理性の葛藤なので。

8ハウスというところで他人との深い関係で自分を見失いたくない恐れが
自分の楽しみを全力で拒否していた…。

金星の喜びを「罪」でなく「自分への許し」として表現するのが大事。

芸術的表現で金星としての楽しみを健全に全うするのを試みる。
セルフケア、受け取っても良いのだと自らへ許す。

他者の見る目を気にするハウスでもあるので
いかに自分の価値観に基づいたことが、
それが大切にできるかというのを重きにおいてみる。

180度の関係性を持つ他人というのは「バランシング」がテーマになります。

自分の価値観も大事だし、他者との関係性で受け入れるものも受け入れる、
ということが。

そのためにヒーリングとかがあるんでしょうがね。

総括

健康

と言った具合で摂食障害のような、健康にまつわるテーマの星読みの事例を紹介しました。

火星も生きるためのエネルギーなので
それを阻害しないのが大事なことだと思いますし
土星も「瞬間最大風速」で終わってほしくないが故に
試練を、漏れがないように検品している、という作用をもたらしています。

そこを乗り越えて「バランシング」するというのが大事ですね。

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