それは五月病か、それとも天空模様によるコントロールか?
自分の暗い側面を他者を通して見させられている、としたら何がそれをさせている?
辛みといえば火星や土星、トランスサタニアンといったマレフィック天体の影響を考えますが
それよりも移動の早いブラックムーンリリスの影響を考えています。
個人的にはドラゴンヘッドとリリスのハードアスペクトの時期なので
その辺りの考察をしていきたいと思います。
もくじ
トランジット蠍座リリスー牡牛座ドラゴンヘッドの180度

私が8ハウス牡牛座ドラゴンヘッドを持っていて、
ちょうど蠍座リリスのシーズンが入っている2025年春。
ドラゴンヘッドというのは「今世やるべきこと」であったり、
自分が関わる集団を示す感受点。
そこに対して180度の関係性を組むとなると、
自分が関わる集団や人間関係を通して、これまで明らかにされなかった
自分が本質的に求めること、そしてそこに至るまで明らかにされなかった
自分の暗い側面というのが、他者を通して現れるのでないか?と推察します。
ドラゴンヘッドというのは今世やるべきことではあるが
「未経験の領域」ともいうべきものでしょう。
ドラゴンテイルが過去のパターンでやり尽くしたことなので
非常に楽なものがあり、これはカルマとも言われること。
私の場合は2ハウス蠍座ドラゴンテイルなので、
自力で財源になりうるものを構築するスキルを指します。
2ハウスは自己裁量で「防衛」のために金策を講じることができ、
8ハウスは他者との協力関係において資源を作る、得る、ということが求められます。
つまり他者との協力関係を否が応でもさせられる、
これまで問題になっていなかったワンマン気質というのが
トランジットリリスによって浮き彫りにされたというべきでしょう。
誰も頼らずにワンマンで対処してきた私ですが
他者に委ねたりすることも必要経費であることを学ばされる、
詰まるところ共同事業においては何かを成功させるにおいて
他者のタスクがマターになっているなら、それを待たねばならない。
ここで起こっている出来事の全てが全て
「これなら自分でやったほうが早い」
「自分一人でやったほうが明らかに楽」と思わせるようなことばかりで
共同作業の辛さを何らかの形で突きつけられている、というようなこと。
2ハウスでワンマン気質の代償を払わされている感じがします。
ちなみに私のチャートではこの時期N冥王星ーT火星が90度。
獅子座火星になってから冥王星の示す深層世界的価値観と
火星の示す獲得したいもの、積極性原理が矛盾を生じており
ストレスを溜めやすい時期になっています。
自分の価値観と外の世界のアプローチが噛み合わず、
現実の世界においては他者から望まぬ仕事を投げられたり、
あるいはそうせざるを得ない状況に自分を追い込んでしまったりで
ストレスを溜めたり怒りを爆発させたい状況を作ってしまっています。
冥王星とハードアスペクトになるとストレスが長引く傾向にあり。
ドラゴンテイルにおける人間関係から見る自らの闇

こうしたドラゴンヘッドーリリス180度における、
これまで無意識のレベルで抱えていた執着のパターンというのが顕になってくる。
他者を通して窺い知れるドタバタ劇というのは暗く辛いものであるが
リリスが示すように、心底どこかで望んでいたものに直面させられることになる。
ドラゴンヘッド・テイル(ノード)が示すのは魂の進化成長の方向性です。
そこに対して避けてきたパターンであり、
今まで向き合わなかったことに対して向かい合わせにさせるリリス。
恐れや猜疑心、テイルの示す過去のパターンの執着というものが
思い切り足を引っ張るようになってしまう。
ノードの示す人間関係を通して
「どのような他者との関わりを望むか」
「他者と関わって何を残すか」
「人間関係において何を求めて、何を恐れるか」
リリスードラゴンヘッド180度になることで
これまで無意識でひた隠しにしていた感情というのが
人間関係を通して障害として立ちはだかる、という事実。
しかしそれは闇でもあり、自らの魂の本質に迫るところでもある。
なんらかの理由で抑圧してきたものだったり、
自分のシャドウとなるものが、他者から現れて見える。
ドラゴンテイルは過去にやってきたことなので散々やってきたはず。
本当はどうして欲しかったのか

「XXさんと仕事をしたい、YYさんは嫌だ」
こういったことは会社であることも少なくないと思います。
私も選民思想的なスタンスというのもあります。
大体こう思っていると、「月」というサービスの星座は
「嫌だ」と思っている方をぶつけてくるもの。
何度もそういうのありましたね…。
自分の深層に眠る願望、恐れ、支配、服従。
これらが「嫌だ」と思うことを通して浮上してくるもの。
私の場合は2ハウステイルなので個人の裁量で仕事をする、
一人で価値を作る、誰にも頼らず生き抜いてきた、
というのが過去に散々やってきたことになります。
合同事業的色合いの8ハウスで言えばそこでリソースを共有したり与え合うことが求められてくる。
蠍座というところで協力者の意見は仰ぐものの
2ハウスなので結局最後は自分で決着をつけることになってしまう。
蠍座は自己に能力に対しての自己信頼の念があるからタフさがある。
それがワンマン能力として古いパターンをそのまま通すだけ、
他者が期待通りに動かないことがストレス、指示するのが怖い・苦手だから
結局一人で全部やってしまう、という。
8ハウスの示す親密に関わった他者との連携が求められていて、
その連携の形を見出したり、相手に委ねる練習、
というのを踏まねばならない、ということでないかと考察しました。
本当はどうして欲しいのか?
なぜ自分一人でやったほうが楽で、他者との連携が異様に不信を抱いたり興味を持てないのか。
これらを明らかにしていくこと。
そしてどういう連携が求められるか。
2ハウスドラゴンテイルでリリス0度でがきている場合、
一人でやるのでなく、誰かがやることを信頼する、
そうしたことが求められてるのでないか。
自己能力に対する信頼に加え、自分以外ができるようにじっくり待つことが先決か。
そのことができて他者とのリレーションシップがうまく築ければ
自らの魂が生まれ変わったかのようになるのでしょう。
総括

水瓶座冥王星時代の話は何度したか分からないが、
社会から離れたフィールドから社会貢献するには
今の社会から見て、人との関わりが大事な時代。
一人ではいられない、ワンマン体質ではいられない。
他者の協力が不可欠です。