2023年12月6日に魚座海王星順行になります。
逆行期間といえば「見直し」というものがキーワードになりますが
海王星が示すのは「夢」「理想」。
「夢の見直し」期間であった海王星逆行期。
ここにきて順行になることで、不要となった夢を洗い流し、開き直れるだろうか?
もくじ
2023年12月6日 魚座海王星順行

時間:21時57分
魚座海王星は8ハウスにいます。
一般的に見れば相続運が安定しないこと。
いいようにとれば誰かからの夢、思想の継承。
スピリチュアル、インスピレーションといった見えない世界の恩恵。
癒しなどの神秘的な手段での財産の獲得。
神秘的な生活を追い求めることになるだろうか。
理想的なものを継承し、それを発展できるか?
カルミネート天体は天王星。
現状から一歩変革する空気感が強くなりそうです。
これまでの当たり前に妥協せず、何らかの特殊な、専門分野の技法を用いて
この世界に蔓延った常識を覆そうとする。
魚座海王星解釈

魚座の海王星については
この世代に生まれた人は自らが「神」となりうる能力を持つ可能性を秘めている。
生まれながらにしてスピリチュアリティで精神的にも良く育まれる。
霊的センサーが強力がゆえに現実離れしたり、
病気やトリップに対しての耐性の低さも懸念される。
類稀なる想像力が芸術、音楽などで自らの精神世界を創出するだろう。
この時代には宇宙的な意識が広がり、
地球外の存在や天界の存在と交流が始まる時代とも言われていたようだ。
事実それを実現している人もいるので、それもやぶさかではあるまい。
つかみどころのない精神性からも、宇宙的な意識の観点から、
正しい訓練を積めば他者にすらインスピレーション、
あるいはイニシエーションを与える可能性もあるだろう。
8ハウスの海王星については配偶者との一体感を感じ、
感情の底流といったものを感じることもできるだろう。
形而上学、スピリチュアル的な生活を追い求めることが平凡な日常と理想の境界線を打ち消す。
結婚後の財政においては一筋縄ではいかないだろう。
遺産相続の状況や配偶者の財政状況が見えないことからも、裏どりが欲しいところ。
性については単なる現実的な感覚で認知できない、神秘主義的なものを好む。
霊魂の世界のような、スピリチュアル的な事柄には強い興味を持つ。
死は昏睡状態で訪れるようだ。
天界との存在の繋がりが深まる時代、
というのはルルラブア先生の著書にありました。
実際にシャンバラアンカーが降りたのは2021年のことでした。
なので神界とのつながりが深まるという説は当たっていましたね。
魚座海王星時代になって癒しの時代の色合いが強まったのもそうだし
病気を示すのでコロナだとか新種の病気も流行り出したのもこの時代です。
前回海王星だったのはナイチンゲールの時代でしたね。
サビアンシンボルは、
体の部位:左遠位脛骨腓骨関節
度数:24.53
サビアンシンボル:聖職者の粛清
「聖職者の粛清」というのは物騒に聞こえますが、
不浄なるものを排除するということ。
目に見える部分の不浄なものを排除することで
魚座の示す「見えない世界」の部分を整えていく
ということでないでしょうか。
「自分にとってゴミだった夢は消え去る」
「紛い物のスピリチュアルは淘汰される」
ということでしょうかね。
海王星というのは精神世界を司るものですから
高次の精神レベルの浄化が始まっていくのが
この順行期間なのかもしれませんね。
各種解釈

海王星とアスペクトを形成するのは
著しいまでな陶酔状態に陥ること、ガスや水難注意(月ー海王星180)
思想と現実があまりにも離れていて自己主張しない方が安全、被害妄想での攻撃(海王星ージュノー180)
アイデアを仕事、使命にうまく活用する(海王星ーMC60)
仕事に対してうまくアイデアを活用できる一方で
その空想が行きすぎてしまうことも。
マンデン的には災害を危惧してしまう。
高すぎる空想に委ねやすい期間なのかもしれません。
マップ解釈

中国東部あたりが木星ーMC。
道央を土星ーDSCライン、佐渡島、静岡中部あたりを天王星ーMCライン。
海王星ーMCはロシアを通過。
総括

8ハウスで受け継いだもので、必要なものは発展させ
時代についていけないゴミとなるものは順行期間で流していく…、という流れでしょうか。
月ー海王星のハードアスペクトから言って結構シビアな感じがしますが
「断捨離」というのは「拡大」をしない限り生まれないもの。
必要なものやそうでないものまであれこれ吸い上げて
ようやく「断捨離」を行えるというもの。
何も手に入れない状態で断捨離も何もありませんので。
ハードアスペクトは辛いのですが一番厄介なのは「何もしないこと」。
何もしなければ理想も何もないし、
浄化が必要になるくらいの拡大妄想も始まらない。
思い切り酔いしれてしまいそうなこの配置が
「調整」という作用に見えてなりません。
本当に欲しいものを見出すための肥大化、
月ー海王星のオポジションが「必要経費」的な捉え方ということです。
費用対効果は果たしてどうなのかってところですが…。
想像がエスカレートして器の限界を迎えた時、
「現実を見る」必要性に気づいてきます。
見果てぬ夢というか、わだかまりが見えるというか。
それらを洗い流すことで本当の夢や理想が見えてくるのでしょう。
そういった意味で順行期間で「浄化」が始まるのかもです。