2023年3月4日から始まった魚座土星は
2025年5月25日に牡羊座土星へとサインチェンジします。
土星に関して言えば、魚座までの12サインを一周してきて
牡羊座に戻ることで、また新たな夢の続きを、
新たなサイクルへと向かっていき、約30年間で再び12サインを巡っていきます。
土星のサインは一周してきて、また新たなサイクルを作ります。
牡羊座土星時代についての様相を、2025年分のみ、先行して見てみましょう。
牡羊座が示すのは「物事の始まり」。何の基盤を作るのか？？
土星の役割を大まかに解釈すると「試練」「束縛」「災難」「不幸」
こんな感じの重苦しいイメージが先行しており
土星がトランジットで来たりすると「試練期」という見方をする、ということが往々でしょう。
確かに土星というのは試練という形を突きつけてきて
忍耐を強いてくる時期なのは間違い無いでしょうが
新天地で活動するに当たって、これまでのルールが通用しないということ。
新たな世界で運用するためのルールを学ばせて「安定化」させるのが土星の得意とするところ。
土星の場合に関して言えば、レールに敷かれた場所さえ歩いていれば
安定して生活をすることができる。
逆にレールを外れてしまおうとすること、前時代的なルールでレールを外れようとするから
とても辛いことが起きて、その対処を余儀なくされる、というところ。
牡羊座の示すのは「物事の始まり」なれば、土星の束縛力で独立性や勢いを削いでしまう、
スタートアップどころの話で無い、前段階の準備を要する時期でしょう。
魚座までの12サインが終わって新たなサイクルを迎えるわけだから
社会的にはまた一つの大きな流れを作って動こう、という
そんな流れになるでしょうか。
牡羊座土星の特徴は短気で衝動的。
安全第一をモットーとするものの、何かと失敗を恐れて勢いを失いがち。
独立性を何より求めるあまり忍耐できず
準備がままならないまま先走ってしまって失敗につながる点が欠点。
自立したい気持ちに制限がかかったような感じになりますが
時間経過を経るごとに土星の束縛が緩み、その独立性が花開くでしょう。
「忍耐」「自立」ということがテーマ。
土星の制限を乗り越える過程でスタートアップに必要なことがスムーズに行えるようになる、という点が特徴。
ディグニティ的にも牡羊座は、土星が力を発揮しにくい場所。
辛抱できなかったり、あるいは勢い余ってレールから外れてしまったりするかもしれない。
世相的に言えば「戦い」「スポーツ」も新たな局面を迎えるでしょうか。
仮に受難期でなかったとしても、次のフェーズにおいて
新たな仕組みづくりなどを求められるでしょう。
そして牡羊座のキーワードは「I am（我ここにあり）」。
「私は何者か」という真理を作っていくことになるだろうか。
牡羊座土星世代の人はサターンリターン期、天秤座土星世代の42〜45歳前後の人は
N土星とT土星のオポジションシーズンで
生涯最後の転換期、ライフワークに挑むラストチャンス、とも言われる時期。
2025年からスタートする牡羊座土星時代
牡羊座土星は2025年5月25日 12時37分50秒から
2028年4月13日 12時39分41秒まで。
途中で土星逆行を挟んで、魚座に戻ってくる時期もありますが
2026年2月14日以降は完全に牡羊座で運行していきます。
それでは土星について、時期ごとに区切りながら見ていきます。
2025年5月25日 12時37分50秒 牡羊座土星入り
牡羊座に土星が入った時、土星は７ハウスにいます。
ソフトにおいてのトランジット土星７ハウスの概説は以下の通り。
この期間中、自分の優先事項を再評価するため、
パートナーとの関係は深刻な変化を遂げます。
その結果、パートナーへのコミットメントがさらに高まるか、
真剣な関係に終止符を打つことになるかもしれません。
結婚も離婚もこの時期に起こる可能性があります。
まだ真剣な交際をしていない場合は、大切な人と出会うかもしれません。
パートナーシップ、法律、コミットメントの問題。
結婚にせよ何にせよ、他者との関わりを求められる、
他者との関わりでコミットメントを求められる、ということ。
契約ごとに関しての忍耐を求められそうな時期。
結婚に限らず、共同事業を行う上においても、関わる人の吟味を要する感じ。
外国との外交においても不透明な様相になりそうか。
土星ー海王星のコンジャンクションですので
理想と現実が入り乱れていること、妥協点を取ることが大事になりそう。
火、地、風に集中していて水がからっきしなし。
感情的にはウェットさがないことから、水優位な感じの人には辛そう。
2025年7月13日 13時7分17秒 牡羊座土星逆行
土星は５ハウスに滞在している状態で逆行。
T(トランジット）土星５ハウスの概説は以下。
この期間中は、思いつきで楽しむのではなく、
リラックスやレクリエーションに間に合うようにスケジュールを立てる必要があります。
定期的な創作活動から恩恵を受けることもできます。
あなた自身の子供でも他人の子供でも、特別な注意が必要な場合があります。
「人前につくこと」「恋愛」「子育て」「娯楽」がテーマ。
主にこの辺りのテーマが滞るんだろうなと見れますが、
世相的には出生率が滞ったり、そのための政策、
あるいは目立つ場所での活動においても見直しが考えられる。
思ったより楽しめない、自粛とかか。
太陽ードラゴンヘッドージュノーの水のグランドトライン、情感が事態好転の鍵になるか。
月ー水星180度でメディアが苛烈になりやすい。
土星は牡羊座数え2度でサビアンシンボルは「グループを楽しませるコメディアン」
自分との関わり方、そして「恋愛」「子供」「趣味」との関わりにおいて
どういう関わり方が適切かの見直しを図ることが大事になりそう。
2025年9月1日 17時05分59秒 魚座土星入り
逆行した土星が魚座に戻ってきます。
土星は1ハウス。概説は以下。
この期間中、あなたはここ数年の努力の成果を享受します。達成は自分の責任と
向き合った結果として生まれます。これはやりがいのある時である場合もあれば、
自分の義務に圧倒されていると感じる時である場合もあります。
長年裏方として働いてきた人は、今こそより公的な役割を担い、その努力が認められるときです。
自分としてのあり方が今一度見直されるだろう時期。
木星ードラゴンヘッドージュノー・ベスタ・リリスの水のグランドトライン。
情に訴えれば誰かが何かやってくれるかもしれないが
それを過信しないこと。過信すると何も進化成長しない。
土星ーMC120度なのでゴールに対して忍耐力が与えられそうな時期。
2025年11月28日 12時51分31秒 魚座土星順行
土星は１ハウス。見直したアイデンティティの作り直し、か。
木星ー土星ー水星・金星と水のグランドトライン。
メジャーな惑星によるグランドトライン。
10惑星でのグランドトラインなので大きくブレそう。
魚座数え26度のサビアンシンボルは「影響を分散する新月」
古いものを手放し、新たに独立する。自分らしくないものを手放して新たに進む時。
2026年2月14日 9時12分 再度牡羊座土星入り
そして牡羊座土星になって仕切り直し。以降も順行逆行を繰り返すものの、
ここからは戻ることなく牡羊座土星時代として運行します。
11ハウスオーバーロード、組合絡みの人付き合いにフォーカスされうる時期。
土星は12ハウス。T土星の概説は以下。
人生の野望を達成するために、裏方として努力する時期となりそうです。公的な時間というより
プライベートな時間です。たとえば、あなたは本を宣伝したり出版したりする段階ではなく、
本を書くプロセスに夢中になっているかもしれません。
第12室土星でインターネットや隠れ家、
果てまたは無意識の世界など「他人から見えないところ全般」。
インターネットで行うビジネス基盤構築だったり、インターネットの法整備周り？
裏方での活動、見えないところでの努力。
総括
魚座土星が終わって、牡羊座土星に入ることで
12サインの最初に戻って、新たなサイクルになること。
最初のスタートアップだからこそ
これからの30年間をどうして良いかを決めねばならない、
その基盤作りがここから始まるということ。
土星というゴールのためのレールを敷いて、落ちないように安全運転させる惑星。
その教えは時に厳しいこともあるでしょう。
世間的には、何を始めるのか。個人では何を始めるのか。
牡羊座に戻ることによって新たに始まるサイクル。
誰と歩み、何をなすのか。
「責任」の２文字は重いですが、新たなサイクルに向けて能動的に動いていきましょう。
