自らの中に眠る再創造の、冥府の王の力を使っていくと、
これまでの価値観の徹底的なる破壊にて、今までにない新たな価値観のものを生み出す。
何らかの深淵を極めることで、新たな価値観のものを生み出し提供していく。
それらを使って極限までの変化をもたらすことだ。
なるほどこれまでの既成概念でできたものを一旦壊し、
斬新なものに再創造するのは確かに冥王星の分野でしょう。
支配力によって自らの立ち位置を描く、というのはアストロマップでも描かれます。
ここでは冥王星ーMCラインの考察をします。
もくじ
アストロマップにおける冥王星

アストロマップにおいて、冥王星の示す場所は
往々にして異様な雰囲気であったり、ある種の近寄りがたさを醸し出す、というように
マレフィックが示す場所はイマイチ良いことが起きない、そういった趣。
火星であれば戦い、天王星であれば突然のトラブル
土星であればビジネスや束縛、
海王星であれば心地よさが故にトリップから抜け出せない、といった具合に。
マレフィックが示す場所は、職業柄行っても問題ないものもありますが
大体の場合は「強くはオススメできない」ことが多い。
冥王星についても「生と死」にまつわる星であることからも
どちらかというと危険と隣り合わせという感があります。
乗り越えれば大きな飛躍はありえるでしょうが。
権力者における冥王星ーMCのコンジャンクション。

さてアストロマップについて色々調べていますが、
冥王星ーMCにおいて「権力闘争」を示す向きもありました。
例で言えばインド独立の父・ガンジーや
元オーストラリア大統領のポール・キーティング。
ポールの場合はイギリスに対して冥王星ーMC、
ガンジーもロンドン付近に同様のラインが走っていました。
別に彼らは直接ロンドンに行ったわけでないだろうが
当時支配者側であった大英帝国に対して戦っていた、というのが伺えます。
冥王星ーMCで「権力闘争」。
ヒトラーが全盛期であるのを示したように
冥王星は「権力」「立場が大きく変わる闘争」「支配」をも意味するか。
MCが人生のゴールや出世を示すことからも、
自らの出世にまつわる、立場が大きく変わる、支配の構図を変える闘争というのが
冥王星ーMCのコンジャンクションの意味するところのようです。
ガンジーもポール・キーティングもそうですが
「自分の国に対する束縛を解き放つための戦い」という意味で
冥王星ーMCの戦いのラインを持っていたそうです。
行く縁がない場所にこのラインが走っている場合は、考え方にもよるもので
これって、決してこの場所に行かなくとも
何かしらの形で縁があるということですね。
総括

行く行かないでパワースポットとなるわけでもないですが
歴史上の人物で、闘いに縁がある人物が
自らの覇を唱える戦いに打ち勝ち、名を上げる地点が何処か、
というのを示す冥王星ーMCライン。
行けば良いことが起きるというわけでもない代表例のようなもので
ここにいる限りは、権力というもののしがらみが現れ
生き死にレベルで大きな運命的エネルギーが動く場所。
何もしないと淘汰される、何もしないというのはあり得ない。
前世からの縁か、それとも今世にあたるのか?
それも戦いを通してわかるものかもしれない。
