牡羊座海王星になると、あるベクトルで「自由」になることを求めるでしょう。
「牢獄」であることに気づき、もっと自由にならなくて良いのか？と。
「叶えたい夢はそれで良いのか？」
という意味で逆行が入って、海王星は魚座に戻ったのではないか。
「夢」って色々あるが、それって「貨幣経済の牢獄」
に囚われているだけでは？と。
貨幣経済の社会ベースで考えて良いのだろうか？
など思うところがあるでしょうが、
ここでは逆行で海王星が戻っていった意味を少しだけ考えていきます。
もくじ
海王星逆行における「見直し」
海王星逆行に関していっても
「見直し」の意味合いがあることに違いはないでしょう。
魚座まで海王星が一周してきた、というのは
どこに「牢獄」があるのか気づかせる意味もあったのでは。
土星が「サターン」つまり「悪魔」の流れを汲むものなれば
土星原理というのは元々「デーモニック」、
つまり物理次元そのものが「デーモニック」であるということ。
そこに異を唱えるのがトランスサタニアンのエネルギー。
海王星は「イエス・キリストの惑星」。
デーモニックな牢獄から解き放つ「夢」のエネルギーが、
境界線を溶かしていくエネルギーがとても強い、ということです。
海王星のエネルギーというのは「夢」の中にしかない産物を
現実という境界線を壊して持ち込んでくるのです。
魚座や12ハウスの世界というのは
そうしたデーモニックなエネルギーが介在しない「聖域」というべきか？
12ハウスは「見えない敵」といった意味合いも介在するが、
自分の中の無限の世界が描いている様相が展開されているもの。
「夢」というのも、ある意味ピュアな世界ですよね。
何をどう見直そうか？
それは自分がエネルギーだと思ってるものが、実はそうでない、
ということも考えられたりとかね。
例えば海王星が8ハウスとかある人だと、
エネルギーをどこかの土地に降ろすなんてこと？
をやれる人も稀にいるそうな。
先天的にそういうことができて宜しいことなんですが
波動を高めるとか、チャネリングとか
そういうエネルギーワークみたいなやつは
マニュアルなしにやって良い生半可なものではありません。
デーモニックな世界に生まれた私たちなので
エネルギーだと思っているものも実はデーモニックなものを扱っている、
自分がエネルギーを使ってると思ったら
変なものが「憑いて」いるだけの可能性もある、ということ。
だいたい憑いているケースのが大半と思われるんですがね…。
海王星が啓発してきたこと
蠍座や8ハウスにおける「聖域」というのは「2人の世界」のエネルギー。
自分と関わった相手の影響を吸収して
「変化変容」を遂げるための「秘密の聖域」。
この「聖域」も「変わるまで離さない」という強烈な聖域。
この強烈な「聖域」で別のものに変化を遂げるのです。
「2人だけの秘密の世界」なのでここもある意味では「見えない世界」。
2011〜26年の魚座海王星時代、いわゆる「心の時代」、
ワンネスだとか手放しだとか、
流れに身を委ねる精神性が際立つ時代でしたね。
射手座も精神性のサインですが、似て非なるもので、
より非現実的なもの、博愛的な要素が魚座の「夢」。
射手座も魚座もどちらも木星ルーラーで「精神性」という共通項があるが
射手座だと自己啓発的な感じで「高み」を目指すのに対して
魚座だと自分の中の精神世界が具象化する故に「自分の芯の強さ」に精神性を求める
そこが「繋がる理由」でもあれ、「相容れぬ理由」でもあれ、と言ったところか。
博愛的な精神を示す魚座の海王星時代の流れというのは
世間より離れて隠遁して、あらゆる手放しすることに
ロマンを見た時代でもあった、と言えるでしょう。
「ミニマリスト」しかり、片付けスタイリストしかり。
何かと瞑想的な在り方を好んだ傾向が印象的。
何が何でも「心を落ち着かせる」方向性に仕向けていったのではないでしょうか。
魚座って別に社会から離れたり、孤独になっても然程困らないサイン、
というのはどこかで話したと思いますが
魚座海王星の15年の間にSNSを辞めて「孤独」になる道を選んだり
何かと「手放し」して離れて自由になる人が多かった、そういう印象があります。
かくいう私もそうした「孤独」になる、ワンネスになる道を選んだこともありました。
総括
何かと迷いが生じたりというのは、
海王星が12月10日まで逆行してる間に少なからずあるのでは。
海王星逆行時は隠されていた欺瞞の暴露が考えられ、
現実逃避や幻想への警告が必要な時期。
「夢」なんで何でもありだろうけど、「癒し」を伴うとしたら、
夢の領域で過去に立ち返るのは海王星やキロン逆行の影響、と言えるところか？
魚座30度の海王星なら無理やり過去のテーマを閉じようとしてる、
とも言えるところだろうし、曖昧になっていたことがそのままにならず
全部噴出するとかそういうのがあり得るタイミングだし、
事実芸能界などで様々な「真実」が浮かび上がりました。
「真実を見る訓練」が必要、ということなのでしょう。
