天秤座と人間関係について。自らの秤にかけて調停を執り行う平和主義者。

他人に興味を持つことというのはとても難しいもの。
12星座の占いでも自分の星座にしか興味が湧かないように。
大体の場合だと、自分のことにしか興味が行かない。

パラレルにみるのは天秤座。国境や人種の枠を超えて平等的に関わるのは水瓶座。

大体「自分」ばかりに興味がいくところ、
「他人」というところにベクトルがいく天秤座の凄みがありますね。

ここでは天秤座の人間関係のベクトルについて考察。

天秤座における「正義」感

天秤座

正義感、といえば天秤座。
金星ルーラーだし、「正義」のタロットに相当するし、
正義感があるからこそ調律を目指していく。

ゴタゴタを嫌がるのでそれを片付けたいと感じるところ。
別のベクトルでは、射手座も正義感というのが出てきます。

木星の高尚な精神性が、正義感を付与してくれる。
自分の信念を貫く、おおらかさで受け入れていく慈悲力。
正義のベクトルが違う、と言えばそうか。

天秤座の出典の元は、正義の神アストライアが携えた天秤。

人間同士が争いをしてやまない中、神々は人間を諦めたが
アストライアだけは人間を諦めず、淡々と正義のあり方を説き続けたが
どうあっても人間同士が争いをやめないので、アストライアはついに匙を投げてしまった。

そのアストライアが携えていた天秤が星座に上げられたのが天秤座、と言われています。
何が正しいかそうでないかというのを、天秤という物差しで計ります。

天秤座は風のサインゆえに、知性、コミュニケーションで問題解決しようとします。
対立する二つのものを秤にかけて、どちらが正義か、そのことを判断します。

フラットであることを良しとするため、偏りがあるのを避けようとします。

「対立する二つのもののバランスの良さを追求する」
そのことで調和をとろうとします。

人が二人いれば、平等というものはない。必ず比べられる。
才能にしても、性格にしても、力関係にしても。

そうした対立する要素を持つ2つの存在の調和をとろう、
とアクションを行うのが天秤座の役割。

天秤座はパラレルな人間関係を良しとする

天秤座

人間関係において、好き嫌いって結構面倒だなと思うところですね。
人の好き嫌いというのも、これも才能としか言いようがないところがある。

やれ見た目やら雰囲気やら臭いやら、
果てまたはエネルギーやらが合う合わないだの?

人の好き嫌いの基準というのは人それぞれ持っており
自分の匙加減で人の好き嫌いが決まる。

天秤座は比較的フラットに見る方ですが、
強いて言えば美的感覚にフィットしない人材を避ける、
という感じでしょうか。

「対立する2つのものの間の平等主義」を押していこうとします。
「平等」であることに異常なまでにこだわろうとするので
時にモラルを無視するというところもありますが。

風サインというのは往々にモラルを度外視するところもあったりします。

人間関係のストレスを脱却するために必要な「私」

牡羊座

天秤座は人と繋がることに関して言えば八面六臂の活躍ですごいと思います。
ただ、天秤という性質上、どうしても人間関係で負荷がかかります。

天秤の見た目のように「2つのものを測る」性質があるの
どうしても2つのものを秤にかけなくてはならない。

その秤にかけるというプロセスで、対立する2つの言い分を聞いて
調律を図ろうとするわけですから、負荷がかかるのも頷けるでしょう。

そして人間関係の対立が起きる中で中立を図ろうとするが
どっちに転ぶか分からないがゆえに「あなたはどっちなんだ」
と責められて、そのことで余計に負荷がかかる。

天秤座は「あなたたち」というところにベクトルがいくので
牡羊座のように「私」ベクトルでないので
自分自身の意見というものが希薄だったりする。

そのことが優柔不断と見られて、人間関係の問題が
この人を中心によりカオスになってしまう。

この人が意見を出せば収束するかも知れないのに。

金星の能力が人の好き嫌いを極力なくそうと言う
平和主義観念を導き出しているのですが
争いを好まない性質から自身の主張が弱かったり、
どちらにも転ばない優柔不断さを生み出していたりも。

大体誰かの意見を求めた上で自分の意見を弾き出すので。
こういうところは対向側の牡羊座との差があるところ。

ルーラーが火星と金星の違いがありますね。

火星(牡羊座)は欲しいもののために我が道を邁進する、
金星(天秤座)は調和、平和性を大事にしていく、

まさしく真逆の存在。
時に「私」を押し出すことが求められる。

だからこそ「私」の性質を持つ牡羊座というピースが必要になってくるでしょう。

「平和」は調停者がいるからこそなるもの

天秤座

とは言え金星がルーラーであることから
どんな形であれ、当人が思う「平和」を実現しようとしているのも事実。

秤に対立する2つのものを載せなければならない以上、
人間関係で負荷がかかりやすいのは事実ではあります。

「あなた」がいないと成り立たない天秤座の宿命ではありますが、
そんな中でも好き嫌い分け隔てなく接しようとしてるのも事実だろうから、
そこのところは尊敬に値する部分。

彼ら彼女ら無くしては、違う意見や特徴を持つ
他人との交流のスムーズさを創出できなかったでしょう。

天秤座は自分と他人の境界線が分からなくなるから
人間関係で悩みがちとも言われるサイン。

「自分以外の他人」に関心を向けられるって、
正直よくそこまでできるなと思うところではないでしょうか。

関係性を円満にする秘訣があるとしたら空気を読んだり、
自分と他者の違いを理解することだと思うので。

「あなたたち」に関心を持てるからこそ、そして調停を行えるセンスがあるから
この世界が回っている、とも言えるところ。

総括

天秤座

この世界に生まれた以上、平等というものはない、
生まれつき不平等であるとも言えます。

誰一人として同じ性質を持つものはない。
そうした性質の違うものの対立を避けて調和を図ろうとする、
そうした性質がある天秤座がいるからこそ
不和を未然に回避することができているのでしょう。

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