「過去の縁に紡ぎ直す、そしてそこで癒しがある」
という、あるメルマガの魚座海王星出戻りの解説。
人との縁がどんな形であれ、あったからこそ、人は成長するもの。
次に魚座海王星になるのは約165年近く待たねば、というところ。
2026年1月26日までが魚座海王星。
「縁」というのも「見えない引力」によるもの。
「見えないもの」は全て海王星の示すもの。
そう考えると「縁」も海王星によるもの、不思議ですね。
これまでの魚座海王星時代の振り返り、そして次の時代の展望を考察。
もくじ
「文明開化」の前に境界線を崩した、およそ165年前

海王星が牡羊座にいたおよそ165年前というのは黒船が日本に来たり、
明治維新で坂本龍馬らが活躍した時代と言えばそうか。
現代もそれに匹敵することが起きている、と言えばそう。
時代が切り替わる境目にいて貴重な体験をしているのは間違いないでしょう。
魚座海王星時代というのは黒船が来た時代のように
大航海時代というところで国と国の境界線が崩れて
海王星の示す「海」を超えて自分の国の版図を広げていき
また、まだ見ぬ「海」を超えた未知なる大地に夢を持った時代でもありました。
その後にやってくるのが、夢を見たのが新たなものを生み出す時代。
そうした「夢」を膨らませ、霊性を開花させる時代に
維新の理想というのは膨らんだのかもしれない。
いつの時代に生まれても大変なタイミングにいる、というのと
何を捨てて何を生み出すか、というのはいつの時代も変わらないところ。
コロナのように、広く病が流行した時代でもありましたね。
医療が見直されたのが魚座海王星時代における
ナイチンゲールが活躍した時が代表的でしょう。
海王星、魚座というところで「宗教」という意味合いも。
魚座における宗教は「心の拠り所」「癒しを求めてのこと」。
この宗教というのを自分たちの領域を超えた世界に広げていった、
というのも魚座海王星時代にあったことでないでしょうか。
場所を超え、時を超え、様々な「夢」をこの時代の人々は描いていったのでしょう。
近代における魚座海王星時代

そして現代に時間が移り。魚座海王星時代(2011〜2026年ごろ)は、
魚座という定位置に海王星が配置されていて、
海王星のエネルギーが一番強かった時代。
「心の時代」の最盛期。「夢」を語る大人が多く、
占いなどスピリチュアルブームが根強い時代でもあり、
天界との交信が行われて、見えない存在との関わりが根強くなる、
とも言われた時代でもありました。
理想、夢に邁進する大人が増えて、コーチングやカウンセリングなど
「心」を広げて夢を叶えるためのツールであったり、また「癒し」が根強かった時代。
理想や夢と同数くらいに嘘や欺瞞、新種の病気も蔓延していました。
この時代に流行っていた「心」の部分を再度取り戻すための
「縁」が再度開かれるのが、魚座への逆行。
水エレメントを多く持っている人には
「夢」が膨らむことで心地よかったであろう魚座海王星時代。
スピリチュアルブームだったり、夢を語る会であったり
様々な形で「夢」が私たちを惑わせ、そして成長させていった時代。
2025年以降は土星〜冥王星までが火、風エレメントで占められているので
10惑星のうち4つが火、風で確定になる。
もしや昨今の「水」不足もそれなのか…?
というところで「水」不足の対策も、逆行した時に望まれることかなと。
牡羊座土星と海王星

2026年から本格的に牡羊座海王星時代に。
土星、海王星共に牡羊座になることで、
10惑星のうち2つ、つまり5分の1が牡羊座成分があることになります。
ここからの時代、どのような感じになるか?
牡羊座ってあまり語られることがないが、
案外「自由」というキーワードが大事だったりするところ。
自分の個性を存分に発揮できるところでないと、満足ならない。
独立したい思いであるとか、誰もやったことのないことをやりたい想いの強さがあるので
2026年よりしばらくは「未知への挑戦」に焦がれることになるかと。
自由と言えば射手座や水瓶座が示すところになるが、何も彼らの専売特許でなかったり。
牡羊座を持つ人だけでなく、対向の天秤座も大きく影響を受けると考えます。
天秤座できついと言われているのは16〜18度あたり?
つまり対向の牡羊座の影響を取り込んで自我を出し始めたあたり。
自我を出すのが不得手でうまくいかないようなサビアンが特徴的。
よく言われる「涙の29度」は水サイン(特に蠍座)ですね。
人間関係で一番頭を悩ますのは天秤座とされます。
「他人の目を気にしてしまう」あたりが。
この時代にもやはりその要素が際立つことになりそう。
というのもそうだし、八方美人万歳なところや
自我の主張をあいまいにしてしまう点が問題をややこしくする。
「あなたはどうなの」と問われた時に、自我を出せるかどうか。
「自我」というのを如何に良き塩梅で出せるか?
「自分とは何か」が強く問われる時代でしょうね。
土星と海王星が0度の影響もあるので
なにぶんカオスの中で規律を守る、理想を現実化する、
様々な思惑が流れているカオスさを感じつつ対処していく、というのを求められるところ。
土星やら海王星やらに限らず、牡羊座から魚座に戻るということは、
どこまでが区切りにすべきか、というところも
見直しの中にあるんだろう。魚座の夢や理想というのはパーティションがない。
パーティション区切るのも大事だったりするのです。
どこまでなら許されて、許されざるはどこからか?
パーティションの役割をするのが土星。
この区切りは適切にすることで、守るべきモラルが設けられます。
総括

魚座海王星時代に「心の時代」と強く言われてきて、
多くの人が夢を見て、可能性を探ってきました。
夢を見て、次のサイクルに要らないものを浄化して流していく、
という流れを魚座のサイクルで行い、
次の牡羊座からまた新たな「夢」を叶えるための活動をする。
ここからその一歩が刻まれる、ということで
カオスな時代でありつつも貴重な瞬間に私たちはいます。
魚座海王星時代には、伝染病のように未知の病気が流行ったと言われています。
魚座も、海王星も、「未知」の世界を示す。
「海」もそうだし、「夢」「スピリチュアル」もそう、
「よく分からない」のが魚座海王星。
病気もスピリチュアルも、現実の境界線を破って現世にやってきました。
どのような「夢」を、現実の境界線をぶち壊してでも叶えたいのか??
