トランジット6ハウス土星のこと。酒を飲むのをやめ、「自我」に戻る前の準備をした

引き算の健康法というのがありますが、それは土星も同じことが言えます。

土星がトランジットである場所にいると
その場所の示すジャンルについて、刻々と鍛え直し、ということを余儀なくされます。

最近まで6ハウス土星でいたので、その体験記を語ろうかと思います。

6ハウス土星の解釈について

土星

6ハウスというのは労働で結果を出す人に優れるハウス。

そうした意味合いもあってか
労働で結果を出そうとするための基礎を作ろうとします。

その「基本のき」なのが仕事のノウハウでもあったり
あるいは健康というジャンルでもあったりします。

主に「自分でコントロールできないもの」が右半球のハウスになり
与えられた環境と、自分でコントロールできない仕事量によって
左右される自らの健康状態。

このハウスでコントロールできるのは「日常」の世界。

朝起きてどう健康を管理するか、自分の日常をコントロールすることで
「調整」をしていき、社会に出る前の技量を高めていくのです。

6ハウス土星は職務に対して熱心さと強い責任感を持つが独占的でもあるため
他人との共同作業に向かないタイプ、とされています。

部下や使用人の扱い方が下手なため雇用関係に困難な問題が起こるでしょう。
忍耐強く長期の事柄に取り組む場合のみ、良い結果を得られるとされています。

身体的には風邪から起こる慢性病や皮膚・骨・関節の疾患に注意。
計画的な毎日の仕事が必要です。人生の早い段階で健康上の問題を抱えている可能性があります。

毎日の健康プログラムが有益である可能性があります。優れた組織能力も備えている可能性があります。

「他人から与えられる仕事」「身体を蝕んでくる疲労や病気」は
自分ではうまくコントロール出来ません。

だから仕事の仕方を調整したり、効率の良い方法を学んだり、
健康に対してどう対策を練るのかを学んでいきます。

6ハウスに多いと提案を受ける場合での仕事であったり、
あるいはヘルスケア関連の仕事に多いような感じの配置です。

トランジット6ハウス土星体験記

私の場合は2023年4月後半〜2026年2月半ばに魚座を再度抜けるあたりくらいまで
6ハウスにトランジット土星が滞在していました。

ここでは魚座土星ということでスピ能力の開発、何かの形で癒すこと、無償の奉仕精神、
そういうものの地盤を鍛えさせられた認識、かなと。

私の場合は、それまで大好きだったお酒を手放すことになりました。
正確に言えば2023年初頭にはもうお酒をやめていました。

とはいえチャネリングスクールのおかげで、
愛飲していた日本酒をやめることになったのが

つい2年前のことだったりするのです。

魚座の旅は「新たな自我に目覚めるための調整の旅路」。
だから「必要なものを残していらないものを捨てる」意味合いもあると考えます。

6ハウスということで「与えられた仕事」が妙に「重たい」仕事だったり
チャネリングスクールに通ったということで
普段の食事に気を使うようになりました。

今まで美味しいと思っていた動物系の食物がだんだんキツくなってきたり。

動物系の食品を食べてはお腹が痛くなって、
というのを繰り返していたサイクルがありました。

「本格的にヴィーガンにならねばならないのだろうか…?」
という感じでシビアな感じに過ごしていたのを覚えていますね。

小麦類を避けてお米を中心に摂るようにしたり
肉や魚を避けて根菜類、海藻類を多めに摂るようにしたり
脱動物性というところで食生活を変える努力をしていました。

なんだかんだ肉類を食べるケースがあったりするので
完全なヴィーガンになることはできませんでしたが…。

ヴィーガンにならずとも、ちょうど良い塩梅での体調管理ができるようになる、
というところまで落とし込むのが学びだった?という認知でいます。

あとはこの時期に多かったのは「スピ能力の開発」「無償の奉仕」の精神か。

まるでそれを鍛えさせるかのように、占いヒーリングイベントにあちこち出ていた。

クレアオーディエンスであるとか、そうした能力の開発のために
食事においては質の良いものを食べるようにしたり、
というイベントが巻き起こったのかもしれません…。

悪食であったり、不摂生な生活では、そうした能力が「閉じてしまう」ので。
ネイタルに魚座がないので、魚座がどんなものか知る由もなかった。

「自分の内なる感覚を信じる」「人助けとはどういうことか」
そもそもの「私は信じる、とはどういうことか」という
魚座スピリットを学ばせてもらったような、そんな感じがします。

土星は1サインにつき2〜3年近くは滞在しており、
そのサインにまつわるものを「収縮」させられたり、
その人の弱いところをついて鍛えさせる、インフラ構築の惑星です。

弱いところをついて叩き直されての繰り返しで、しっかりした柱ができるのです。

トランジット6ハウス土星の学び

トランジット6ハウス土星

思えばチャネリングスクールに行った真の動機としては

「会社の都合に振り回されている自分を変えて、会社を辞められる自分になりたかった」
というところが大きいのかなと思っています。

別に魚座精神みたく「困っている見ず知らずの誰かのためになりたい」
というのが目的でなく、自分のエゴからスタートしたものでした。
起業塾時代からずっと気にしていました。

同じスクールに通っている同期生が会社を辞めて独立しているのに対して
私だけ未だに会社の奴隷として、朝から晩まで会社に振り回される毎日。

「やりたくないことをやっている暇はない」と思っていたのに
そのことを延々とやる羽目になっている自分の実力の無さが悔しかった。

私がずーっと欲しいと思っていた「自由」というのを
優秀なスクールの同期生の彼らはあっさりと手にしていた。

なぜ彼らと同じ学びをしているのに、いつまで経っても自分は追いつけないのかー

ちょっとやそっとの努力をしても追いつけないのは知っていたが
正直言って、その事実が私にとってはとても悔しく
「未だに会社に囚われている」という事実が、とても屈辱極まりなかったのです。

弱い自分を見ないで済み、一瞬とは言え力強い自分にしてくれる
お酒というツールは自分にとってとても魅力的でした。

他の同期に大きく水を空けられていく、
力がなく、不甲斐ない自分を見ないで済んだこと。

酒というパワーツールが、自分を一時的にではあるが最強にしてくれる。

だけどお酒に浸る毎日を振り返って思うに。

酒浸りになることで一時とはいえ
不甲斐ない自分を見なくて済むのは事実だったろうが
同時に「酒に振り回されること」を願ったのも事実ではないか??

ということは、自分自身、「誰かに振り回されること」を望んでいたのでないか。

果たしてそれで良いのだろうか?自分として?

感覚がマヒするくらいお酒を飲んで心地良くなるのと同時に
「周りに流される人生」をヨシとしていたフシもあったんじゃないのか??

どこかで「お酒を止める必要性」というのを感じていたのも事実でした。

魚座の土星というとスピ的能力発芽のための努力とか、
流されることやお酒やら夢を見させるものの制限、
自分の夢のための努力とかそういうのを課す感じのイメージ。

そう考えると慣れ親しんだお酒を「収縮」させられた3年間だったろうか。

星読み的なこともやっているが、スピ的な感性でやってるのに近いかもしれない。
流されないための努力というのがあまりにも険しい期間だった、
いや、まだ終わってないか。

総括

土星

あの人、「変」じゃないか。
この世の中何か「変」だ。

そんな具合で、何が「変」というのは自分の中の「土星意識」が決めること。

土星というのは社会におけるルール意識全般に携わっています。

「赤信号渡っちゃいけない」というルールがあればそれに従うし
「別に車が来なきゃ渡っていい」と自分の中にルールがあるなら、そうする。

多くの場合は親が「土星」の構築に携わってきた。
親元を離れてアラサーくらいで土星を自分で書き換えるようになる。

自分の中のルール意識で、目の前の現実が常識に沿ってるか否かが決まります。

そういう意味でも「現実は自分が作っている」と言えるのです。

それぞれのルール意識というのは
トランジット土星を持って更新させられる、と言えるでしょう。

この記事を書いた人