天体逆行はどのようにして起きるか。そしてどう向き合っていくか。

今回は天体の逆行についてのお話。

私たちが住んでいる地球は
他の惑星と違うスピードでそれぞれの軌道を進んでいて
そして自ら自転もしていることもあって
地球から見て他の惑星が逆に動いてるように見える時期があります。

これが逆行(レトログレード)と言われるものです。

実は天体というのはずっと同じ軌道で回っているが、
地球から見ると逆行しているように見える、というのが逆行のロジックなのです。

ヘリオセントリック(太陽中心)の考えで見た順行・逆行について

太陽

太陽中心に太陽系の惑星というのはぐるぐると運行しているわけですね。

水金地火木〜というように地球も太陽系の一角であり、
例外なく太陽の周りを公転しているわけですね。

この辺りは小学校の理科の授業かなんかで習ったのでないかと思います。

あくまで「地球から見たら何かの天体が逆行しているように見えるだけ」で
太陽から見ると全部順行ではあるのです。

地球では公転もそうですが、自転もしているわけだから
そのタイミングによっては観測した時に
水星が逆行している、という風に感じられることもあるでしょう。

その時の地球の位置によって惑星が何座の何度にいるとか、
見える位置が変わっているだけと言えばそうなんです。

毎年どれかしら惑星が逆行していることも珍しくなく、
1年のうち9割は何かしらが逆行していると言われています。

そんなわけで逆行は大抵ホロスコープで1つ以上あるのが常ですが
1年のうちに全く逆行がない時期があり、そこで生まれる人もいます。

その時期は「全惑星順行」と呼ばれています。

過去のアメリカ大統領のネイタルの傾向にそういうのがあるそう。
全天体順行というのはその惑星の性質がわかりやすく出ると言われています。

なぜ逆行すると運用に支障が生じるのか

逆行

水星逆行したりすることでなぜ知的に遅れをとるとか
地球での生活に日常が生じるのか。

この辺り少し説明が難しいですが。
太陽中心にまとまっている、と先ほど述べました。

つまり「太陽が他の惑星を取りまとめたリーダー」でもあるということです。
占星術において太陽というのは10惑星全体を統括して

そのエネルギーの影響から全体の方向性を決めていきます。

地球で暮らしていると、その天体が逆行しているように見えるわけで。
自分が地球上に置いて「太陽」を上手く活用しにくくなる。

地球上で運営するに置いて水星が逆行したとして、
水星だけが過去を追いかけようとこだわってしまう。

太陽は全部の影響を受け取った上で最終決断を下しますが
一つだけ順当に運行せずに、過去を追いかけてしまうなど
運行に支障をもたらすので、太陽すらもそこにフォーカスしてしまう。

そのことによって「太陽」の全体を見る性質が欠けてしまうから。

…うーんやはり少し難しいですね。

水星が力を発揮しにくい生まれであったが、才能開花で一躍IT業界の躍進に一役買ったスティーブ・ジョブス

水瓶座水星

旧来よりホロスコープでの惑星のステータスにおいては
ライジング、セッティング、レトログレード、ステーションのタイミングが重要、
と言われてきました。

順行か逆行になると、その切り替えのために一度止まったように見えます。
これを「ステーション」といいます。

ステーションのタイミングは通常より惑星が長い時間そこにとどまるので
惑星の印象が深められ、さらに惑星エネルギーが増幅されて
主張が目立つように感じられることもあるでしょう。

なかなか主張しにくいが、発芽した時にとても主張が目立つようになったり
類い稀なるアイデア、発言力がその人を強く支えるでしょう。

例を挙げると、スティーブ・ジョブスが水瓶座水星ステーションのタイミングで生まれていて、
活躍は推して知るべしで、Macの創始者となって
IT業界に一大貢献をした人物として知られています。

水瓶座というITなど先進的なことに頭脳を使える水星が爆発的に力を発揮したのは
このステーションしたものが開花した分かりやすい一例と言えるでしょう。

どのように逆行と付き合うか?

土星

逆行の時期は見直しであるとか新たなことができないと言われますが
とはいえ仕事の都合上、そういうことが許されないことというのは
圧倒的に多いと思います。

逆行だからと言って、社運を決める大事な会議であったり、
電車や飛行機を止めるわけにはいきません。

ステーションは止まって見えるので、逆行時期よりも進みづらいと言われています。

ステーションはより避けたほうが良いと言われているので
例えば逆行から順行になったと言って、
すぐに取引再開という決断を安易に下すのはやめた方が良いでしょう。

順行にせよ逆行にせよ前後1週間は見た方が良いとされています。

それというのも、ステーションから運行を再開しても
スピードが普段より出ないので、本来の力を発揮しにくいから。

止まって切り返すタイミングが、一番力を発揮しにくいのです。
順行に戻ってもすぐにやるのでなく、
たとえ逆行していたとしても余裕持ったスパンでスピードが出る時期になれば
ある程度スムーズにことはこなせると言っても良いでしょう。

総括

水星逆行

逆行と言われると何だかネガティブなイメージがつきがちですが
地球で生活している以上は、何もかも順調にことが運ぶことばかりでありません。

順調に進めたと思えても結局どこかで間違いがあって
それが積もりに積もって致命的バグの原因を作る、というのはよくあること。

その「詰まり」を取らねばならない。
逆行は「後々、前に進むために戻っている」。

いい得て「前に進むための忘れ物を取りに戻る」イメージと言っても良いでしょう。

この記事を書いた人