4ハウス海王星が示すのは、土地や家族における理想像、自宅における内省や癒しのこと?

海王星には隠遁であるとか、癒しという意味合いもあります。

リトリートを引き籠る、と捉えると聞こえは悪いかもしれませんが
リトリートをするということは、心を癒すということでもあります。

海王星が示すのは癒しということにもなるわけで、
どういった場所(ハウス)を通して癒しを行うか、ということですね。

今回は4ハウス海王星の考察について行っていきます。

4ハウス海王星について

4ハウス海王星

4ハウス海王星の解釈は以下の通り。

嘘か誠か、家族についてどことなく良い思い出を持っているか、あるいは家族に対しての喪失感か。
複雑な家庭事情、あるいは秘密を持った家庭が窺えることから、家族というものを実感しにくい
幼少期の経験から、理想の家族像というものを持っているようです。幼少期においては実の父母でなく
代理の家庭や養父母、祖父母あたりに育てられ、その影響が強いのでないでしょうか。
夢見がちな幼少期を送りやすく、大人になって自由な生活、温かい理想の家庭というのを夢見る様子。
晩年は病院などに収容されるか、世間から完全に引いた隠遁生活を送る傾向があるようです。
理想の家庭を築けるかはアスペクト次第になるでしょう。またこの生まれの人においては先祖供養のように
家系にまつわる霊的な系譜を追い求める人もいるでしょう。海に近い土地を持つ、
あるいは自宅をスピリチュアルサロンのような形態で扱う人もいるかもしれません。

このように、4ハウス海王星ということもあって
理想の邸宅、家族の在り方というものに夢を見ます。

それは幼少期の頃から仲がいいのか悪いのかわからないくらいの
複雑な家庭事情が理想の家庭を夢見させた、と言えるでしょう。

不安定な家族、また自身が家族というものを作るにあたって
不思議で何とも言えない家族関係になることが示されると言えます。

不可思議でなんとも言えないが、距離はあるのだけども、
心は繋がっていると言うべきか?

海王星ということでスピリチュアルにまつわる惑星なので
家族の霊的な才能を隔世遺伝的に受け継いだという事例もあるようです。

霊的な資質をどこで蓄えるか?
というところも見えてくるのでないかと考えます。

不可思議な家族

4ハウス

ざっくばらんですが私も4ハウス海王星なので
「こういう家に住みたいなぁ」というものがあったり
あるいは土地に関して持つ持たないが曖昧なところがあります。

この4ハウスを見てみると、
自分にも家族がいたんだなぁと思わせてくれるものがあります。

仲が良いのか悪いのか分からない両親に弟がいて、
生前、私を可愛がってくれたおばあさんがいた。

後どれだけこの家族が続くかわからないが、
家族っていいものだなって思いますね。

家族に対しての想いというのがやはりあるし、
私の場合も土地があるのかないのかやはりはっきりしないですね。

リトリート=癒し

4ハウス海王星

10惑星が12ハウスに集中していたり、
太陽や月が12ハウスだと、はっきり人前に、
社会に出たがらない傾向があるかもしれません。

往々にして人間社会というところで、人間関係を気まずくしたり、
あるいは人と関わる中で、人間の闇を見てしまって
傷ついて心を閉ざしてしまったり…。

3、7、11ハウスに惑星があったり、
あるいは双子座、天秤座、水瓶座のような風サインだったりすると
ジャンルこそ違えど人間関係を構築することになります。

人間関係を作れる一方で、人間関係が拗れたり、
相手の人間性から人間の闇を見て傷ついてしまったり、という事案も少なからずあります。

天秤座の人は他者と関わるゆえ、人間関係で傷ついてしまった人もいた、
という事例を私は聞きました。

そうした傷ついた時とか、迷ってしまって戻るところがなくなった、
という時に、リトリートという行為が生まれるわけです。

引きこもりすぎも良くないのだけども、
かと言って間違った方向のまま操縦桿を操作して航海をすると
また船を沈没させてしまう。

時には一人で籠って内省する、リトリートのような行為が大事になります。
外に出ることと内省することのバランスが大事ではあります。

4ハウス海王星は孤独な生活方針がある、と言いますが
それは自宅が人里、あるいは世間から離れるような場所であるとか
そういった場所で孤独にならないと
自らの心の癒しが行われない、ということでしょう。

総括

海王星

海王星というのは夢を見せてくれる、理想を働きかけてくれる惑星。
夢とはとても尊いものであり、そしてとてももろく儚いもの。

スピリチュアリティとかあるんだかないんだかわからないものも示します。
それゆえに全く安定しないところを示す、という意味もあります。

この海王星が上手く扱えている人は、
現実と理想の境界線をしっかり踏まえた上で
理想を上手い形で持ち込み、アートで自己表現して人に夢を見せたり、
ある種のカリスマ的教祖になったりするのでしょう。

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