人生の転機と言えば、結婚もそうだし、引越し、仕事、
様々なものが挙げられますが
今回は仕事についてを挙げていこうと思います。
どのような時に仕事が変わったりするのだろうか、というのが今回の考察。
もくじ
社会での立ち位置を決める「土星」や、人生の方向性を示す「太陽」に刺激が入った時期?

土星というのは社会においてどのような表現者となるか、というのを示すところ。
これは時間をかけて育てられるところで、
長きに渡って社会で立ち回るために弱いところを補強するところ。
社会に出るにおいてどのようなルール意識があるか、
そしてどういうビジネスモデルで立ち回るか、というのが示されるのが土星。
となると、仕事を変えたり、仕事の内容がガラッと変わらなくとも
同じ会社の中でもモデルチェンジを図る時というのは
土星が刺激される影響というのはあるかと考えます。
この土星もそうだろうし、一番肝心なのは「太陽」。
太陽というのは人生の方向性、旅路の方向性を示すもの。
全ての惑星の影響を取りまとめ、そして方向性として打ち出すのが太陽。
土星の中での仕事意識やルール意識があれば、それを適用するだろうし。
生き方全般はこの太陽で示されるところ。
それが土星以降の天体の影響を受けた時。
土星であれば社会におけるルール意識を太陽の示す方向性に植え付ける、
「社会」を示すのが「土星」なら、土星が最強なわけですね。
土星が見つからなかったとされていた時代までは7惑星しかなかったわけで
土星が最強格のような扱いでした。
土星における社会というのは最終到達地点であり、何があっても揺るがない…
土星から先の天体が入ってきた場合を除いては。
天王星であれば人生の方向性の転換期、海王星であれば人生の方向性に迷いが生じて新たな可能性を模索、
冥王星であれば人生の方向性そのものを大きく書き換える。
土星という可能な限りの最終到達点を塗り替えるには
土星以遠の天体、すなわちトランスサタニアンの影響がなくば
その牙城を崩すことすら叶わぬでしょう。
仕事はおろか「生き方」そのものを大きく変えた、N太陽ーT天王星120度

私の体験ベースで言っても、その土星意識を塗り替えられたのは
天王星の影響が大きかったと言えます。
トランスサタニアンの中でも
人生が終わるまでに一周するのは天王星だけ(84年周期)。
人生においてトランジット天王星が与える影響というのは
仕事であるとかライフスタイルを変えることに
一役買っている、と言えるのでないでしょうか?
天王星が示すのは「独立」「分離」。
この天王星をルーラーとする水瓶座が社会(土星)で異質とされる所以は
「最遠たる土星、社会常識を示す土星の世界から離れているから」、そこにあると言っていい。
太陽に天王星が刺激を与えると、枠組みから外れたい自由意志が強くなり、
人生の方向性に対して改革性、そのための高度な知性をもたらすのです。
自由意志が強くなるので、現行の社会(土星)に対してとても居心地が悪くなる…、
結果として「独立」「分離」という形をもたらします。
私の経験で言えば、N太陽にT天王星が120度を形成していた期間は
住居の引越し、会社を辞めてフリーランスとして独立、までありました。
このアスペクトを形成していたのはおよそ2年でしょうかね?
120度なので影響としてはマイルドな方ですが、
着実にこれまでの現行社会を「嫌がる」方向にシフトしていきました。
それまでは「今の会社にどうやってしがみつくか」というところに注力していたのですが
この天王星の影響が入ってから、だんだん会社の規則に縛られて
それに則って生活するのでなく、もっと自由な働き方が良い、
という思いがだんだん強くなっていきました。
誰にも縛られないで、そして会社からも離れて
自分らしい生き方ができないだろうか?
転職じゃなくて「独立」したい。
ただ、今の会社を辞めるってことは??
今まで積み上げてきたものを無駄にするってことじゃないのか…
独立してマトモに食っていける保証なんてどこにもない、不安すぎる……
だけども現状の会社で働くという働き方が窮屈すぎて仕方ない、、
スピリットレベルでは、会社を辞めたがっている…!
その結果私は会社を辞めて、独立しました。
当時フリーランスという働き方はそこまで流行っておらず、
安定した生き方が第一とされていた風潮だった時代で、
独立した生き方をしたことのない両親をはじめ家族は猛反対しましたがね。
この影響というのがまさに天王星トランジットの影響だと考えています。
総括

社会であるべきあり方という土星は自分のビジネスモデルでもあり、
その枠組み、制限の影響というのはとてつもないものがあります。
自分の仕事を丸ごと変えるには?
社会で安定した活動をさせるために縛りを入れる土星に風穴をあけるには?
そういうところになると、土星以遠、
つまりトランスサタニアンの天体の影響に乗っていくことになるのです。