占星術におけるバーテックスとアンチバーテックス

占星術においてバーテックスとアンチバーテックス、
この2つの感受点についての解釈を進めていきます。

「宿命的要素」を示すバーテックス

バーテックス

バーテックスというのはその人の「宿命」的なものを判断します。
人生生きているうちに、いずれは到達する地点のこと。

バーテックスに対して、アンチバーテックスは
体面的に表現しなければならないこと。

いずれにしても「宿命的要素」を示します。

バーテックスとアンチバーテックスは180度の関係性です。

例えばバーテックスが牡羊座であれば、
アンチバーテックスは天秤座になります。

宿命とあるように、望む望まないに関わらず、
そうなる人生を送ってしまうということです。

進む道がどうあれいずれたどり着く場所、ということなれば
バーテックスが指す星座の人との絡みが多くなる、とも言われています。

バーテックスに対しての個人的な解釈

6ハウス

バーテックス、アンチバーテックスに関しては
占者によって解釈異なるところがあるようです。

個人的な解釈になりますが、私の例で言うと。

私のバーテックスは6ハウス・魚座で
アンチバーテックスが12ハウス・乙女座でした。

バーテックスが魚座ということは、
「水にまつわるもの」「スピリチュアル」「見えない世界」「奉仕」
においての貢献が求められています。

魚座のような水星座が示すもので、感覚的なもの、
尚且つ他者に対して貢献することがゴールになります。

職場、健康にまつわる「見えない世界」的奉仕。
6ハウスだからそれが職場の改善化であったり、
健康増進に関わることであったり。

ただ、「いずれ」たどり着くが、そこにたどり着くまで
とても回り道をしています。

いずれ本格的にやらねばならないことでしょうが、本格的な着手でない。
そこで12ハウス・乙女座のアンチバーテックス。

物質的な他者貢献をするこの星座は
12ハウスの「見えない世界」「隠匿場所」で成果を出す必要があります。

アンチバーテックスは体面的に表現しなければならないこと、と書きました。

乙女座の仕事の適性としては知性が活かせる情報業、
緻密で正確な性格を要求される調査研究や評論職、
あるいは農業など地エレメントにまつわるもの。

「見えない世界」なのでネットの世界というのも見方としてあると思います。

ITの世界で長々仕事していたり、あるいはSNSやブログを使いこなしています。

バーテックスの示した宿命に対して、
アンチバーテックスの示した宿命で生計を立てたり
あるいはアプローチをしている感じですね。

アンチバーテックスが「やらなければならないこと」
バーテックスが「本当にやりたいこと」

あるいは「ライスワーク」と「ライトワーク」の違い、
と言い換えられるかもしれません。

総括

バーテックス

将来やらねばならない要素と、かたや自分の生計を立てる要素。

地盤を固めるためにやらねばならないのがアンチバーテックスで、
いずれはやらねばならない、天職がバーテックス、という見方をしました。

いつかどこかで立ち寄らねばならない宿命がある。

バーテックス、アンチバーテックスを読み解くことで
宿命、天職が伺えるのでないでしょうか。

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