ドラコニックチャートが出力するものとしては
その人が無意識・魂レベルで求めるもの、
あるいは前世から持ちうる素質ともされています。
占星術には色んな見方があるんだと思いますが
その一角がドラコニックチャートになります。
ドラゴンヘッドを牡羊座0度に持ってきたと想定して作るのがドラコニックチャート。
私の事例をケーススタディとしてチャートを読み込んでいきます。
もくじ
ドラコニックチャートでわかる、魂レベルで求めるもの

私のネイタルでは太陽:射手座、月:蠍座、ASC:乙女座、MC:双子座
となります。
確かに射手座で自由主義ではあるのだけども
「火」が強いかと言われると
どちらかというとネガティブになりがちだったり。
魂的な自由主義で言えば太陽・天王星0度でも説明はつきます。
天王星が求めるのは枠に囚われない自由さですから。
0にも100にも転ぶ性質の方が強い感じもしたので
気になってしまったのです。
私のネイタルをドラコニックチャートで出した時の太陽、月、ASC、MCとサビアンシンボル。
そうしたら
太陽:蠍座、月:天秤座、ASC:獅子座、MC:牡牛座と
星並びは全く一緒なのですが、サインと度数が
ネイタルのそれと打って変わって、サインがスライドした印象。
ASC獅子座数え23度「興奮した群衆を興奮させるサーカスの裸のライダー」
メンタル的にチャレンジャー。無謀とも言える挑戦で進化成長を試みる。
ASCは行動様式、他者から見た自分のこと。
昔から王様気質であったり、あるいは目立ちたがりであるが
面倒見の良さもある獅子座的な性分も少なからずあったのは事実。
ドラコニックチャートでやったら火属性がこれだけでしたが、
それでも裏付けとしては十分な気もする。
MC牡牛座数え23度「最も素晴らしい宝石で満たされた宝石店」
自分が心から大切にしているもの。これまで積み上げた中での最高のもの。才能を磨くことで輝きを放つ。
最近作っている動画が「五感」に働きかけるものであれば、
正しくMCが牡牛座というのは五感にまつわるものを構築して残す、
というのが社会的ゴールになるということ。
ただ、その才能に気づくまでに研鑽が必要で、幾度か回り道をして
「最も素晴らしい宝石」を見つけるところになるんじゃないかと。
太陽蠍座数え11度「救出される溺れていた男性」
自分の犠牲を問わず他者を助け、その関係性を大事にする。感情をむき出しにし
相手との関係性ばかりに執着しやすい。
溺れている男性を助けた、的なエピソードは私の人生の中でも少なくないので
このサビアンシンボルが示すような、蠍座的性質なのもわかる気がしています。
同時に執着が中々離れない少し不器用な感がある、というのも。
ヒーリングとか占いの技術を学ぶことに関して、「助けたい」
という精神があってのことなのかな、と思えば納得できるものがあります。
月天秤座数え7度「鶏に餌を与え、鷹から守る女性」
自分が持つ大切なものを守るための行動。何かと周囲が妨害しているように感じるかもしれない、
それが執着なのか、しっかり確かめること。
調律を保つ天秤座の気質を生かそうとする度数。自分を表に出すというよりは保守的な性質の感も。
ASC、MC含めたエレメント配分は
火:1 地:4 風:3 水:4
ASC、MCを省くと水が過多。なんだかそれっぽい気もするな、と。
激情家である性格も蠍座であれば納得できる。
蠍座というのは普段無味乾燥な感じに見えるが、
内面はグツグツ煮えたぎっている性質があるかと思います。
ASCが獅子座でゴールが牡牛座と
魂レベルではそれっぽい感じもする。
私自身、上に立つ統率者である獅子座っぽくないのだけど、チャレンジャーな気質があるのと
文句がある時は「吼える」性質もあるので言い得て妙とも言えると思いました。
MCというのは言い得て「自分の苦手なこと」でもあると言えるのかなと。
そういう意味だと牡牛座的な性質は苦手と言える。
五感を形にするのは不得意だし、ゆっくり心地の良いまま味わうのが本当に苦手。
例えば五感に良いもので着飾ったり、ゆっくり味わって食べたり。
早飯至上主義なのでゆっくりするとかそういうの本当苦手なのだ。
時間重視で早め早めな行動を心がけるタチなので。
本当に魂レベルで目指すべきゴールというのは、
時間かけてもいいから心地の良いものを作る、
自分に余裕を持つことで愛を見出すことだと思います。
サイン配分的には蠍座4、天秤座3、乙女座2、山羊座1、獅子座1、牡牛座1。
蠍座、天秤座がサインオーバー。
自分に余裕を持たせる意味での愛が欠けているので、
日々自分を酷使して働かせたりしている。
天秤座というと金星ルーラー、美的感覚が強いサインですが、
そんなに美的センスに関心を払わない私ですが、
バランスの取れていない容貌のものを良いと思わない一面もあるので
魂レベルでは、この辺の性質で物事を判別しているのかな。
自分のドラコニックチャートを見ても思うのだけども
蠍座の「破壊と再生」のエネルギーが
強めのチャートというのも「魂レベル」で自分が求めてるものじゃないのかと。
要所要所で「破壊と再生を伴っての変化変容」が目立つので。
バーテックスが水瓶座ということで、自分の人生の扉を開く人が
「水瓶座」が多いので、この辺の配分も分かる気が。
ネイタルが表向きの顔、という解釈も取れなくもないか?
ネイタルチャートとドラコニックチャートのシナストリー

ネイタルチャートとドラコニックチャートのシナストリーで
魂レベルで求める自我と、ネイタルの示す本質の関連性を見る、
という形。
・D冥王星ーNASCの0度。
この世界の闇にすら踏み込んでしまうかもしれないアスペクト。
かつての友人に「闇がある」と称されたのもこのあたりにありそうな気も。
・DドラゴンヘッドーN DSC0度(ASC180度)
自分が関わるべき集団に遭遇する。魂レベルで引き寄せている。
ASCと180度ということでもあるので、その集団が活動の足枷になることも。
よくブラック企業のエピソードを語らせてもらっていますが、それを裏付けるアスペクトのようでもある。
・D太陽・天王星ーN月0度
魂レベルで求めるもの(太陽)と日常生活(N月)の0度。
D太陽ーN月はオーブ3.22度で広めだが、
少なくともなんらかの形で魂レベルが求めることを
日常生活に落とし込んでしまう可能性もある、ということ。
天王星なので方針が変わりやすい、とも。
合ってる間違ってる問わず、生活方針を変えやすいという点が現状当たってる部分も。
天王星が示すテクノロジーや形而上学、天文学に傾倒するのもこの辺りかな、とも感じますね。
・D土星ーN火星0度
積極性が抑圧されがち。じわじわと目標を達成するための積極性が解き放たれ、
年とともにその牽引力が強くなる、という感じ。
・D太陽ーN冥王星0度
自分のゴールに向けて極限に追求するパワフルなエネルギーをもたらす配置。
常に掌握力を求め、時に横暴、独裁的とも言えるような性質も。
・DキロンーNドラゴンヘッド0度
癒し、専門学的団体に関わりやすい感じ。
このアスペクトで「新しい考え方を人々に伝える能力がある」もの。
学びにおいてそうした団体との絡みがあるので
ある意味宿命的なものなのかなとも捉えています。
・DキロンーN冥王星180度
極限までの、自己否定性との戦い。他者と比べての自己卑下、嫉妬、強欲、羨望、
そうした欲求に圧倒されやすく、コンプレックスになりやすい。
「他者と比べることは全く人生と関係ない」と傍に追いやったつもりでも
執拗に追いかけてくる。過去を掘り下げて自己卑下に陥った要因を探って
そうした原因を見つけて癒した結果、理解が生まれます。
そのことによって強いヒーラーになることができ、または強力なヒーラーが自分の人生にやってきます。
すぐに開花したかどうかは別として
現状と照らし合わせると、それっぽさはあります。
どのアスペクトも結構説得力があることがわかりました。
DキロンーN冥王星は特に強烈に。
私自身、自分の中の傷を癒すというプロセスにおいて
1つ1つ段階を踏んで実践していったという経緯があるので
こうしたプロセス一つ一つが実は魂レベルで求められていた、
と考えると、よくできたシナリオでないかと考えます。
総括

ネイタルとドラコニック、どちらが本来の自分か?で言えば、自分で決めていい。
どちらも自分で選んだことだから貴方が決めれば良い、
というのが月並みな回答になりますかね。
新たな考察の余地を与えてくれるので
ドラコニックな自分を見てみると良いかなと思います。
合ってるか間違ってるかは別として、
面白い観点で自分が見れるんじゃないでしょうか。