占星術に詳しい人に「お金や物品を”貸し出す”」
はどのハウスに相当するか聞いたのだけども
「蠍座」「8ハウス」のジャンルである、という回答をもらったので考察しています。
私自身、お金を「貸す」という行為が多く、
お金に敏感な2ハウスオーバーしているので
お金に関する「カルマ」的なところを考えざるを得ませんので
この金品や物品の貸与について考察しました。
もくじ
蠍座や8ハウスに絡みがあると「貸す」行為に手を貸す?

私自身蠍座のサインオーバーロードであり、
2ハウスオーバーロードであるというところで
「お金」という話題にはどうにもシビアにならざるを得ません。
私の他にも私が知っている人で「お金を貸したことがある」経験者の星回を見ましたが
蠍座の惑星はいくつか持っているが
8ハウスで細かい感受点や小惑星含めてない人がいました。
なので「物の貸し借り」というのは「蠍座」「8ハウス」に何かあることに由来すると考察します。
なぜなら、私が思うに「物の貸し借り」というのは
深く繋がった信頼できる関係性でないと
とてもじゃないが依頼できる行いでない、というものです。
できれば秘密にしておきたいくらいな、デリケートな話題ですからね。
さもなければ消費者金融から借りるしかないが
よほど信用できる機関でないと借金を返せないリスクを背負うことになるし
信頼できるところでないと借りれない。
仮に借金を背負っているとか明るみに出るとスキャンダルになることすらある。
だからこそ「密になった信頼関係」でないと、お金の貸し借りの話は
とてもじゃないができないのです。
それ故、8ハウスや蠍座には「貸借」の要素が含まれているのだと感じます。
特に8ハウスは顕著で、何らかの感受点が存在するとお金の貸し借りに関わったり、
8ハウスがハードだと親の負債などを抱えたり
借金をすることで他者との信頼を損ねたケースもあるようです。
そういう事例もあってか8ハウスは「借金のハウス」と言われることもあるようです。
8ハウスは受動的なハウスで「受け継ぐ才能・資産」
という意味合いを持つ「変容のハウス」。
8ハウスにたくさんあるから金運があってラッキー、とはならず、
受け取るからには責任も付きまとうし、束縛もありうるということ。
8ハウス太陽で実家暮らしの人がいますが、要するに両親から得るものがあるから
そういう意味での束縛があるということ。継承される側というのは束縛と隣り合わせ。
8ハウスは魂の部屋であることから、
霊的な分野への興味の可能性や、霊的な才能の可能性も伺わせますが
霊的な才能にせよ受け継ぐ資産にせよ、制限があるでしょう。
蠍座という「秘密主義」の星座だからこそなせる業

8ハウスや蠍座が物の貸し借りに関わる、どうもそうらしいと言うことで。
私自身もお金を貸した経験がいくつかあるので考察をしました。
私の星周りで言えば8ハウスにあるのはリリス、セドナ、ドラゴンヘッドと
明確に目立つのはドラゴンヘッドくらいでしょうか。
子供の頃から物の貸し借りは結構ありましたね。ゲームソフトから、それこそお金まで。
大人になってから、よりお金の貸し借りの色合いが強くなりました。
蠍座の強い人がなぜお金の貸し借りの話を持ち込まれるのか、
でいうと、さっきも述べたように、
蠍座サインというのは秘匿性の高い性格で、自分がよくする人でなくば
その秘密を開示しないから。
そうした信頼性があるからこそ、お金の貸し借りという
ともすればダーティーなエネルギーの交換というのも
いともたやすくおこなわれるので無いかと思っています。
お金の貸し借りは世間的にも心象がよろしく無いですからね。
蠍座や8ハウスというのは、水の性質を持ちます。
この蠍座的な水の性質というのは
「相手の情に訴えかけて、相手の地(金銭や物質)をもらう」というマジックに連なるわけです。
蠍座を持っている人で、家族から冷蔵庫をもらったという人もいますが、
このように自分の家族や友人から必要な物品を引き出すわけです。
牡牛座が所有のサインで物作りをして保管することに長けているなら
蠍座は相手に対しての思いやりで所有している物を分け与えたり、
あるいは相手から引き出すことに長けていることになる。
蠍座や8ハウスの性質が強いと、
誰かから物や立ち位置を継承する毛色が強いと言えるでしょう。
「人から貰う」人は、また「人から借りられる」
というものかもしれない。因果ですね。
私もいずれは「借りる側」になるのかもしれない。
「貸す側」も蠍座、8ハウスの本分です。
なぜなら「貸すもの」も「自分と他者の境界が曖昧になる共有リソース」だから。
貸すものを通して他者と共有、依存、統合するから。
財産やエネルギーが「交換される」「一時的に渡される」「合体する」
ような動き全般に関係します。
借りる=他者の資源を使う
貸す=自分の資源を他者に一時的に預ける
どちらも「自己と他者の所有境界をまたぐ行為」であり、
8ハウス・蠍座に関すると言えるでしょう。
貸す傾向が強いと?
・8ハウスや蠍座に天体があり、他者に資源を委ねる、あるいは委ねられる経験を通じて成長するテーマを持つと言えます。
・特に木星・金星・太陽などの天体が8ハウスにある人は「他人のために何かを提供する」形になりやすい傾向。
・逆に「貸すけど返ってこない」経験も、学びとして現れることも。
私のように蠍座に月・水星・冥王星がある場合(8ハウスではなくても)
・例えば月が蠍座にあると、情緒的な共有欲求やコントロール感情から人に何かを「渡す/渡される」経験が強く影響。
時に自ら「貸して」と依頼することも。
・冥王星が蠍座にある人(世代的要素)では、深層心理的に「所有と明け渡し」の緊張感が染み付いていると言えるでしょう。
そのため、「貸す側」であっても、蠍座的天体配置で十分に象徴されうるのです。
私自身は8ハウスに大きな天体はないですが、ドラゴンヘッド、リリス、セドナなどの感受点があります。
なのでどんな形にせよ「無自覚に他人のリソースを引き寄せる or 与える」構造は非常に強いと考えます。
とくにドラゴンヘッド(カルマ的吸引力)がある場合、
借りる・貸されるいずれの立場にも自然に巻き込まれるのでは。
因果応報の原理

ただ、ものを相手から引き出す性質を持つ人というのは
同時に相手から物を貸すことを請われることにもなるので無いかと思います。
これも、因果というものでしょうね。
物を「貸与する」にしても、「いったん自分のものじゃなくなる」
と言う意味合いがある、と考えます。
一旦「”自分のもの”としての死を迎える」ことによって
「”他者のもの”としての再生」となる。
お金の貸し借りは「自分のもの」としての死があるという話をしましたが
文字通り「命」の問題も発生します。
借りた物を返さずにそのままにしておくと因果応報で復讐の刃が巡ってくる。
私はこの蠍座サインや8ハウス、冥王星について
「因果応報の原理がある」と思っています。
「借りたものは利子をつけて返さねばならない」ということ。
物の貸し借りもちょっとダーティーなテーマにもなりうるわけです。
他者のエネルギーが入ったものというところなので
「貸した人物の念」が入っているので、
そのお約束を違えようものなら、、、というお話になるのです。
蠍座や8ハウスは優れたパワーを世界に転化させて大きな「変容」を遂げる

蠍座や8ハウスで言うと消費者金融とか
クラウドファンディングとかが分かりやすい例かもしれません。
人からお金やら何やらを集めるエネルギーというのは
その集めた大きなエネルギーを集積させて、何らかの願望を達するためです。
良い例で言うとドラゴンボールの元気玉とか、クラファンでしょうね。
クラファンは一つの大きな目的のために募金を募って
砂漠化が進む国に緑を戻そう、みたいな感じで転化させようとするわけ。
クラファンみたいにたくさん貯めた「お金」と言うエネルギーを
紛争で困っている人たちのためとか、
然るべきことのためにエネルギーを使えば喜びが生まれ、
自らの私利私欲という外道のために使うのであれば報復の憂き目に遭うでしょう。
蠍座のルーラーである冥王星は「復讐の星」とも言われています。
畜生道に堕ちようものなら、それなりの報いを受けてしまう。
善の選択のために力を使わねばなりません。
蠍座的なエネルギーを有効に活用している人で言えば
X JAPANのYOSHIKIさんあたりだろうか??
莫大なお金を困っている人たちのために寄付していることで有名。
いろんな意味で「有り余っている強大なエネルギー」を持っている方ですよね?
強大なエネルギーをここぞという時に、困っている人を助けることに使う、という理想的な形。
お金というのはそうした人から人に渡るもの。
今持っているお金というのももしかしたら
お金の貸し借りからくるエネルギーがまとわりついている可能性もあると考えます。
そんなわけでお金というのは
ダーティーなエネルギーというのが付きまとうので
気になるなら銭洗弁天みたいなところで水で清めるのが良い。
汚れた「地」というのは汚れた水を引き寄せるので
清い「水」で流してしまうのがベスト、ということ。
このことで因果応報のエネルギーが和らぐので無いかと考えます。
総括

私が思うに「もらっているものが多い」ということは
「自分から分け与えねばならない」と思います。
世界に対して転化させて、変容を遂げさせる。
人から集めたエネルギーというのは
大きなことを成し遂げて世界を変えるため。
蠍座サインの順序で言う「8」と言うのは
横にすると「末広がり」になります。
つまりこのエネルギーというのは「無限の可能性」を秘めているのです。