50年に1度のキロンリターンが気づかせてくれるもの。痛みが気づかせてくれる次のステップへの学び。

キロンは2024、2025年現在は牡羊座を運行中。

これも逆行したり戻ったりで大体4年くらいのスパンで
サインチェンジします。牡羊座ということはまぁ単純に言えば
ネイタルで牡羊座、天秤座など活動サインに惑星が配置されている人は
何らか影響を受けているのでないか、と見ます。

50代の人、あるいは創立50の倍数に立ち上がった企業において
「キロンリターン」というものがある、とされています。

実質は、キロンの入ったネイタルのハウスに
キロンがイングレスしてくるあたりからになると思いますが。

自身の「癒えない傷」と言うのを改めて突きつけられるかのように
新たな自分に向かうために乗り越えるべき時期、とされています。

キロンが示す高尚な学びは自らの「癒し」から

キロンリターン

キロンが示すのはどこで「高尚な学び」をするか、
そしてどこに「癒えない傷」があるかを示すとされます。

キロンはケンタウロス族のケイローンをもとに名付けられた小惑星で
「高尚な学び」と言うのは高い知力を持つケイローンが
様々な人物に医療など高い技術を教えていた「教師」であったからとされます。

ケイローンが受けた毒矢のように「癒えない傷」を示すところでもあり、
その傷を癒す過程で、経験から得たものを自らの血肉とします。

トランジットで来ると、どんな形にせよ癒しを求められます。
そんなわけでキロンがどこにいるかというのも無視できない話になる。

サターンリターン、キロンリターンが
誰しも共通で「辛い」と感じるかは定かでないですが
人それぞれ抱えていることは違います。

キロンリターンがやってきたのがネイタル11キロンであれば
友達を通してレベルの高い学びを得るだろうが
その過程でかけがえのない友達を通して傷口を抉られるような出来事があるかもしれない。
6キロンなら会社あるいは健康に関する問題だろうか。

およそ4年かかるという、もしキロンリターン来てるなら、きつい期間であるが。

逆行していると尚きついかもしれない、
終わったと思ったものが「やり直し」を求めてきて、ぶり返してくるわけだから。

順行逆行を繰り返す中で、自らの「癒えない傷」の修復にかかります。

サターンリターンとキロンリターンがどう異なる?

土星

同じように厄年とされるのが、サターンリターン。30代、60代と
30の倍数の年代に試練の年がやってきます。

土星がある場所というのは、安定化を求められる場所。
堅牢な能力を求められる場所。

そのハウス、サインが示すことを克服しようとして、
何かと踏んだり蹴ったりがやたらと多いかもしれない。メリットがない。

3ハウス土星がコミュニケーションが苦手、とかのように明確に見えるように
キロンとかだとどちらかというと認識しにくい傷かも。

土星は「自分の中で明確に美点と語れない場所」なら
キロンは「自分が認識していない弱点」という感じですかね?

キロンが知性を蓄えたりというのをもたらすとすれば、
土星の役割で言えば、土星というのは安全確認をしたりさせる惑星。

安定化というのが土星の仕事でもあります。

そのために自分のコンフォートゾーンを変えて、
時にトラブルを起こさせたりすることも。

頼むからこれ以上忙しくさせないでくれ、と思いつつもやらせてくるのが土星。

土星の先にあるのが社会において実現したいゴール。
土星が変わるということは、仕組みづくりをするお題が変わるということ。

土星というと厄介者されがちだけど、慣れてくると安定した感覚をもたらします。
2ハウス土星だとケチ臭くもなるが安定した金銭感覚の持ち主と言えるだろうし。

良いところを見ること、その惑星が本質的にさせたいことが何かを見るのが大事。
そのことで土星やキロンが何をさせたいかとか見えてくるはず。

総括

キロン

キロンリターンなど、キロンの影響が強い時期は
人によっては辛い時期に突入するかもしれません。

忘れていた、蓋をしていたものに対して抉られるような感じになる。
そこで痛みを感じてもう傷まないような処方箋を学ぶ必要があります。

折れた枝が復活した時みたいに、一度折れた部分は強くなる。
痛みを伴う学び。そこで傷の処方を学ぶのです。

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