2ハウスは自らの金銭獲得能力を示す「自己防衛の部屋」。「貯蓄」に向けた、自らの職能を伺う。

牡牛座定位である2ハウスは、「所有」の意味合いを持つハウス。
そういったこともあって、このハウスは金銭や所有物の獲得能力を示しますが、
2ハウスにある惑星は、仕事の能力とも言い換えられるでしょう。

ここに惑星がなければ才能がない、ということでもないですね。

あればより如実なのだというだけで。
なければカスプのルーラーから追えば良いし、
他のハウスから見ることもできるでしょう。

自らの周りにあるものが、自らのマインドが反映したもの。
所有物によって、自らの運命が左右される。
多くの人は、自らが「所有」するものによって所有されます。

それが表されるのが2ハウス、ということです。
生活に必要な物資を獲得するという意味もあって
2ハウスは「自己防衛の部屋」という言われ方もするようです。

2ハウスの基本的な意味

2ハウス

2の部屋はお金の工面とか芸術にまつわること、と言われますが
自分の先天的な才能や能力にまつわるところでもあるところ。

なぜならお金を創出するのはそういった才能になるので。
水星ならITや文筆、火星なら飛び込み営業とかスポーツになるでしょうかね。

基本的にはお金に関する問題で家計とか貯蓄、運用、資産など
金銭上の損得にまつわることが2ハウス。

場所であれば銀行とか金融関係だったり、
エステサロンのような美容にまつわる金星的場所、
牡牛座をイメージさせるレストランなど。

8ハウスが「他者からお金をもらう能力」であれば
2ハウスは「自分でお金を創出する能力」。

ここに月があるということは所有の移り変わりが激しいのもそうだし
自分で金銭を作る能力を何かしら持っていることにもなるでしょう。

月の示す「一般」の人向けの商売が得策、とも言えるでしょう。
読み方として大事なのは「自分で作る金銭能力」というところで
どの才能で金銭を作るか、というところ。

2ハウスの月

月

このハウスに「月」が存在すれば、財産や身の回りのものが著しく変わり
あるいは物質的に満たされることが安心感をもたらすでしょう。

つまり、お金があったり、所有物に満たされたりすることが安心材料で、
財運に関しては何かしら変動しやすいということもであること。

月にあるハウスに関しては運勢が変化しやすいことが示唆されます。

良くもなれば悪くもなる。
感覚が研ぎ澄まされ敏感になる部分。

男性の場合は妻となる人を示し、出会うことを示唆する可能性もあります。
問題解決のためには心を落ち着けて感情と向き合うのが大事。

このハウスに月がある男性の場合は、お金を工面するイベントで
「妻」となる人に出会う、というところ。

安心感を抱く材料としては
2ハウスは「目に見える資産」、8ハウスは「配偶者や共同事業者との関係性」
という対比になるか。

月が2ハウスにいると、お金が潤沢であること、あるいは物質に恵まれている、
どんな形であれ、自力でお金を稼ぐスキルに恵まれることを示します。

母親がお金を管理する才能に恵まれていたことを示すことも。

自力でお金を作る才能で何が優れるかというのはサインが示します。
月が示すのは母親の素養であったり、自分が落ち着く場所、光る才能というものを示す。

総括

2ハウス

自己防衛の2ハウス。
お金というものは物質世界において自分を守るために使うもの。

それを蓄えるエネルギーの形というのが2ハウスから伺えます。
何のために「貯蓄」を行うのか。

それが誰かに分け与えることであったり、
あるいは誰かに「光」をもたらすことであったり
そうした材料を持っているからでしょう。

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