占星術(アストロロジー)においてインターセプトしている星から見る「隠された使命」。それは受難か、試練か?

人生においてはうまくいかないことが多いと思いますが
周りの人を見て比べてしまうと何をやってもうまくいかないことが中にはあるでしょう。

どこに転職しても会社に恵まれない、パートナーシップがうまく組めない、
勉強をしても全然学びが身に入らない
その理由を探るにおいて、占星術で探る方法もあります。

私自身、この「インターセプト」を知ったことで
「周りの同学年と違って自分が特殊な人生だ」

そう思うきっかけが星の中に書いてあるようでした。

「インターセプト」とは

20241126射手座水星逆行

ホロスコープ上において、あるカスプとカスプの間に挟まれた星座がいる状態を
「インターセプト」している、と言います。
カスプが2つ以上同じ星座を指している場合にこうした現象が見られます。

このインターセプトしている状態が何を示すかというと、
その星座のエネルギーが効力を発揮しない状態になります。

このインターセプトしてしまった星座の中に星があると、
その星の効力がなかなか人生において発揮されない状態になります。

水星がインターセプトした状態であれば勉強や記憶力に難がある、
金星であれば恋愛運、土星であれば仕事運と言った具合に。

太陽や月であればパーソナリティな部分にあたるので
延々と「自分探し」をしてるような状態にもなるでしょう。

カスプに挟まれてしまうと、効力を発揮しない部屋になってしまいます。
そしてインターセプトの状態は対抗側の部屋でも同じ事象があります。

例えば2ハウスがインターセプトしているということは
対抗側の8ハウスにおいてもインターセプトが同様に起きていることになります。

2ハウスにおいてインターセプトしている状態であればお金に恵まれない
8ハウスにおいてインターセプトしている状態であれば遺産・相続に恵まれない

それがどんな幸運の星があったとしても、そうなります。

インターセプトしている星から見る、「隠された使命」

海王星

インターセプトしていない状態であれば、
ある種「普通」の人生で、比較的順当な人生を送れるのでしょう。

インターセプトした状態に関して言えば、
バランスが悪くなってしまってる状態なので
人生で葛藤しやすい配置と言えるでしょう。

「どうやっても上手くいかない」わけなので。

インターセプトしてしまった星を生かすには
周りの人がやってるようなことをマネするだけではダメで、
常識から外れるようなことをしないと解決の糸口が見えることはないでしょう。

なぜなら、他の人は「自分がインターセプトしてしまってる星がインターセプトしていない」わけですから
そんな人を真似したって解決になり得るわけがない。

インターセプトしてしまった星に関して言えば効力をほぼ失ってる状態でありますが
これも自分が生まれる前に選んできた「宿命」というべきもの。

このインターセプトした星に関しての才能が開花すれば
その道の一人者になる、ということもあるでしょう。

なにしろ、その部分で苦しんでしまっているわけですから。
同じように苦しんでいる人の助けになりうる存在になれる、
そんな素養を秘めているとも言えます。

特殊な人生の送り方をしないと開花しない才能であり、
「遅れて出てくる才能」であるとも言えます。

それというのも、ある種「隠された使命」と言えるのでないでしょうか?

インターセプトされた4ハウス・海王星

海王星

あるカスプとカスプの間に挟まってしまった星座については
その効力が発揮されることが困難で、
インターセプトされた星については、その才能が開花するのが
並の努力では難しいとされています。

私の場合は4ハウス、10ハウスがインターセプトしていて
山羊座、蟹座が挟まれた状態でした。

海王星が4ハウスにいるのですが、
この海王星が人生全編通して表に出てこない人生を演出しています。

4ハウスの海王星は「形容し難い家庭を作る」
「なんて表現していいかわからない不思議な家庭、何らかの秘密を持っている」
「晩年は閑静な生活」

そうした意味合いがあります。
海王星なので具体性に欠け現実感がないものを演出します。

家庭環境がどこか良いとも感じられなかった幼少期でもあったし、
別に家庭を作っているわけでない。
言い得て「リレーションシップ」というのが私の人生の課題であるのが伺えます。

家庭を作るにおいても誰かと会う必要があるわけだし
ミッションが合わなければ意味がありません。
周りの同学年達と比べて「順調」な人生に見えなかったのは

自分の星にインターセプトしている部分があったから、
そのことがアンバランスな人生を演出したのでしょう。

インターセプトされた星は、後発的に才能が現れます。

家庭を作るにおいては当然「他人」が必要になるわけですが、
その「他人」と会う生活をしているわけでなく
隠遁的な状況を良しとしています。
どちらかというと協調性は欠けている方で、
海王星のように一人で夢想するのを好みます。

これは海王星がインターセプトしている影響かもしれません。
海王星が表すのは水系全般、薬や医療、芸術、スピリチュアルと結構幅広いです。

思い返せば子供の頃とか美術の授業も絵がヘタクソで成績も低かったし、
マンガやゲームは大好きだったが、こと芸術に対しては理解がとても乏しかった。

占いやスピリチュアルに興味はあったかもしれないけど
「自分には関係ない」という思いであまり見ていない。

海王星的な要素で言えば唯一、水泳ができたのと、
水場を見るととても安心感を得られるという点がそうでしょうか。
今でこそスピリチュアルヒーリングやヒーリングの学びを順当にしていますが

すんなりたどり着けなかったというのが正直なところです。
文芸的な分野だって若い頃から順当にできたわけでもなかった。

試行錯誤した上で、自力じゃどうにもならなかったから
自分に必要なものを手探りで試して道を切り開いた、というところでしょうか。

総括

インターセプト

インターセプトしてしまった星は、
その人の人生において解決策が見えずに苦しんでる部分でもあり、
また開花した暁には、同じように悩み苦しむ誰かに
光を与える部分でもあるでしょう。

カスプに挟まれてインターセプトしてしまったものは、
自力でどうにかして解決していこう、というのが難しいです。

「普通」に生きていたって解決しないし、
かけてしまった才能の部分から「普通」に生きることができない、
だからこそ、どんな手を使ってでも解決せねばならない。

誰かの手を借りることかもしれないし、
同じように悩み苦しむ人からアドバイスもらうことかもしれない、
誰も手をつけなかった分野をやってみることかもしれない。
そこで「自らの運命をこじ開ける」という行為を試されているというわけです。

しかし多くの人は、自分の星がインターセプトされていたとしても
そのことに気づかず、また自らの運命をこじ開けることすらせず
才能を開花できないまま生涯を閉じてしまいます。

インターセプトされた星というのは
自分の「隠された才能」ともいうべき部分でしょうか。

星がインターセプトしている人を何人か知っていますが、
その誰もがやはり人並外れた努力をしていました。

「あたかも何かが欠落しているように思う」わけだから
そこの克服に向けて努力している部分はあると思います。

人生を豊かにするのは、この隠された才能の部分になるのでないでしょうか。

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