射手座についてのおさらい。自らの手に届かぬ遠い世界にこそ理想があり、求める財宝がある。

とあるネットラジオでトークさせてもらうことになりました。
そのラジオの告知のきっかけになったのが
射手座の太陽に切り替わった日だ、ということで
射手座の話でもしようかと思います。

蠍座太陽シーズンに何らかの「死」を迎えて
新たなる「生」にかかり気味で、なかなか動けなかったシーズンから
少しずつ「新たな世界」へ飛び立ちたい、そういう意志も現れてないでしょうか。

今回は射手座の性質についてのおさらいを。

射手座が示す「遠くの世界」と「自由」の由来

射手座

射手座の基本的データについて。

二区分:男性星座
三区分:柔軟宮
エレメント:火
ルーラー:木星
定位ハウス:9
タロット:10運命の輪、14節制

射手座が示すものが哲学だとか占星術だとか、ハイレベルな学問であったり
あるいは海を超えた遠い国であったり。

要するに自分の生活の身の回りにないものを欲するトレジャーハンター、ということです。

木星は「財宝の星」とも言われる精神性が高い幸運の惑星。
木星が豊かさをもたらす財宝の星であるから
トレジャーハンターとしての気質が現れます。

射手座サインに惑星が多いシーズンは、外国人観光客が多い、
などということも目につくのでないでしょうか。

火の星座なので全般的にノリが良く、ノリで物事を決める傾向があります。
悩むと中々決めきれない優柔不断な面がありますが
一度目標が決まると動きがとても速くなります。

木星の影響で鷹揚であり、嫌味のない人格を創出します。
射手座というと「自由」である印象が強いかと思います。

これは星座の成り立ちから言ってもそうで
蠍座のフェーズでは自分が集めたもの、受け取ったものを一つに取りまとめて
自分が吸い込んだものに対して「死」という終わりを迎えて
自らの血肉として統合して、新たな「生」を迎えます。

諸国が集まる連合国のようなイメージでしょうか。
しかし統合の過程においては、一度アイデンティティを殺して
同化する必要があるので、まずそのプロセスに注力せねばならない。

そこにリソースを割くので、今のところから外の世界を知ることがない。

蠍座のフェーズから一歩外に飛び出して、自らの知らない世界に行く、
というのが射手座のフェーズです。

それ故に「自由」というのが生まれます。
仕事においては柔軟で知性も高く多芸多才。

スポーツにも縁があるサインで、社会の様々な場で頼られることでしょう。

射手座が見せる対応力の高さとネック

木星

射手座は端的に言えば自由人で、組織においてはリーダーでも下につく側でも
正直こだわりはないタイプが多いと言えます。

「自由」を好むので首輪をつけられるのが苦手。

同じ首輪つけられるのが苦手な仲間に「水瓶座」」がいます。
世相に対して反抗的な射手座があるとすれば
「自由」を求める天王星が絡んでいるタイプの人。

自由じゃないことに不平不満が多いのは
水瓶座とか天王星アスペクト持ちという傾向があるのでないでしょうか。

また射手座には「正義感」という一面もあります。
高尚な精神をもたらす木星の精神がそれを寄与するのでしょう。

正義と言えば天秤座のようでもあるが、射手座は火の星座なので
その精神を押し出しやすい側面があるといえます。

天秤座はジャッジマン的気質で何かを天秤にかけて「正義」を決めますが
射手座の場合は木星の寄与する慈悲力が与えるエネルギーが
高尚な精神が生み出し、それが「正義」という思想に昇華します。

信じたことが正義に直結する、思考せず想いというものが先行する感じ。
射手座のネックは、いつも理想が高い、現実を見させられると幻滅してしまうこと。

そのために自分の身の回りのことが見えないこと。
理想のパートナーだとか自分が欲しがる願いだとか
常に現場の周りにあるものよりグレードの高いものを望みます。

対抗の双子座は近場での作業や出来事を回すのに優れますが
射手座は遠くを見ています。

近いものが見えず「灯台下暗し」で勢いで先行しがちで
周囲がついていけないことも。

それだけ「近場に縛られる」「動けない」ことを嫌う射手座。
そうした性質もあって、地に足ついて行動することの大事さも同時に学ぶでしょう。

総括

木星

自由な気質があり、そして博識で鷹揚さを兼ね備えた射手座。

木星の恩恵を存分に受けていますが
時として遠くのものばかりを見てしまうことも。

ゴールに対しての距離感というものを学ぶのも、
このサインを持つ人の性質かもしれません。

この記事を書いた人