山羊座冥王星時代から水瓶座冥王星時代の移り変わり、
という山羊座冥王星時代の最後の変革のためか、
昨今の出来事で、政府の裏金問題や大企業の過失問題が起きています。
会社だとか学校だとか政府だとか、組織が組織である限り、いつかは腐るもの。
どんなに徳の高い経営者が経営する組織であっても、
どんなにご立派な理念を掲げていた組織であっても例外はない。
組織体は山羊座の要素、つまり地エレメント。
組織体がこの世界で生きていくに当たっては地エレメントを養分にせねばならない、
それはつまり「土地」とか「お金」というもの。
組織体の腐りっぷりは昨今の大企業の不始末問題や政府の裏金問題を見れば判ろうもの。
理念は牡羊座の部分だが、組織体は「法人」と言っている以上は
人間でこそないがまるで一つの生命みたいなものなので、
結局はお金を糧にしなくてはならない。
地の時代のあり方に問題がありながらも、
地のエネルギーが目指そうとしている在り方はどこに。
もくじ
山羊座の示す「悪魔」的要素と「世界」的要素
山羊座の示す大アルカナが「悪魔」「世界」であるということから
地エレメントを養分にする過程で必ずと言っていいほど
「悪魔」的な要素も出てくる。
そしてお金というものそのものは、この世界にないもの。
お金というのは「悪魔」のような者が人を効率よく支配するために作り出したもの。
お金には例外なく「悪魔」的エネルギーがびっしりこびりついている。
だから腐る。
山羊座は組織体を作り、枠組みやルールを作って普遍的にさせます。
土星の要素である「束縛」が出てきますが、その要素自体に別に誤りはありません。
守るべきルールがない限りは無法地帯になってし
組織体があって初めてあるべきモラルがもたらされるので。
集合体を混乱させて無法になるのを防ぎ取り締まるために
土星の生み出す「秩序」というものが存在します。
なぜなら土星が目指すのは「安定化」だから。
お金を使い続ける仕組みにさせるのは、まさに「悪魔」の思う壺。
誰が考えたか知らんけど、よくこんなえげつない構図を思いつくよなと思います。
最低限の社会的ルールやモラルが必要である以上「国」「会社」と言った集合体、
山羊座すなわち土星の要素が必要なのは間違いない。
その「悪魔」的要素が過剰すぎる故に組織が腐ります。
そこから必要なのは「風」の成分になります。
組織が腐敗しないために、文字通り「風穴」を開ける必要がある。
総じて組織化しているものは、腐る要素は盛りだくさんということ。
山羊座の目指すゴールは「世界」における「完成」
企業の理念として山羊座を示す大アルカナである「世界」を目指している、
つまり何らかの完成、成果を出して社会貢献すること。
これが山羊座として産み出されたものの最大限の意義です。
10ハウスは山羊座の定位ですが、そこが社会的地位であるとか
最終到達点を示すのならば、人生の終着地を目指すように行くのは道理。
ある意味、世界平和を一番目指しているのは
山羊座なのかなと私は思っています。
山羊座の大アルカナに「世界」があるだけに。
最初は「世界」を目指しており、企業は彼らなりの「世界」平和を目指していました。
それこそ、ご立派な理念を掲げて。
しかし会社の運営を維持するためには
地エレメントを供物にする必要がある、つまり「金」。
これらをしこたま稼いで延命措置を図る。
お金の原理は先述のとおり「悪魔」のような者たちが人を支配するために作ったもの。
そうした仕組みからいってお金には「魔」が宿っています。
やがて価格競争が生まれ以下に大量に売って金を稼ぐか。
こうして「悪魔」の術中にハマり、企業は堕ちてゆく。
私も過去に何社か転戦した経験がありますが
組織としてはどこも例外なく問題がありました。
総括
「悪魔」に描かれた悪魔は元は大天使の誰かであったのだろう、
ウリエルとする説があるがどうだろう。
組織の浄化をするというのなら「悪魔」的な要素を排していかねばならない。
山羊座としての本来の要素に立ち返らねばならない。
「世界」の「完成」を目指しにきた彼らが
最後に求むのは「世界平和」なのだろう。
上手い具合にそちらの方向にシフトしていかねばならない。正さねばならない。
目に見える形で最高の結果を出すのが
山羊座の目的であり「世界」の到達点です。