占星術におけるトールハンマーについて。葛藤と絶対必中の爆発力。

占星術におけるアスペクト配置で、トールハンマーについて。
形状としては、90度1辺と135度2辺の二等辺三角形。

底辺で形成される90度のアスペクト、葛藤や不満で現れたことが
頂点の天体によって放出される、という意味合いのようです。

トールハンマー

トールハンマー01

トールハンマーとは北欧神話の雷電の神・トールが使っていたハンマーのこと。

雷を帯びた槌で、このトールハンマーは投げれば
敵に必中することで知られていました。

トールハンマーとはミョルニルの別名で、ミョルニルが有名でしょうか。
破壊力が優れており、それで粉砕できなかったものは
ヨルムンガンドくらいと言われていました。

この占星術のトールハンマーにおいても
神が鉄槌を下すごとく、90度の葛藤で生み出したことを
頂点の天体が鉄槌を下すということ。

パワーは大きいものの、力量を発揮するまでの
ストレスというのもまた大きい、諸刃の剣。

一般的には扱うのが難しいアスペクトとされます。
このアスペクトを良い方向に使うことで、より優れた作品を残すなど
功績を上げるようなパーソナリティを描くでしょう。

公の場で醜態を晒しながら達成した事案

トールハンマー02

ソーラーファイヤーだと「Reports」→「Aspects Analysis」に出力されています。

私の場合は、月ー木星ーMCでトールハンマーができていました。
母親との関係の葛藤でストレスが溜まり、
MC、つまり使命において極度な行動をとっていた。

月なので母親との関係に限らず、普段の生活においてもそうかも。
月と木星のスクエアなので、大風呂敷を広げがちな性格。

「取らぬ狸の皮算用」的な前向きさで失敗した事案がよくありましたね。

断食21日間が一番わかりやすいエピソードか。
あの21日の断食を達成した時も、「これを達成すれば自分はすごくなれる」
変なところで前向きでした。

逆に言えば幸運を獲得できないことに対しての感情的ストレスが強いから、
それでMC、社会の場においての行いがとても極端になった。

会社に毎日勤めていた時で、21日間達成したものの
居眠りが発覚して会社を辞めさせられた。

極度な行動をとって発散しがちで扱いのが難しいアスペクト、というところでしょうか。

総括

トールハンマー03

スクエアというだけでも結構な葛藤を生み出しますが、
その葛藤を発散するべくトールハンマーを投げつける。

発散したときのエネルギーが膨大で、ところによっては手がつけられなくなる。

自分を知ってどう扱っていくか、というのは実に大変な作業です。

優れた作品を生み出す作家というのは、
相当なる葛藤を乗り越えたのが伺えるでしょう。

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