ライジングプラネット木星の事例。12ハウス木星の天運の良さがアバンダンスをもたらす

最近の出来事で、いくつものアバンダンス(豊かさ)を享受できる出来事が多くあった、
という方の事例がありました。

その方は12ハウス木星で、ライジングプラネットになっている。

ライジングプラネットは人生通してついて回る体質。
12ハウス木星でライジングプラネットだと
「何か知らないけど、周りの人が親切にしてくれる」

という感じの星周りでないでしょうか。

ライジングプラネット、つまり木星ーASCが0度(コンジャンクション・合)であることです。

他人に何か良いことをしてもらえるとしたら

ライジングプラネット木星

ライジングプラネットになるのはASC5度以内に何らかの感受点があること。
その条件を満たすのは1、12ハウスのいずれかにあること。

12ハウスなのでゼウスの加護が知らぬ間に受けられているということでしょうか。
なぜ他人に食事に誘われたり、何かプレゼントをもらったり
そういうアバンダンスがもたらされるのか?

その方の事例でいうと、先天的にそもそも12ハウス木星がライジングプラネットなので
慈悲深さというものが性格として備わっており、
その慈悲がアバンダンスを引き寄せる、というのが人生を通してあるということ。

そもそも、人が「この人のために何かしてあげたい」って
どういう人なんでしょうか?

ケチな人?強情な人?ストイックな人?
他者に何かをしてあげようとする慈悲力のある人でしょう。

また、木星にとって12ハウスは居心地がいいハウスでもあるので
その意味合いも強化されるわけです。

12ハウスの性質で言うと魚座定位のハウスです。

魚座のルーラー、サブルーラーである海王星、木星が
12ハウスに配置された場合は強化されると言うこと。

現在進行形で「他者」が恵んでくれる要素があるとしたら?
その人のトランジットで7ハウス木星が運行中。7ハウスの意味合いは「自分と関わる他者」なので

自分と関わる他者からもたらされるアバンダンスがある、もしくは共同事業に良い

と言うことになる。

一般的には「結婚相手との出逢いにはいい時期」でもあったりする。
木星っぽい人(外国人、裕福な人、博学な人、慈悲深い人)との出会い。

今はT天王星もあるので、何においても突発的かも。
偶発的に起きるので、なぜか突然いいことをしてもらった様にも思える。

T木星ーT天王星が近いので、天王星の悪い意味の突発さ、奇抜さが緩和気味なのでないでしょうか。

物質でのアバンダンスとしたら、あとは金星との絡みか。

他の観点で言えばP月ーN水星の60度(ソフトアスペクト)もありましたね。
水星の示す部門での活動に吉(商売、コミュニケーション、若い人との関わり、教育)。

水星といえば「メディア」か。その人はメディアの仕事があるので。
P月がどこかしらとソフトアスペクトなら慶事と言うのがわかりやすいかなと。

12ハウス木星の解釈

木星

12ハウス木星の解釈。
人生の意味を自分の内面奥深くから探し求めます。
人生で最も絶望的瞬間に楽観主義の泉を深く掘り下げる力を持っています。
人に見えない場所で形而上学などの高等学問を学ぶ人かもしれません。
ここでは全ての不幸や災難にも最終的に打ち勝つことを示します。
慈愛への情景、叡智に対する敬意の心があります。

12ハウスなので御多分に洩れずというか、、
形而上学やスピリチュアルの様な高等学問を
人に見えない場所でやる、という意味合いもあります。

内面的に慈悲深い人。
12ハウスは際限のない世界なので、その慈悲深さは枠を突き破っている。

12ハウスというのは際限のなさから
ある種のパワフルさを持つ人が多い様な気がします。

ここまで色んな人を見てきた所感ですが。

総括・ライジングプラネット木星は「与えるものは与えられる」から「幸福」を得る。

木星

木星は「慈悲」の星なので、慈悲の結果が相手から返ってくるって本当ですね。
「与えるものは与えられる」。

しかし何も気づかないと、木星の解釈を甘く見ていると、
親が何でも面倒見てくれる実家みたいなアバンダンスに甘えてしまって
ぶくぶく太るだけ太って、現状維持を選ぶ様なケースも
決して少なくないと思います。

天運の良さに甘えず良いところを引き出すには
土星をいい塩梅に入れて多少ストイックみがある方が、
アバンダンスを得られるでしょう。

木星と土星の比率は、非常に大事なのです。

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