2024年5月3日に水瓶座冥王星逆行しました。
冥王星逆行というのはほぼほぼ毎年ありますが、
だいたい半年近くは逆行期間になります。
冥王星と言えば個人よりも、国家など集団意識に対しての影響のため
「あ、冥王星逆行しているな」と認識することはさほどないかもしれません。
半年近くも逆行しているので敏感な方が逆に難しいかも。
逆行の影響で、冥王星がまた一時的に山羊座に戻ります。
今世紀最後の山羊座冥王星時代を目指すかのように逆行します。
まるで「地の時代」に残してきてしまった忘れものを取りに戻るかのように…。
新たな時代に行く前に忘れ物は本当にないだろうか?
一度冥王星の変化変容が走ってしまったのなら、もう後戻り効かない。
その見直し期間が、逆行期間です。
さて一体、何を置いてきてしまったのでしょうか?
もくじ
2024年5月3日 水瓶座冥王星逆行

日時:2時46分58秒
月相:23/28
ライジングプラネットが海王星。
戻りの最中は往々に感覚的、神秘的、センチメンタルな感じ。
火星ー海王星のコンジャンクションにおいて、直感的なインスピレーションで得たものを
自らの理想のためにガンガン進めていく、そんなところでしょうか。
冥王星も上手い具合に海王星に連携します。
理想で生きていたいのだけど、海王星ーリリスがオポジション。
夢や理想に準じたいが、仕事を通じて見たくなかった、
改善せねばならないところを見させられてしまう期間だろうか?
木星・天王星ーセレスーリリスの地グランドトライン。
カルミネートはセレス、これを無視するなら冥王星。
友人関係において、生育を促すであろう期間。
1、2ハウスのハウスオーバーロード。
自主性、そして自分の才能をお金に変えるための稼動をしっかりやろう、的な風潮。
牡牛座のサインオーバーロード。
唐突な物欲に、お金の羽振りが良くなるかもしれません。
各種サビアンシンボルは、
ASC魚座数え27度で「中秋の名月」
自分が気づいていないことを自覚するところからスタート。
MC射手座数え28度で「美しい川にかかる古い橋」
これまで色々転戦してきたが、灯台下暗しであるかのように
安定感を覚える懐かしいもの。
古い関係性に忘れてきたものがあるだろうから、それを取り戻すことがゴール?
太陽牡牛座数え13度で「荷物を扱う男性」
仕事と物欲、収入のバランスが大事。考えながらやりたいことに注力する。
月水瓶座数え22度で「子供たちが遊ぶために床に敷かれる敷物」
人に楽しんでもらうためには、まず安全策を敷こう、というのが流れ。
双子座、射手座が強調されており、牡羊座、天秤座がインターセプトしています。
活力、という意味で言えば抑え気味か。
水瓶座冥王星は11ハウスに滞在しています。
11ハウス冥王星としたら、人間関係にてテコ入れが入るでしょうが
逆行が入ることで、関係性においてに見直しの意味がもたらされる
というところでしょう。
ここまで見ると、やはり「地の時代」に置いてきてしまった、という
忘れ物を撮りにいく、という感じでしょうかね。
11ハウス繋がりで言えば、双子座木星の時も11ハウス双子座木星が滞在しています。
「人間関係」というのが2024年の一つカギになるところかと。
水瓶座冥王星逆行について

水瓶座冥王星のサビアンシンボルは水瓶座数え3度で「海軍からの脱走兵」
組織体をまとめるために作った秩序を抜け出して、
自分が自由に振る舞える新たな世界を求めること。
水瓶座冥王星は水瓶座は冥王星にとっては相性が悪い。
過去に遡るとアメリカ独立戦争やフランス革命時代で、
フランス革命のように人道主義を標榜する時代がありました。
理不尽な支配者に対して反旗を翻す革命者が現れ、民主主義の走りを作った時代。
人道的でない悪魔的支配者に対しての反旗、新たなテクノロジーの構築、
性差関係ない価値観を構築するであろう世代。
この世代の人々は、人類の利益のために科学的進歩を遂げる能力を持っており
科学に対する見方の変更を余儀なくされることでしょう。
ムーブメントとして考えられるのが「革命」「反旗」「人道主義」「友愛」「テクノロジーの進歩」。
11ハウス冥王星は深い友情を作る能力は非凡で、集団勢力についての観察眼は鋭いものがあります。
公私共に強力な政治グループのような団体に惹かれやすく
人生のさまざまな局面で派閥を作ったり壊したりがあるかもしれません。
友人との激しい対立で交友関係が大きく変わることもありがち。
友人のタイプとしては高い影響力を持つ、深い思想を持つタイプが多いのでないでしょうか。
これまで居心地の良かったグループであったり、
もしくは政治的な目的などで「仕方なく」関わっていたグループもあったかもしれない。
しかしそれは、この水瓶座冥王星時代なればこそ
決まった枠から飛び出して自分を表現したい。
そうした思想の強い人は、息苦しい枠から飛び出して、
新たに自分の意にそぐうコミュニティを結成して
気持ち新たに巻き返しを図る準備をする、というところでしょうか。
各種解釈

冥王星を見ると
金星ー冥王星90度 人間関係において節度を学ばないと。人を操作しがち。
火星・海王星ー冥王星60度 夢、理想に突き進む出力が強化。インスピレーションから得るものを最大限発現。
冥王星ーパラス60度 古いものを新しくする。インスピレーションを社会貢献に使う。
マップ解釈


冥王星ーMCはロシアの東端以外はほとんど海。
総括

仲良し同士でも、仕事で仕方なくと言ったコミュニティでも
自分の自由意志にそぐわない「秩序」というのは
会社のような組織でも組合でも、人を統率するために必要なもの。
しかしその秩序というのは本当に窮屈で、我慢するのはやっていられない。
本来はスピリットとしての自分で生きていなくてはならない。
そうした流れから、コミュニティにおける人の入れ替わりもあるか。
冥王星は特定の個人というより、国家とか集合意識に対して強制力を働きかけます。
そのため冥王星は特定の生まれの人でなく、同じ世代の人に影響を与えていきます。
本当に自分がいるコミュニティは、自らの自由意志に沿うものだろうか?
どこか我慢をしていないだろうか?
我慢をしていても順当にいくわけがありません。
むしろ、うまくやるために我慢をしなければならない関係性は本当に正しいのだろうか?
人間関係における「見直し」を任じられているということでしょう。