ホロスコープ解析事例 2011年3月11日 東日本大震災

後の防災になり得るか検討するために、
さまざまな事件や天災の構図を記録として残しておく。

完全に災害対策をするのは難しいかもしれませんが、過去の辛苦は生かさねばと思い、

前身サイト時代で行っていた311の再解析。
前身サイトで311特集していた分を全てまとめます。

2011年3月11日 東日本大震災

20110311東日本大震災

時間:14時46分

N38.06
E142.51

カルミネートがアストレア(%)か。
何かを終わらせたり、始めたりができない障害。
牡牛座のアストレアで、既存のものに心地よさを感じ、新しいものを受け入れられない。

カルミネートを大惑星でとると月。これがハイジアと180度。
海王星・キロン・セレスー月ーハイジアのTスクエア。
海王星とキロンの絡みで「海難」、4ハウスハイジアのハードで土地の問題。

IC蠍座で若干冥王星の影響をもらっている。
海難で民衆、土地の問題が振り回された構図も見える。

土星が頂点の月ー海王星・キロンのトールハンマー。
海にまつわる問題の葛藤が、地盤にまつわる出来事で放出された?
メジャーな惑星のトールハンマーなので影響がパワフルに、目に見えて取れるとも。

大災害の構図でありうる大惑星のマレフィックが絡んだ180度も存在。

ハードアスペクトは

太陽ージュノー180度
月ー土星135度
月ー海王星・セレス・キロン90度
月ードラゴンヘッド150度
水星・木星ー冥王星90度
水星・天王星ードラゴンヘッド90度
水星ーASC135度
金星ーIC(MC)90度
木星ー土星180度
木星ーセレス45度
土星ー海王星・キロン135度
土星ーベスタ90度
ベスターASC150度

月ー海王星 90度

国民(10ハウス月)が見えないもの、水回りの事態(7ハウス海王星)での被害を被る。
10ハウス月なので国家レベルの問題。結果論から、おそらく津波を指すと思われる。
7ハウスの海王星は他国との共同関係が不透明な状態を指す。

水星ー冥王星 90度

メディア(8ハウス水星)が異常事態(5ハウス冥王星)によって、かつてない混乱をする。
5ハウス冥王星は、死と隣り合わせになるような事態が高揚するようなことを指す。
津波のそれはショックでしかなかったし、加えて冥王星が指す原発にも事故が起き、社会的大問題になった。
当時の破壊的な様相が前代未聞のことであった。

金星ーASC  180度

国家の置かれている状況(ASC)が、金銭的破綻、あるいは芸術的文化財の破滅(6ハウス金星)を示唆する。
6ハウスは食料や健康状態を指す。
金星のハードアスペクトから、健康の壊滅であったり、被災地の特産物の壊滅を垣間見れる。
東北産の海産物などにおいては、さまざまな風評が飛び交った。

木星ー土星 180度

唯一の180度天体。交通機関に支障をきたす(3ハウス土星)上に
財産(9ハウス木星)の破財を招く。
木星ー土星のハードアスペクトは法律的援助の金銭的支援を受けにくい配置。
土星が示すのは地震、地震がその起因でないかと読み解ける。
9ハウス木星は宗教的精神、高尚な精神と学問に恵まれることを指すのだが
天変地異については神にすがったところで、
どうにもならぬ事態ということか(9ハウス木星のハードアスペクト)。
また木星が示すのは「慈悲」で、こういった形で「慈悲」が下されたと思うと残念でならない…。

木星ー冥王星 90度

異常事態(5ハウス木星)での財産の破綻(9ハウス木星)。
冥王星が指すのは原発の破綻や、死と隣り合わせの危機的状況か。
そうした状況が高尚な精神を持ってしてもどうにもならないのか(9ハウス木星のハードアスペクト)、

というのは上述の通り。

木星ー冥王星のハードアスペクトは悪徳的な金銭獲得手段を指すこともある。
被災地の火事場泥棒という案件も、当時は言われていた。
金銭のために破損した電線を調達しようとしたりとか。

木星ー土星180度の大惑星同士のハードアスペクトはもとより、特殊アスペクトがかなり強烈な一日。

8ハウスのハウスオーバーロード、魚座のサインオーバーロードが特徴的。
魚座が強いので「水っぽさ」が強調されること、
8ハウスに火星や天王星といった事故や災害を示すであろうマレフィックが積まれていて
外からもらう支援が大いに必要であること、死亡率の異様さが伺えること。

当時の事象としてはインフラが麻痺しており3ハウスの土星の存在や
水星ー天王星0度、水星ー冥王星90度から伺える。
太陽ージュノー、木星ー土星の180度。

津波が激しかったことから月ー海王星が90度になったタイミングとも言われているが…。
あとは天王星のサインチェンジの手前の日であったこと。

トランスサタニアンの動く前後は大きく揺れ動くと思われます。

サインチェンジの近くになって駆け込み的に前サインの要素が変わっていく、
特徴が出ていくものなので、天王星のサインだった魚座(水)の特徴が大きく出た??

メディア的にも激震が走ったのが水星のハードアスペクトからも伺える。
牡羊座での木星、水星、天王星のステリウムだろうか。

月相的には2011年3月13日 8時45分にバルサミックムーン(逆三日月)、天秤座土星逆行の最中だった様子。

天秤座・土星で言えば「愛と平和を目指すための試練」ということか。
土星が逆行中で、かつ土星にとって居心地がいい場所だったことが辛い。

8ハウスというのは国内の死亡率に関わる部屋。
土星が入っており、8ハウスの土星が示す「不運な死」、なんらかの不運な事態で死亡率が上がる、
ということを示すのではないか。

天秤座土星ということで、ここから見れるのは
311を機にいかに平和を目指していくべきか、
ということを土星の試練を通して学ぶということでしょうか。

後年、防災に関してはより強化されたと思います。
土星は「なんらかの災害」と結びつけやすいのが特徴。
地のエレメントの惑星から、地震でしょうか。

日本のどこかまではわからないがぼんやりながらも
死者数が増えるのでないか、というのが見えてくるところ。

取り返しのつかない異常事態であるが、
この当時の事故があってから原発の存在意義について見直すことになった。

財政的に海外援助があったり、というのを匂わせる。

各種サビアンシンボルは、

牡牛座数え6度のサビアンシンボルは「峡谷に架かる建設中の橋」
新しい価値観を見て、自分の価値観を広げる。

月の双子座数え1度のサビアンシンボルは「静水に浮かぶガラス底のボート」
新しい世界に興味津々だがなかなか踏み出せず守りの姿勢が強調される。

確かに私もこの当時の事象としてはこれまで類を見ないことで
到底この現実を受け入れられなかったのを覚えています。

事象当日のマップ。

20110311東日本大震災アスペクト

震源地近くに縦線が複数あるのが特徴的。

パラスーICの90度、金星ーICの90度、金星ーMCの90度。
津波の被害を受けたあたりに土星ーDSC120度、セドナーDSC90度。

事象が起きた時は、アスペクトで図を出したほうが確実か。
仙台付近にあるパランラインはハイジアー火星、エリスーベスタ、金星ー月あたりか。

いずれも横軸(ASC,DSC)と縦軸(MC,IC)の交点のパランなので影響力が強い。

アスペクトマップだけでもわかりやすいが、合わせてミッドポイントを示したマップ。

20110311東日本大震災ミッド

説明不要なくらいたくさん線が出ていて、これらはほぼ震災の煽りを受けた地域と思う。

ついでに日本国(1946年生まれ)のソーラーアーク図から拾ったマップ。

被災地あたりにパラスーMC90度、海王星ーMC0度と結構ハードアスペクトになりうる影響が見える。
パランで見るとわかりやすい影響を及ぼしていそうなのが火星ー土星ライン。

いずれも縦軸横軸の交差なので強力、
これがパラスーMC90度、キロンーDSC120度、海王星ーMCと交差しているあたりが強そう、

特に海王星とは。

2010年12月22日 日本冬至図

20101222日本冬至図

時間:8時38分24秒

日本の冬至図から。当時の解析で冬至図を利用したものがあるのでそれを再度見ます。

月ー火星・冥王星180度とかなりとんでもアスペクト。
この時点で国民に対してクリティカルなダメージなのが見える。

まず、8ハウスに土星が入っていること。
死亡率を示す8ハウスにマレフィックが入っている典型例のようなものか、
土星なので死亡率の上昇、土星なので地震を示すことも。

8ハウスに土星や天王星、冥王星が入っている時代は注意。
また地震発生日にありがちな180度アスペクトがまたも存在します。

180度は2つですが、問題レベルだと180度が起こりうるのが常かもしれません。

これまでみてきたケースで言えば、
太陽か月がトランスサタニアンと180度だと大震災になるか??

結果論になりますが、311では大規模な地震が発生し、
さらに津波で原子力発電所がやられたことで大きな問題になりました。

12ハウス火星を僻地で年数が経ちすぎた原発と見るか。
地震による原発問題が浮き彫りになる構図(土星ー火星)、
原発問題が浮き彫りになって国民の反発を招く構図、でしょうか。

原発問題においての各国の支援(金星ー火星、9ハウス金星)、
未曾有の事態で国家予算を使う事態(2ハウス天王星)、
放置されていた原発問題をどうにかせざるを得なくなった(12ハウス冥王星)。

2010年冬至図のアスペクト特徴として
90度、180度といったハードなアスペクトが多いです。

2010年の冬至図はスクエアが多い。
困難な道のりを示すであろう一年が予測されます。

太陽ー冥王星0度
見えない異常事態、おそらくこれまで問題にあげられなかった
地方の老朽化原発(12ハウス冥王星)により
国会(11ハウス太陽)は大きく認識を変えざるを得なくなる。
国が主導となってこの事態の改修に乗り出す。
強い支配力を持つ一方で、他者(他国の支援など)を聞き入れないようなことも。

火星ー土星 90度 冷酷、サド、不運な事故 
火星による破壊、土星から自然災害を連想させる。

火星ー冥王星 0度
見えない攻撃、例えば地震やテロなど(12ハウス火星)による、取り上げられない異常事態、
つまり地方の原発(12ハウス冥王星)が傷つき、本格的な異常事態になる。
その攻撃(火星)は徹底的(冥王星)にまで、形を変えるまで行われる。
攻撃後は再出発を余儀なくされる。攻撃は碌でもないが、再出発そのものはあるべき形であるだろう。

核(冥王星)を扱う場所であれば、
元々自然にない核の扱いを変えるというのならば、再出発も道理と言える。

冬至図の時点では攻撃の正体がわからない。
90度ではざっくりしているが、その理由は0度や180度から紐解けるのでないか。

月ー火星 180度 短気、衝動的、喧嘩、口論、人と争いやすい性格、 反抗的

論争の勃発を連想させる。
見えない破壊行為、結果的には大震災(12ハウス火星)によって、
壊滅的に職場や健康を損なう事態になった。
中には備品の破損があった職場もあったろう(6ハウス月)。
被災地においては盗難活動も一時期話題にあがりました。

水星ー木星 90度 偏見、誇張、偽善的、懐疑的、悪い評判
震災当時の報道についてはとても放映できるものでないと言われた。
余計な情報に惑わされ予算を使う、とも。
何が原因かは他の天体から見る。

太陽ー木星 90度 自惚れ、贅沢、高慢、不満足、自信過剰、金銭的損失 
原発が津波の影響くらって問題にならない、とでも思ったか。
議会において着目されるであろう時期(11ハウス太陽)であるが
何らかの事態において財運が悪くなる(2ハウス木星)。
議会の決断に財政が引っ張られる格好に。
なぜ悪くなるのか??それは他の天体が鍵を握る。

太陽ー天王星 90度 頑固、独裁的、突然の損失や災害、友人知人の離反、緊張状態
311という過去例を見ない災害が起きた。世界各国から支援を受けようにもそれが滞る。
唐突な事態による財運変化(2ハウス天王星)に惑わされる国会(11ハウス太陽)。
ハードアスペクトなのでしかもそれは良い事態とは限らない。
唐突な事態がなんなのかは他の天体を見る。
天王星が地震など天災を示す天体であれば、天災でないか?とも。

水星ー天王星 90度 神経質、無愛想、卑劣、無常、詮索好き 
災害難民の受け入れについて様々な問題があった。

月ー冥王星 180度
逆転、後退、思惑外れ、ショック 
311自体がショックな出来事。一見すると見えない一変させる出来事、
結果的には2011年3月11日 14時46分に
関東や東北地方を揺るがした大震災(12ハウス冥王星)により
国民の職場での思想が変わったのが印象的です。
具体的には緊急連絡先を設ける仕組み、
大震災があっても連絡が取りやすくできるようにするなど、
致命的な事態を通して大きく職場での価値観を変えさせられた(6ハウス月)

SNSの発展もこの時期がピークだったんじゃないだろうか。

月ードラゴンヘッド 180度
過敏、疎遠、他者を遠ざける
支援をしようとしている国を遠ざけたことか。
これ以外にも、火星ー冥王星の合も怖い。
どちらの星も「戦争」「平気」「核」を連想させます。
事実、2011年は311に伴って原発事故が起こって異常事態になった。
原発をめぐる「論争」が起きたのもこの年の特長です。

311の予測で考えられること以外の2010年冬至図の特徴を追います。

1ハウス
水瓶座海王星
空想的、非現実的、ロマン的、超感覚力、神秘、芸術性、漠然、曖昧、不注意、忘れっぽい
国民性としては非現実的な事態に見舞われるような状況が伺えます。
水瓶座の示す人道的、革新的な要素も加味されています。
311という前代未聞の事態に、国民的には各地からの人道的支援(ボランティア)、
奉仕の流れができた、とも見て取れるでしょう。
マンディーンにおける海王星には「不決断」「放置」の意味もあるので
国民全部が全部一丸となってこの流れになった、というわけでもないとも見れます。

2ハウス
魚座木星
財政の獲得、公明正大な収益
財政的には苦しい状況が緩和するであろう年。

魚座天王星
財運の変化、紛争、損失、援助など独特の財源
予測不可能な財政の使い方。311の援助などでの損失もあったか。
また他国からの援助を受ける事態にもなっている。
木星ー天王星が合なので「異常な体験」もする年である。

唐突な事態(2ハウス天王星)で国の財産(2ハウス木星)を使う可能性あり。
もし財運を向上させようと思うのなら、
そうした事態にも対応可能な、奇抜なビジネスでもある。
テクノロジー系が鍵を握るだろう(天王星)。
そういう意味だと連絡を円滑に取り合えるSNSの発展か。

6ハウス

蟹座月
奉仕的職業の適正、転職の多さ、職場は浮き沈みがある
蟹座の月でパワーは最大限発揮されます。
311を機に奉仕的な仕事、例えば医療であったり
そうした事業の需要が大きくなりました。
仕事を変えるというのも地震の影響も少なくないと思います。

9ハウス

蠍座金星
貿易や海外旅行については運勢は悪くありません。
蠍座から見れるのは粘り強い姿勢、あるいは秘密があったりするか。

11ハウス

射手座水星
共通の知的目的や精神的な合致目的での友好

射手座太陽
友情に恵まれる、暖かく善意に満ちた友人たちの援助

太陽が11ハウスにいることから、友好国との関係性であったり
議会でのやり取りが2011年の主なテーマとなり得るでしょう。
射手座水星から海外とのやりとりが垣間見えます。
「がんばろう東北」がこの年のテーマで、東北復興に向けた各地の支援が行われました。

12ハウス

山羊座冥王星
他者に対する行為に対する復讐、隠された攻撃性、復讐心を収めるには奉仕をすること
冥王星=核も示す。山羊座=政治も示すので、
東北という比較的離れた土地にある原子炉施設が
建築から長らくたったのに廃炉にならず
何もされていなかったことが政治的に問題になる。

山羊座火星
不平不満が溜まりやすい、威張りやすい、攻撃しやすい、隠れた敵、裏側での抗争
これまでの忘れていた遺産と言わんばかりか
311で原発から燃料が流出してしまい、東北の漁業に大打撃を与えました。

火星ー冥王星が合。
未曾有の事態があったからこそ、国民性としても
不満が溜まりやすい年でもあったと思います。

20101222日本冬至図アスペクト

アスペクト図。
震源地近くの縦線はリリスーMC120度。
地震があったであろう地域を天王星ーDSC120度が縦断する。

月(ASC)ー冥王星(DSC)のパランが仙台付近を通っていることにも着目。
大惑星が通っているわけなので、影響としては明確だったのがわかる。

20101222日本冬至図ミッド

ミッド図。
火星ージュノー=MCのラインが震源地あたりを通過して香ばしい。

20101222日本冬至図SAミッド


日本国の2010年冬至と同時刻のソーラーアークマップ。

火星ー土星のパランが香ばしい。
これが震源地あたりにあるベスターセドナ=ICと
被災の地域にあたる海王星ーMCとバッティングしている。

総括

月

実はこの震災は予知されていた、というニュースがネットに出回っていました。
夢日記を書いたとされる、たつき諒さんのような
ごく一部の人だったという話がありますが。

こうした過去の事例から、今後起きそうなことを推察する材料を得るために
いくつかの視点で事件を解析しています。

地質学者のように地震の専門家でないのでなんとも言えませんが…。

どうすれば今後懸念される南海トラフの被害を最小限にできるのか?
で言ったら、地質学者のような専門家の情報をアテにするだけでなく
一人一人がいついかなる時も危機感を張り巡らせて、
緊急時にどうしたらいいかと、足早に動けるようにするということ。

それと水や食料で保存の効くものを十分確保する、でしょうか。

月並みではありますが、一丸になることが、最悪の事態を乗り越える手立てに思います。

この記事を書いた人