土星期が終わるといわゆる定年が終わって引退後の人生、
余生を楽しむような感じの自由度が生まれる感じの天王星期。
旧占星術の世界では土星が「人生のゴール」でしたが
そこから先の世界、土星という「人間の意志」で作られた
常識の世界を抜け、宇宙自然の意志的な領域で社会を見ていきます。
もくじ
これまでの常識を疑い、自由を目指す「天王星期」

天王星
年代:長老期
発達年齢領域:70〜85歳
公転周期:約84年
象意:革新、ジャンプアップ、自由意志、意識改革
生命の樹:2 コクマー(叡智)
天王星以降のトランスサタニアンについては
「人間の意志」の世界における制限、限界を越えようとした際に
どのようにすればその常識や限界を超えられるか?
公転周期が非常に遅く、個人に対してというより
世代間における共通認識というところになります。
天王星が世代に与えるのは、前時代において
どういうサイン要素を使って改革していくか、
どういうサイン要素に対する意識変革のこだわりがあるか、というところです。
カバラ、生命の樹においてはコクマー(叡智)。
「確かな叡智を通して思考と言葉を形作る」。
変革に移すための実際的な行動、叡智を示すのがコクマーであり、天王星。
「至高の三角形」の一角で、ハイレベルな叡智をもたらします。
水星のハイヤーオクターブで、水星以上のハイレベルな知的エネルギー。
トランスサタニアンクラスになると常人に扱うには難しいので手に余ります。
それこそ先述のように「限界」を超える時にどうするか?という時に使います。
天王星というと土星の枠組みの中にない、
変わった方法でのアレンジを目指すような感じの知性。
「常識にとらわれず、現状を改革していく」という改革意識というのを
天王星は根ざしていくのです。
人における70代過ぎというのも、土星期が終わり
社会において自分の社会的ゴールを達成した後、
社会から一線を退いたところから、社会を見ています。
中には長老のような存在で、現役の人たちにまた違った視点で
現状の改善策を見出すようなアドバイスをする役割を担うでしょう。
多くの人は定年を過ぎて老後の余生を、
これまで会社など社会に縛られていた鬱憤を晴らすかのように
今まで考えつかなった自由な発想で満喫しようとするでしょう。
天王星期では社会に関わっていた土星期を過ぎたことで
実際に社会から離れていきます。
そのことによって初めて、社会から離れた立場からの問題提起や
今まで自分がよく関わっていた社会の矛盾に気づくことにもなります。
あるいは自分が土星期で社会において成し遂げた土星(社会のゴール)が
本当にあっているかどうか?自己採点をする期間になるかもしれません。
天王星は冥王星みたくサラにして作り直すのでなく、
ある種現行と形はそのままではありますが、
その現行の仕組みを改変、アレンジして形を変えようとします。
そのことによってこれまでの枠組みに捉われない自由さで社会変革を目指します。
会社勤めで真面目で窮屈さがあったのが、
社会から離れたことで考え方に柔軟性、自由度が向上して
枠組みに捉われない生き方に寛容になるのでないでしょうか。
84年周期に起こるウラヌスリターン

天王星の公転周期は約84年、つまり日本人の平均寿命ほどの年数、と言われています。
近代占星術においては、天王星期というのは
新たな老後の過ごし方を問われる時期ともいうべきところ。
土星期とはまた違った俯瞰した視点で社会を見ることができて、
自由意志が現れてきて、楽しい老後の人生、
個人として解放された感覚をもたらすでしょう。
それまでの限界を突破した天王星の生き方そのもの。
トランジットで天王星がアスペクトに絡んでくると
意識改革がどんな形であれもたらされ、
意識の覚醒、何かに目覚めたようなエネルギーがもたらされ
自由意志を刺激された行動様式をもたらします。
突発な何かが起きてそれに振り回されるようでありながら、
どこかイキイキした感じの感覚をもたらします。
ウラヌスリターンというのは84年に1度、ネイタルの天王星のところに
トランジットの天王星が戻ってきます。
天王星が関わって自由意志を触発され、
自分らしくありたい意志が芽生えるのと同じようにウラヌスリターンでも
自由意志というのを刺激され、そのための知性というのが盛り込まれて
改革意識の書き換えが行われます。
そのことによって地上の世界の執着から解き放たれるような、
宇宙の意志というのをより強く受けられるのでないでしょうか。
総括

天王星は神のような天才的な知恵を授ける惑星となると
類まれな「叡智」、神の意志を人に与えます。
これまで「こうしなければならない」ととらわれていたものが
この年にして??
抜け道があったり矛盾があることにも気づいてゆくでしょう。
