火星期というのは太陽期で自分の目的が理解できて、
そのために社会に自分の存在、やれることを能動的に打ち出していく時期。
この時期になって活力が湧いてきた、ということがあったのでないでしょうか?
若い頃は積極性に欠けていたが、歳をとるにつれて果敢になってきた、としたら
それは火星期に突入して火星を意識できるようになったから。
本当の意味で「積極性」に目覚めていく火星期、
35〜45歳くらいの年代についての考察。
もくじ
「諸刃の剣」の扱い方を学ぶ火星期

火星
年代:中年期
発達年齢領域:35〜45歳
公転周期:約2年
象意:欲求、情熱、意志、サバイバル、女性にとっての好みの男性、理想の男性像
生命の樹:5 ゲブラー(峻厳)
エネルギーが闘争本能につながるのでパワハラなどに注意か。
火星は太陽期に似た「覚醒意識」のようなものがあります。
これも男性原理なので、やはり女性が苦手とするところか。
社会に対して、自分の大人としての態度で外に打ち出していきます。
どういう態度を打ち出していくか、それはただ単に自分のエゴを叩きつけるのでなく
自分の攻撃性を抑えつつ、自らの健全な目的意識、野心と付き合っていく必要があります。
男女ともに火星のディグニティが使いやすい、ネイタルで普段から使っているようであれば
火星エネルギーというのは落とし所がありますが、
そこが難しかったりノーアスペクトだと、
誰かでその火星エネルギーを投影することになります。
特に女性の場合は男性にその火星を投影することになり、
強烈に引っ張ってくれる男性か、ハラスメントという形で翻弄されることもあるでしょう。
この時期は、人生のゴールのために具体的に行動に落とし込んでいきます。
この時期に関して言えば、筋トレなど運動をしたりすることも
火星力を養うには良いとされています。
この時期は社会に自分を打ち出す、と言いました。
自分が周りを引っ張るような立場になります。
会社にしても何らかのプロジェクトにしても
何かと引っ張る立場に任命されやすい時期と言えるでしょう。
ここでは火星の示す積極性、
生きるための獲得エネルギーというのを適切な形にするために
様々な出来事を通して学んでゆきます。
もし火星の適切な力を学んでいないと、
後年になって火星の力が暴発してあらぬ事件を起こしたり、
火星の形が悪い形で出力されかねないからです。
暴走した車の運転や人を傷つけたり。
そうした「悪」の行為に走らぬような、
積極性とブレーキを適切なバランスで使ってゆくことが大事になるのです。
生きるために必要だが、時として誰かを傷つけかねないー
そんな「諸刃の剣」の適切な使い方を、火星期でしっかり身につけていきます。
ミッドライフクライシスとの対峙

火星は「峻厳(ゲブラー)」に相当します。
私たちの人生においては、自らを鍛えるための「峻厳」というものを突きつけられ、
理不尽なことであれば「NO」を叩きつける、跳ね除けなくてはならない、
そのような力を求められます。
火星期に発生する一大イベントと言えばミッドライフクライシス、通称「中年の危機」。
これまで順調に進んでいたものが覆されたり、
時代と自分のギャップの辛さ、そうしたものに対して対処していきます。
急に人生が変わったかのようにこれまでの思想ややってきたことを否定されたり、
誰もがこの激動の時期を迎えると言っていいでしょう。
人は43歳前後でキャリアの進行が滞ると言われています。
それが火星期に当たるわけですね。
海王星同士が90度になる40代前後、
天王星同士が180度になる火星期終わりぎわ前後、
冥王星同士が90度になる40〜43歳前後はそう。
火星期は理不尽に対して「NO」と言ったり、変化を受け入れたり、
火星エネルギーを費やすことから逃げず、
勇気を振り絞って立ち向かうことが大事になってきます。
10天体を全部合わせて「私」が形成されます。
火星期においては「自己実現のためにすべきこと」「戦い」
と言った火星力の健全な力を身につけるシーズン。
持て余したり暴走させることなく健全に使うことで、
木星期や土星期に適切なエネルギーを見に纏うことができるでしょう。
太陽期で目標が分かって、そのための方向に向かうための積極性が生まれる。
「自分の人生、このままでいいのか」という「中年の危機」に翻弄されうる時期。
自分の積み上げてきたものをガラリと変えないといけなかったりして
痛みを感じることもあるでしょう。
しかしここで欲求を抑えたままにすると、
後年でずっとウズウズした状態になります。健全な形で発揮すること。
自分の理想というものを改めて追いかけることを意識させられたり、
世代のギャップを埋めていくこと、思想的価値観を改めて作り直す、など。
この時期にも仕事を変えるようなこと、慣れ親しんだ部署から離れて、
これまでの常識が全く通じない部署に飛ばされるように。
30代が終わって40代とまた世代のステップが変わる時期で、
他者からの見られ方も変わってきます。
予期せぬ変化というのが訪れやすい時期とも言えるでしょう。
避けられない強烈な変容というのもある。自分を変えるということを求められる。
その変化を受け入れて、なお立ち向かうために火星のエネルギーが必要になります。
変化が来る時期は、その惑星のエネルギーから逃げるのでなく、何とかしてものにしないとなりません。
総括

物質世界において不変不動はあり得ません。
楽しかった出来事が長続きしないのもそうだし、
待っていても成功というものはやってこない。
「中年の危機」という一大イベントを自らの積極性で立ち向かっていく。
この時期は人生の曲がり角でなく、ジャンプアップのためにもたらされる
「峻厳」、ゲブラーを乗り越えることで、
自分の中においての「ブレない自分」を作る火力を増強する時期なのです。
