蠍座は「独特の重さ」を乗り越えて「限界突破」し、この世界の普遍性を超えて、真理を知る。

トランスサタニアンをルーラーとする水瓶座、魚座は
ともすれば社会通念に馴染んで生きていく意志に乏しいところがあり
この世界で生きている感覚に馴染みにくいサイン。

蠍座もトランスサタニアンがルーラーで、
別のベクトルでこの世界にないものに没入している、

その執着の有り様は、この世界から幽体離脱をしているような感じ。
一体何に没入しているのだろう?

「一般的」という感覚がズレている?蠍座

冥王星

蠍座というのは扱いづらい惑星が扱いやすく、割とメジャーな惑星が扱いにくいという
冥王星、天王星が相性が良く、月や金星が居心地が悪いところ。

集合無意識的な要素、世代の変革思想に関する理解には良くとも、
一般常識やら自分の足元が不得手というとこになるか。

それゆえか、一般常識に慣れ合っているようで
「どこかズレている」特質を見せるところも。

それは「光」も知っていれば「闇」にも身を委ねるから。

蠍座金星の後半15度以降が愛憎溢れる感情を抱きやすいと解釈する事もあるから
光と闇の両方を見ないとダメなサインなのが分かるところである、
というところにも「一般的」とズレた感性を持つとも言える。

一番辛い「涙の29度」は蠍座

蠍座

「涙の29度」と言うが、実を言うと蠍座以外は対象外という説もあります。
「新しいところに行きたいのに、行けない」のが実に蠍座らしい感じ。

あとほんのちょっとで、射手座という領域なのに。
「なんでこんなこと引き受けてしまったんだ」と

時折「地獄の門」を眼前にした祓魔師の気持ちのように感じた、
というのも、私も過去にあったように思います。

これが29度を持つ者の宿命なのか?と。
人の「闇」を識り、「魔」を穿ち「光」を引き込む。

そんな蠍座の抜き差しならない葛藤、宿命を思わせる。
天蠍宮における「水」の慈悲の色合いとしては
「人の世の闇を識る救済者」と言えばそうなのかもしれません。

「体制への反逆者」という資質

冥王星

権力への反抗というと水瓶座が挙げられるが、
蠍座も大概に権力に対して反抗的な気質もあったりします。

自分が力を手にしたいという欲求からくるものかもしれないし、
無慈悲な権力者の性格に対してかもしれません。

ある人は、世相の権力構造に叛意を示して行政に企画書を叩きつけたし、
ある人は、他人の事情をお構いなしに会社の業務優先な思考回路に叛意を示した。

蠍座が一歩外に出るには「自分の優れた才能を信じること」

蠍座

蠍座が一皮剥けるには「自分」を打ち出していく、
「自分の才能」を信じていくこと。

他者の才能に光るものを見出す才能に優れていて、
自分の繋がっている他者を称えたり自慢しがち。

自分の中の深淵(アビス)に眠る、あらゆる真理を見通す
超サイキックな能力を信じることが大事。

蠍座的には「外」「他者」を見るので
牡牛座的な自分の感覚を取り戻すのが課題と言えるところ。

そして、有り余るパワーを使って大いなることを成し遂げる。
「あなたの才能優れるのに何で使わないの?」

と牡牛座が突っ込んでくれたりする。

サインの前半部分(乙女座まで)は個人にベクトルが向かう領域、
後半部分(天秤座から魚座まで)は他者や社会にベクトルが向かう領域。

乙女座や魚座は「社会」「個人」領域に向かうまでの「調整」部分のため
乙女座が「他者」寄りで、魚座は「個人」寄りと考えます。

ライツ(太陽・月サイン)に持っていると顕著に見えるところ。
牡牛座が「個人」寄りなれば、蠍座は「他者」寄りの領域。

ライツのどちらか片方が社会、かたや個人だと表裏がある人物なのかもしれない。
私はライツ(太陽や月星座)がどっちも後半部分なので

「もっと自分のことを見なさい」というアドバイスが刺さること
この上なかったのです。

蠍座の「限界突破」は、本当に限界値を貫通する

蠍座

蠍座のルーラーは冥王星で、限界を超えるエネルギーをもたらします。
ある事柄の上限が100であるとして、その上限を突っ切っていくイメージ。

時にこの世界の法則、法律を無視して事をなそうとします。

その限界突破するエネルギーから、時にこの世界にない、
目に見えるもの以上のものに価値を見出す、
と言うところで、見えない世界、神秘性という象意があるのでは?

蠍座というのは繋がるための「水」を使って吸収して強くなっていきます。
言い方は悪いが、影響をもらいたい対象を鞍替えしつつ
自らを「変化変容」させて限界突破を目指していきます。

従属する対象が必要、相手ありきのサインではありますが
この蠍座的エネルギーをどう使っていけば良いだろうか?

そんなこんなで蠍座というのは神秘性、限界突破という性質を感じられるサイン。
自分の壁、相手の壁を壊して変えていくサイン。

自分か相手か、どっちかに押し切られる、そのことで「変わる」。
蠍座の初期度数の「観光バス」はゴリ押しするタイプが多いかも?

蠍座というのは再三あるように、
自分が吸着したものの影響というものを利用して自分を変えます。

「水」という情念を使うことで「相手からリソースを引き出す」

蠍座

蠍座や8ハウスには金融的なところで、
どちらかというと借用的な事柄があてがわれるのは
情という強い「水」を使って他者の資材や愛を手繰り寄せるため。

神秘性と紐づけられるのは、感情とか「なんとも言えない見えない力」
を使って引き込んだり、のめり込んだりするところからでしょう。

蠍座は深淵までの浸透力があるから、
誰に対しても徹底的に関わることができるのです。

そのことによって相手からリソースを「もらう」ことがあるし
何かと秘密を保持したいであろう貸借案件に絡む、
というのが考えられるわけですね。

そして、蠍座は対人関係も執着的。
そうした徹底したまでの関わり方による親切さ故か、
それに甘えるかのように、誰もが無理と思う面倒な人の面倒を投げられたり
手こずる仕事を投げつけられたり、何かと闇深案件に奉られやすい傾向、
というのも同時に持ち合わせていると言えるでしょう。

蠍座は強力な「魂」を求めて、そのエネルギーを受け入れて統合して「変性」するのが目的。
魚座は「魂」の救済を求めて統合する。相手の魂が強力かどうかは問わない。

蠍座、冥王星の破壊と再生というのは徹底なる破壊の後に残った本質だけを残して再生するもの。
蠍座って投げたものは返ってくるっていう変法性の法則があると言われるから
ある意味形而上学を生きてるサインと言えるか。

総括

蠍座

極度まで関わることで人の闇と言うところまで知り、
自らの血肉へとしていく蠍座。

面倒なこと、誰かが投げ出した仕事の責任など、
清濁併せ持つ度量があり、それでいて人の全てを知るからこそ
蠍座が「カリスマ」たる所以なのでしょう。

蠍座って「ファミリークラス」のクライアントさんっていない、
決まって難度の高い案件が多いだろうと想定します。

蠍座は「くっつく対象」を決めて動くので自分にベクトルがいかない、だいたい外向き。
誰かの持ち物が良いな、とか「隣の芝生の青さ」を感じる。

そしてだいたい「切っては離れて」というのを人生で繰り返す。
だから思いの外重い。

その重さを乗り越えて、その事象の
ありとあらゆるものを知るのが蠍座の真骨頂ということです。

蠍座が強いほど何でも深く関わってしまうので、
他人が途中投げ出した面倒案件とかを請け負いやすいところ。

受け身で奥手であるが、情が深すぎるので、
誰もが手を焼く面倒な人間を吸い寄せたり、
挙句、地獄の果てまで付き合う事になる。

誰かの面倒ごとを終わらせて「破壊と再生」を済ませる。
居場所がない人の救世主的存在。

蠍座ほど短期バイト」には向かないものはない、と言っても良いでしょう。
金運にも連なるサインではあるが、情念が関わる以上責務もある、ということ。

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