9ハウスの高い精神性を追い求める積極性と社会から求められることに対する受容性。

9ハウスは高い精神性を追い求めるハウス。

遠い世界に対する希求があり、それゆえに外国に移住をすることもあったりします。
知的好奇心もあるが、それが専門的なところに絞られる感じ。

今回は9ハウスについて考察していきます。

9ハウスにおける「受容性」

射手座

3ハウスと9ハウスは対比の関係にあります。

3ハウスは左半球側にいることで能動的であること、
9ハウスは右半球側で受動的であることを案に示しています。

9ハウスの場合は高い次元から降りてくるとか、
あるいは社会で求められる知識ゆえに
社会に属するハウスであり、受容的なハウスよりなのだと考えます。

7ハウス以降は個人の領域でなく、社会的領域なので
他者との連携が必要になってくるようなところ。

サクシデントハウスなので、これをアングルに向けて調整していく感じになります。

9ハウスに近いアングルはMCになる、
つまり社会で達成したいゴールに向けてその調整を行う、ということですね。

9ハウスは普遍的でないことを好み、その知識を社会と共有します。
いわゆる大学のような場所だったり、何らかの組織だったり。

3ハウスは自分独自の知識なので「社会で共有するものでない」という違いか。
1〜6ハウスまでは個人の領域なので、社会に出るまでの訓練期間的な位置付け。

もちろん3ハウスも専門的なことを学ぶ素養はあるが、
サインや惑星によると思います。

9ハウスに惑星があっても海外に縁がない?

9ハウス

私も9ハウスに地球とキロンがあるくらいで、大惑星はないです。
なので海外旅行はあっても海外移住はない、という感じでしょうか。

小惑星が何か一つでもあれば海外に行くとかもあるでしょうが。
9ハウスキロンというのもなかなか複雑な配置と思います。

海外に縁があるようで、海外に出ることに抵抗があって微妙なところだったり。
外国というのに抵抗があったりしたこともありましたね。

言葉が分からないのは辛いなと昔から思っています。

日本語しか分からないのに英語で話しかけられると戸惑ってしまう。
キロンは「終生癒えることの無い傷」を示します。

なのでそうしたキズに向かい合いながら前に進むしかないのだけども。
高い精神性を求めようとするとそこで足をくじかれたりすることが何度かあったかな。

どれだけ理想を高く掲げても、現実的にそれが実現できないとか。
信念を持とうとすると、そこをくじかれてばっかり。

起業塾時代がまさにそうで、優れた知識を求めに行って起業したい、
と周囲に打ち明けたけど、それがうまくいかない。なかなか成功しない。

他の同期生が次々成功していくのを横目に、
自分は失敗する土俵にすら立てずに来てしまって、
「会社の犬であることに輝ける未来などない」と
どれだけ信念を声高に叫ぼうとも
結局は心折れることになって起業を諦めて、今ここにいます。

ただここにキロンがいるおかげで
占星術とかの専門的学問に関して求めていきたい、
そんな色合いがあるのだと思います。これも複合的要素にはなるけども。

総括

9ハウス

9ハウスは高い知識を持つゆえに社会から教えを乞われて
それに対して返すような性質があるのだと考えます。

9ハウスの定位置は射手座で、射手座は「財宝」を求めるサイン。

社会は射手座の求める「財宝」を求めるがゆえに教えを乞う、とすれば
9ハウスは社会に求められる場所であり、そしてなんらかの高い知見、
そして高い信念を持つ、と言えるので無いでしょうか。

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