アラビックパートにおける3大感受点の1つであると言われる
パートオブフェイタリティ。
ここでは「避けられない宿命」という意味合いを持つそうで
感受点の中でも重たい意味合いのようです。
この避けられない運命ともいうべき感受点を考察します。
もくじ
パートオブフェイタリティについて

このパートオブフェイタリティですが、扱っている書籍など
兎角情報が少ない感受点です。
3大感受点の中でも認知度が低い方であることや、
そもそもが運命という深刻なテーマを扱うので、
そこには「死」をはじめとした「避けられない運命」と言ったデリケートなところが出るので
扱いが難しく運用が戸惑われがちなところがあるから。
主に示されるテーマとして
・避けることのできない運命、もしくは転換点
・試練
・代償
・魂の進化成長に必要な痛みや破壊について
と言った感じのものが挙げられます。
ここは土星が計算式に関わってきます。
昼はASC+土星ー太陽、夜はASC+太陽ー土星?
このフェイタリティが土星と関わると試練がどう現れるか、
月や海王星だと感情や霊的才能との繋がり、
アングルに入ると社会的テーマとの関わり、と言った具合にテーマが現れるのでしょう。
それぞれのトランジットとの絡みに注目すべきところかと思います。
ケーススタディ・12ハウス乙女座パートオブフェイタリティ

私の場合は12ハウス乙女座14.55度にパートオブフェイタリティがいます。
12ハウスということで見えない存在であるとか一目につかない場所、
無意識と繋がることが宿命になると考えられます。
見えない世界、魂の深層になる場所で人知れず他者の救済、奉仕、社会的貢献を担うことが
避けられないテーマとなっていると言えるでしょう。
精神世界における自己理解、共感性。乙女座の姿勢である「完璧主義」がカルマに陥らせることも。
12ハウスという「救済」のハウスにおける働きを
誰かに対して「見えない感じの奉仕」をしていることも。
霊的責任、魂の定めといったテーマを背負って生きることになりうる、と考えます。
乙女座数え15度「装飾されたハンカチ」ということで
清潔に保つこと、ピュアである生き方が宿命づけられている?
乙女座パートオブフェイタリティとしては
心身の調整や浄化が宿命たるテーマ。潔癖な性質で完璧主義が足枷となって課題となるでしょう。
心配や不安が拭えないければ、それが人生の試練や新たなステージへの引き金になることも。
12ハウスパートオブフェイタリティとしては
インターネット、潜在意識、無意識、スピリチュアル、精神世界、瞑想、寺院、病院の隔離病棟のように
人目につかない場所での活動、ジャンルにおいての活動が宿命づけられるでしょう。
ある解釈では過去世のカルマであるとか、集合的無意識と繋がるとされています。
12ハウスが「救済」のテーマを持つ場所であれば
自己犠牲や奉仕、統合、スピリチュアルな奉仕貢献がテーマとなるでしょう。
ある時は、神がかった力で人生が導かれる感覚を経験する人もいるかもしれません。
これらをどう生かすか?
12ハウスということであれば一般的にはスピリチュアルの世界で働くこと、
精神的な分野を扱う心理学やヒーリングなどで見えない奉仕をすること、
裏方のような見えない業務で人知れず下支えして貢献することが鍵。
乙女座的には人に見えない不安や痛みを理解してどう言語化するか。
健康管理をすることで精神的な悩みを整理できるでしょう。
瞑想などで潜在意識にアクセスすることで、新たに道を切り開くことになるかも。
私自身がこの解釈をして思い当たるところがいくつかありました。
私自身大っぴらにお手柄になることはなく、
批判されることはあれども感謝をされることもない。
会社でもそういう業種の仕事ばかりでした。
見えないところで他者の下支えをする、というのは
会社にいる頃からずっとやってきました。
「見えるところ」でやるのは、花形の勤めだとずっと思ってきましたから。
他人に「見えないように」仕事をしていたこともあれば、
ヒーリングや占いのように精神世界のものを取り扱う、
といういずれの解釈でも仕事をしてきました。
なるほど、これが「宿命」か、と。
ここにトランジット土星が絡んだ時は精神的な逃げ場を封鎖されて
社会に出ることを余儀なくされた新人時代でした。
そこで「花形を下支えすることの大事さ」を教わったこともありました。
ああ、表舞台に出ないべくして出ないのだ、と。
総括

人は誰もが宿命というものを持っています。
試練のような宿命を示すのがパートオブフェイタリティ。
そこにもまた魂レベルでのテーマがもたらされ、
そしてそこを乗り越えることが魂の転換点とも言えるのでしょう。